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誠実な「不在者投票施設」がある一方で…

開設から四半世紀にわたり不在者投票施設として指定されている、特養「博水の郷」(世田谷区)の田中美佐施設長が言う。

「当施設には約90名の入居者がおり、そのうち50名ほどが投票を希望しています。施設から世田谷区の選管に人数を伝え、投票時の注意事項などの研修を受けたうえで、人数分の投票用紙を受け取るという流れです。記入した投票用紙は、厳重に封をし、施設からまとめて選管に送ります。ちなみに、次の衆院選では期日前の2月3日に投票を実施する予定です。

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入居者の権利を尊重したいという思いで不在者投票を行っています。少しでも雰囲気を出すために、自作の投票箱をご用意しています。ただそれでも、当日、ご気分や体調が悪かったり、ご意向の変更により投票を棄権される方は10名ほどいらっしゃいます。投票中に疲れてしまう方もおり、前回の参院選では終わるまでに3時間ほどかかりました」

この「博水の郷」のように誠実に運営している施設がある一方で、選挙のたびに不正が後を絶たないのはなぜか。それは、制度自体が「性善説」に則っているためだ。

つづく【後編記事】『陰謀論者も真っ青…高市総理も放置する選挙タブー「老人ホームなりすまし投票」のヤバすぎる実態』で引き続き詳報する。

「週刊現代」2026年2月16日号より

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