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「豊昇龍さんが笑いすぎて柏手打ってた」M-1王者たくろうが語る、優勝を確信した“意外な瞬間”「M-1直前、くまだまさしさんに“大敗北”した日」

2026/02/11 11:05

 
「豊昇龍さんが笑いすぎて柏手打ってた」M-1王者たくろうが語る、優勝を確信した“意外な瞬間”「M-1直前、くまだまさしさんに“大敗北”した日」<Number Web> photograph by Shigeki Yamamoto

結成10年、初のM-1決勝で優勝したたくろう。赤木裕(ネタ作り担当、主にボケ担当、34歳)ときむらバンド(主にツッコミ担当、36歳、写真右)

photograph by

Shigeki Yamamoto

初のM-1決勝で優勝したたくろうのNumberWebインタビュー。『リングアナ』のネタで「KSD 京都産業大学」「ETC 減速せず突っ込みます」など印象的なボケで、一気に会場の空気を変えた。そんな2人が語るM-1の舞台裏。【全3回の中編/前編後編も公開中】

◆◆◆

「俺、そこまで変人じゃないし…」

――たくろうの1本目の得点は861点でした。エバースには届きませんでしたが、9点差で2位に付けます。スタイル自体はさほど大きく変わっていないのに今大会のたくろうはなぜ、こんなに笑えるのかと思っていたら、審査員の駒場(孝)さんが答えを言ってくれました。つまり、赤木さんの挙動不審になるキャラが、より必然となるシチュエーションが用意されていたからだ、と。1本目のネタは、いきなりリングアナウンサーを一緒にやってくれという無茶振りというか、ありえないような設定でしたからね。赤木さんのオドオドしている様子がよりリアルに見えたと。

赤木裕 数年ぐらい前から、きむらさんが変なことを言う感じになってきたんです。架空の映画を見始めるとか。それを一緒にやろうって言われて、僕が「えっ? 何それ? 知らんねんけど」って入っていくパターンが増えてきた。

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きむらバンド 僕は赤木より1年早い2014年にNSCを卒業しているんですけど、芸歴が10年を超えると、関西の新人賞のレースはほとんど出られなくなるんです。僕らはいつもいいところまで行くんですけど優勝まではたどり着けなくて、赤木がそろそろ何か変えていかなきゃと思い始めたというのもあったよな。

赤木 M-1で初めて準決勝に行ったころ、2018年ぐらいは僕の方が変なやつだった。完全におかしな人。でも、俺、そこまで変じゃないしなって思い始めて、何かをやろうって誘われても「いやいや、そんなんおかしいやろ」って言うようになった。その方が本来の自分に近いし。

きむら 多少、抵抗するようになったよな。

エバースが「2」って書いてたんですよ

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――だから見る方も共感できるようになったんですね。

赤木 そうっすね。親友やから付き合う、ぐらいがいちばん見やすいかなと思って。その方が僕も自然にできるんで。どっちがツッコミかっていうと……。

【次ページ】 エバースが「2」って書いてたんですよ

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