【速報】医療事故相次いだ赤穂市民病院 執刀医が初公判で起訴内容認める「脳外科医 竹田くん」で漫画化も
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兵庫県赤穂市の市民病院で6年前、高齢女性の腰の手術中に適切な処置を行わず、重度の障害を負わせたとして、業務上過失傷害の罪に問われた医師の男の裁判が始まり、男は起訴内容について「基本的に認めます。詳細については被告人質問で答えます」などと答えました。
■11件の医療事故に関与…ネット漫画「脳外科医 竹田くん」のモデルに
赤穂市民病院の脳神経外科に勤めていた医師の松井宏樹被告(47)は2020年、70代の女性の腰痛を改善するための手術で、ドリルを使用して誤って脊髄の神経を切断し、女性の足などに重い障害を負わせたとして、業務上過失傷害の罪で在宅起訴されています。女性の足には重いまひが残ったほか、疼痛に苦しめられるようになったということです。 この医療事故をめぐっては、女性とその家族が松井被告と赤穂市に対し、約1億4000万円の損害賠償を求めて提訴。神戸地裁姫路支部は去年、「止血等により視認性の確保が十分でないのに骨の切除を進めるなど、注意義務違反は著しい」と指摘した上で、松井被告と市に対して、あわせて約8900万円の支払いを命じていました。 また、民事裁判の判決の際には、松井被告がほかにも10件の医療事故に関わり、2人が死亡していたことも明らかとなっています。また一連の問題は、被害者の親族によって漫画作品化されていて、「脳外科医 竹田くん」というタイトルでインターネット上に公開されていました。
■業務上過失傷害の罪を問う初公判で被告「基本的に認めます」
9日、神戸地裁姫路支部で始まった初公判では、松井被告は起訴内容について「基本的に認めます」とした上で、「詳細については被告人質問で答えます」と述べました。 そのうえで、弁護側は「松井さん1人に責任があったのか、市や病院の問題にも目を向けないといけない。経験のない手術で指導医に対し、『自分にはできない』と不安を漏らしていて、より重い責任が指導医にもあるのではないか」などと主張しました。 一方の検察側は「被告は器具の操作の基本ができておらず事故が起きるのは容易に予見できる状態だった。視認性が確保できていない状態では止血が必要で優先すべきだった。止血していれば神経を切断することもなかった。」などと指摘しました。
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