1・20 2026 - 堀口・暇空第一回。50の訴訟の1ー「Excelのグリッド」へ流し込み、悪意を一件残らず「管理」する司法の強制儀式を目撃する 他
令和8年1月20日、13時12分。 改装を終え数か月がたった東京地裁8階・806号法廷へ続くエレベーターは、底冷えの東京の喧騒を止めるかのように全基がこの階で一度停止する。
定刻をわずかに過ぎた頃、その静けさを破るように颯爽と現れた原告・堀口英利は、傍聴席52席側の視線が突き刺さる中、彫像のように背筋を伸ばし、迷いのない所作で原告席へと着席している。その張りのある背中は、民事7部の法廷内にある合議体の緊張感と相まって、この裁判が決してありふれた争いの一つではないことを無言のうちに物語っていた。
本件(事件番号2万台)は、民事37部、25部、30部、そして高裁21部へと広がりを見せる対・水原清晃(暇空茜)訴訟群の、最新にして最前線の戦場となる。合計50件弱予定とも囁かれる提訴の連なりは、ネット空間にばら撒かれた無数の悪意に対し、一つたりとも泣き寝入りを許さず、すべての権利侵害を司法のテーブルに載せようとする、いわば原告による「執念のしっかい調査」であり、個人の尊厳をかけた包囲網とも言える。ー「原告は訴状を陳述、被告は答弁書を提出、擬制陳述とする」と陪席が言い終わった後、証拠関係に移った。
特筆すべき瞬間は、膨大な証拠群(甲1から甲4の72、一部欠番を含む複雑な記録)を前に、裁判長が一枚の「争点整理表」を提示した時だった。外野(暇空からすれば内野)が嘲笑するそれらのミクロな論点も、原告にとっては譲れない身体性の侵害も含まれ、真実への希求だ。裁判長が示したその表(グリッド)は、原告が抱える生々しい痛みと「矛先を向けられた違和感」を、司法制度が初めて「整理すべき言語(行と列)として受容し、翻訳しようとする試みのように映った。
裁判所が提案した「Microsoft Teams(Teams)で争点整理票をシェアする」、公開法廷から密室のウェブ会議形式への移行。一見、事務的な処理に見えるかもしれない。しかし、背景にあるのは、感情やプライドが複雑に絡み合ったこの複雑な争いを、単なる喧嘩相当として切り捨てるのではなく、「解決可能な司法データ」として丁寧に解きほぐそうとする合議体の覚悟の表れではないか。ーー請求原因は投稿記事1。ほか膨大な量を提出する被告等によるxの投稿は「公益目的の関係」に係る事情として原告が提出・主張していることを陪席は確認した。
孤高で争う者へのひいき目としてみれば、806号法廷で我々が目撃したのは、ネット空間の無限の投稿によって傷つけられた当事者の人間が、物理的な法廷のリソースを極限まで駆使し、自らの尊厳を回復するための執拗な「儀式」を開始していた。 裁判長が作成したあの「表」は、原告・堀口英利の50におよぶ訴えの一つ一つを、司法の判示に刻み込むための、最初の設計図なのかもしれない。
令和8年9月20日13:15 第一回 損害賠償請求事件
原告 堀口英利
被告 水原清晃
事件番号 令和7年ワ略
806号法廷 民亊 7部
・令和8年1月14日 第一回 事件番号1万台 民亊37部
・令和7年12月18日 弁論 事件番号1万台 民亊25部
(前回の期日7年11月6日13時10分 第一回)
・令和7年12月16日 弁論 事件番号1万台 民亊30部
(この日初見、従前非公開期日)
・令和7年8月29日 控訴審判決 事件番号令和6年ネ
千台 高裁民亊21部
・(東京地裁で初見)令和6年6月18日 控訴審第一回
日大・林真理子現理事長に対する澤田元副学長の「法」が組織の「空気」に抗う控訴審や、竹田恒泰氏のSNS上の「勝利宣言」が法廷の進行表の前では無効化される現場、古川祐基の判決、さらには某美容外科での火傷事故の尋問、歌舞伎町の路上でホストクラブ入店拒否の末にコカインと共にコンクリートへ沈んだ女性の絶望まで――。
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