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山本由伸

やまもとよしのぶ

日本の岡山県出身のプロ野球選手。現在はMLBのロサンゼルス・ドジャース所属。
5

概要

生年月日1998年8月17日
出身地岡山県備前市
利腕右投右打
身長・体重178㎝80Kℊ
血液型AB
ポジション投手
経歴宮崎県・都城高校ーオリックス・バファローズ(2016年D4位)→ロサンゼルス・ドジャース(2023年ポスティング)
背番号43(2017~2019年)→18(2020年~)

経歴

プロ入りまで

野球環境を求めて岡山県・備前中学校から宮崎県・都城高校に入学、高校1年秋から本格的に投手となり、2年時には最速151㎞の速球を投げ注目を集める。

NPB時代

2016年ドラフト4位でオリックス・バファローズ入団、背番号は「43」。

2017年、1年目から先発投手として育成、一軍でも5試合に先発し、1勝1敗、防御率5.32の成績をあげる。

後に侍ジャパンやドジャースでチームメイトとなる大谷翔平とも、この年の9月26日に一度だけだが対戦をしている。結果は2打数1安打1打点(見逃し三振中犠飛、中前打)で、試合は日本ハムが6-2で勝利している。結果的に白星こそつかなかったものの、山本は立ち上がりに大谷を含む日本ハム打者陣から3者連続三振を奪うなど、当時から既に大器の片鱗も見せており、試合後に大谷も「今年対戦した投手で一番」と述べている。

しかし、当時の投球は肘にかなり負担がかかっており、登板間隔も10日に1度と長かったことから、専属ドクターの矢田と相談して後にアーム投げと言われる独自のフォーム改造に着手する。

2018年シーズンはセットアッパーとして起用、54試合に登板し、4勝2敗1セーブ32ホールド、防御率2.89の成績をあげる。なお32ホールドは2018年2位の成績である。

2019年シーズンは先発ローテの金子千尋西勇輝が移籍したことにより先発再転向、20試合に登板し、8勝6敗、防御率1.95の成績をあげ最優秀防御率のタイトルを獲得。

2020年より背番号「18」に変更。千賀滉大と同数で最多奪三振のタイトルを獲得。

2021年、初の開幕投手に抜擢され、防御率1.39、18勝、球団記録となる15連勝と圧倒的な数字を残し投手タイトル四冠を達成。球界を代表するエースへと成長し、25年ぶりのリーグ優勝の立役者となる。沢村賞も満場一致で獲得し、MVP、ベストナイン、ゴールデングラブ賞などタイトルを総なめにした。

2022年6月18日の西武戦でノーヒットノーランを達成。2年連続で投手4冠を獲得、2年連続沢村賞・MVPの快挙を達成した。しかし、日本シリーズ第一戦で脇腹痛を発症(優勝者インタビューによると、投げる前から違和感を感じていたが、本人が行かせて下さいと志願したそうだ)。未だ日本シリーズ未勝利に終わるも、オリックスの26年ぶりとなる日本一決定時には歓喜の輪に混じって、喜びを爆発させていた。

2023年には、第5回WBCに召集され、侍ジャパンの一員として活躍。1次リーグのオーストラリア戦と準決勝のメキシコ戦で登板した。

レギュラーシーズンでは、9月9日のロッテ戦で2年連続となるノーヒットノーランを達成。2リーグ制後では史上初で、1リーグ時代を含めると82年ぶりの快挙となった。この年は最終的に16勝6敗、防御率1.21という高成績をマークし、チームの2年連続のリーグ優勝に大きく貢献、その年の投手タイトルを最多セーブ賞以外は総なめにする(投手四冠)という圧巻振りであった。特に防御率は自身のキャリアハイで、歴代パ・リーグ投手では稲尾和久に次ぐ第2位(セ・リーグを含めると第5位、戦前戦中の1リーグ時代まで含めれば26位)である。

ポストシーズンでは、クライマックスシリーズのファイナルステージと日本シリーズの第1戦・第6戦で登板。第1戦では岡田監督の指示により、低めの投球を狙った阪神打線の猛攻に遭い、自己ワーストとなる7失点を喫し、敗戦投手となる。しかし、リベンジを誓って登板した第6戦では一転して圧巻のピッチングを見せ、9回138球1失点完投、さらに日本シリーズ新記録となる14奪三振を奪う好投を見せ、日本シリーズで初白星を挙げた。チームは第7戦で阪神に敗れたために、日本シリーズ連覇は逃したものの、ファンに強烈な印象を残したことだろう。

メジャー挑戦の表明

2023年シーズン終了後にポスティングシステムを利用したメジャー挑戦を行うことを表明

一応、シーズン開始前から関係者の間では彼のメジャー挑戦は有力視されており、本人もシーズン中にアメリカ人の代理人:ジョエル・ウルフ氏と契約を結ぶなど動きは見せていた。また、これを踏まえて日本代表として召集された第5回WBCや2023年シーズン中は(上記の2度目のノーノー達成時も含めて)彼の登板試合に多くのメジャー関係者が視察に訪れていた。

2023年オフには、同年にフリーエージェントとなった大谷翔平に次ぐオフシーズンの目玉として取り上げられるなど、海の向こうのアメリカでも彼は大きな注目の的となった。

計15球団が名乗りを上げる大争奪戦となったが、最終的にナ・リーグ西地区の名門球団であるロサンゼルス・ドジャース12年総額3億2,500万ドル(463億円・オプトアウトあり)の大型契約を結び、山本を獲得した。

この金額はそれまで日本人投手最高であった田中将大の7年1億5500万ドル…はおろか、二刀流選手である大谷翔平を除けば、これまで最高とされていたゲリット・コール投手(ヤンキース)の9年3億2400万ドルを凌ぐMLB投手史上最大規模の契約となった(なお、このことからあまり話題になっていないが、ドジャースが1人の投手と12年契約を結んだのは、今回の山本が初のケースである。また、ドジャースがオプトアウトを付ける例も滅多にない事である)。MLBで1球も投げていない投手としては正に破格と言っても過言ではない契約であり、日米のファンや識者からは、この契約内容に疑問を呈する見方も多いが、(この年のFA市場では先発投手が軒並み価格が高騰化していたことを差し引いても)山本選手がMLBでもどれだけ期待されていたかが窺えると言えるだろう。

その後、12月28日(現地時間27日)に正式に入団が発表された。背番号はオリックス時代から引き続き18番を使用(ドジャースでは、過去に黒田博樹前田健太(現楽天)が使用していた)。同日はドジャースは勿論、MLBの公式SNSや公式HPも山本の話題を立て続けに投稿するなどお祭り騒ぎになった。

また、これによりドジャースは大谷翔平と山本由伸という日本球界を代表する選手2人を擁する前代未聞の事態となり、日本の野球ファンやメディアから大きな注目を集めることとなった(ドジャースも含め、過去に日本人選手が同一のメジャー球団に複数名在籍していた事例は多いが、MVPクラスのスター選手2名が同時に在籍という事態は今回が初である)。ちなみに、大谷自身も先発投手不足に悩む球団側に山本の獲得を提言したり、自らもフレディ・フリーマン選手やチームの正捕手であるウィル・スミス選手らと共に山本選手との面談に参加してドジャース入りを勧めるなど、積極的なリクルートに動いていた(ただし、山本によると面談の際に大谷からは積極的に勧誘されるような言葉は受けず、逆に「自分にとって後悔の無い最高の決断をしてほしいし、そのためなら何でも相談に乗る」というねぎらいの言葉を受けたという)。

MLB時代

公式戦には3月21日、韓国ソウル高尺スカイドームで行われたMLBソウルシリーズにて先発として初出場を果たすも1回5失点とメジャーの洗礼を受け降板、ほろ苦いデビューとなった。

アメリカに戻っての4月6日カブス戦にて五回までを被安打3、無失点と好投し、MLB初勝利を挙げた。

しかし、6月に右肩の故障で負傷者リスト入りし、一時離脱。その後、マイナーでのリハビリ登板を経て、シーズン終盤の9月から戦列に復帰した(ちなみに、復帰戦はシカゴ・カブス戦で、同年に海を渡った今永昇太との日本人投手の先発対決となり、さらに鈴木誠也や大谷翔平も先発出場したことから、日本人選手4人が揃い踏みするという豪華な事態となった)。

最終的なシーズン成績は登板18(90.0回) 7勝2敗 105奪三振 防御率3.00 WHIP1.11という結果となった。

ポストシーズンでは、タイラー・グラスナウクレイトン・カーショウギャビン・ストーンといったレギュラーシーズンで中核を担っていた先発投手陣が軒並み故障で離脱したため、ジャック・フラハティウォーカー・ビューラーと共に先発投手陣の一角として活躍。

地区シリーズ1戦目のパドレス戦でこそやや不甲斐ない投球を見せたものの、それ以降は見違える投球を見せ、パドレスとの2戦目(地区シリーズ突破のかかった大一番で、先輩のダルビッシュ有との投げ合いだった)、リーグ優勝決定戦のメッツ戦、そしてワールドシリーズのヤンキース戦では素晴らしいピッチングを見せ、チームの4年振り8度目のワールドシリーズ制覇に大きく貢献した。ちなみに、ワールドシリーズで勝ち投手となった日本人選手としては2007年の松坂大輔以来2人目の快挙となった。

シーズン終了後、かつての自身と同じくポスティングを利用してメジャー挑戦を表明していた佐々木朗希投手の契約交渉の場に参加していたことが報じられた。佐々木とはパ・リーグ時代に鎬を削り合う間柄であった一方、WBC第5回大会では共に侍ジャパンの一員としてチームを世界一に導いた“戦友”とも言える間柄。そして、前年度に大谷の勧誘を受けた山本が、今度は後輩の佐々木の勧誘をする側に回るという、日本人選手同士のや縦の繋がりが垣間見えるエピソードである。

なお、最終的に佐々木はドジャースへの入団を選択しており、山本も佐々木の獲得に一役買うことになったと言える。

2025年、アメリカ本土に先駆けて東京ドームで行われたMLB公式戦ではシカゴ・カブス今永昇太と日本人対決を制し、今シーズン初勝利を挙げた。

この年は、試合によりコンディションの落差が大きく、与四死球率が増加したものの、総合的にはチームのエースとして安定したピッチングを見せ、渡米後初の二桁勝利と規定投球回到達もマークした。

その上で「200個以上の奪三振」「防御率2.50未満」「被打率.200未満」「WHIP(1イニングあたりに許した走者)1.00未満」「許した長打が35本未満」というボブ・ギブソン以来メジャー二人目の記録も達しており歴史に残るシーズンでもあった。

ポストシーズンでもシンシナティ・レッズ戦(先発1回)、フィラデルフィア・フィリーズ戦(先発1回)、ミルウォーキー・ブルワーズ戦(先発1回)、トロント・ブルージェイズ戦(先発が2回とリリーフ登板が1回)で登板。フィリーズ戦以外で黒星を付けられずに非常に安定したピッチングを見せ、ブルワーズ戦とブルージェイズ戦(2戦目)ではなんと完投を達成。優勝の掛かった大一番であるワールドシリーズ第7戦ではなんと連投かつ渡米後初のリリーフ登板を任される。疲労の影響もあってか終盤で多少出塁を許す場面はあったものの、最後まで相手に流れを渡さず、そのまま3アウトをもぎ取って勝ち切り、ワールドシリーズ胴上げ投手となった(これにより、この年だけでワールドシリーズで3勝を上げた。これは2001年ランディ・ジョンソン以来かつ通算4人目の快挙)。リリーフ陣の消耗が激しかったドジャースでまさに大車輪の活躍をしたと言え、この功績が認められ、松井秀喜氏以来日本人選手では2人目となるワールドシリーズMVPに選ばれた

  • 実際、ワールドシリーズでは山本以外の先発投手陣がブルージェイズ打線に打ち込まれる展開が目立つなど精彩を欠き、打者陣も大谷以外はあまり調子が上がっていない状態だったため、山本の快投がなければ冗談抜きでドジャースの連覇は不可能だっただろうと見る向きは強い。
  • 結果的に実現しなかったが、延長18回まで縺れた第3戦でも、ドジャースがリリーフ投手をすべて使い切った際、前日に完投するまで投げていたにもかかわらず自ら志願して登板しようとした(これには様子を間近で見ていた佐々木朗希も思わず「マジ!?」と呟いて驚いていた程)。しかし、山本にこれ以上負担をかけるわけにはいかないと奮起したフレディ・フリーマンが、この直後に執念のサヨナラホームランを打ったことで辛くもドジャースは勝利を収めた。結果的に登板こそしなかったものの、山本の勝利に対する献身性や執念がドジャースへの勝利を呼び込んだ形となったと言える。

一方で、登板試合で野手陣がヒットを打ってくれなかったり、リリーフ陣が投壊して勝利投手の権利を消されたりとチームのムエンゴに泣かされることも多く、9月にはその極致とも言うべき事態に見舞われている(後述)。

特徴

最速159km/hの速球を軸に、スライダー・スプリット・カーブ・チェンジアップ・シュート・カットボールなど、多彩な変化球を投げ分ける。

先発転向当初はなかなか援護がなく、それで力尽きて一発を浴びたり崩れたりすることが多かったが、2021年より入団したベテラン投手、能見篤史のアドバイスで試合中のメンタルコントロール術を習得。粘り強くなり、今や日本球界を代表するエースピッチャーへと成長した。

この鋼メンタルは渡米後にさらに磨きがかかっており、ポストシーズンではこれ以上負けられない試合に合計3回(2024年の地区シリーズ第5戦、2025年のワールドシリーズ第6, 7戦)登板し、その全てで勝利投手となっている。多彩な球種を操れるだけでなく、プレッシャーや逆境を跳ねのけることができる精神面の強さもまた山本の強さの秘訣なのだろう。

また、フォームがやり投げからヒントを得た独特なものであることも特徴であり、2022年頃までは二段モーションに近いフォームだったが、23年にはワインドアップポジションからほぼ足を上げないすり足投法に切り替えるなど、改良も怠っていない。

なお、山本の独特の投球フォームは非常に模倣が難しく、無理に真似しようとした選手が逆に調子を崩してしまったこともあるという。山本自身もこのフォームを維持するためにオフの日は専門ドクターの指導の下、数時間にわたる徹底調整を行っている。

なお、ドジャース時代に同僚だったクレイトン・カーショウは山本の投球フォームを絶賛しており、息子に対しても「ピッチャーを目指すなら山本の投球フォームをお手本にするべき」とまで述べていたという。

▲MLB侍(YouTubeチャンネル)「「あなたはいま、ひとつのバイオメカニクスの奇跡を目撃している。」山本由伸(Yoshinobu Yamamoto)の完璧なピッチングメカニクスの裏にある科学。【日本語字幕】」、2025年12月6日投稿。※山本由伸の投球術を生体力学/バイオメカニクス (kb,Wiki) の視点から解説している動画の日本語字幕版。

人物像

試合中、バッターを抑えたり余程のことがない限り表情を崩さないポーカーフェイスで挑んでいる山本だが、オリックスの広報動画ではチームメイトを弄ったりするような様子も見られ、選手のおもしろエピソードを暴露したり、プロスピの対戦企画でチームメイトの若月健矢を操作時、「(現実であまり打っていないので)代打出そう」とネタにしたり、2023年のWBCで負傷選手の交代枠として急遽加入したが出番のなかった山崎颯一郎に対し、帰国後「マイアミ旅行」と揶揄している。

これはドジャースに行ってからもあまり変わっておらず、メジャー初勝利時のインタビューの際に、自分の登板試合に中々ホームランを打てない大谷の事を「僕が登板する時にもホームランを打ってほしい」と述べて弄っている。

自分から練習方法やスタイルを模索していく研究熱心な性格。ルーキー時代から自分の意思をハッキリさせていた事は時に周囲の反発もあったが、成果で認めさせた。

一方で片付けが苦手らしく、ロッカールームはよく散らかっている。

ドジャースに移籍した後も、数日間は綺麗な状態だったが、シーズンが始まって間もない3月の間に既に横にはみ出しかけており、「やっぱりか…」とファンには心配されていた。

人間関係

オリックス時代のチームメイトで2歳年上の頓宮裕真とは実家が隣同士で、少年野球の頃からの付き合いである。

また、カージナルスに所属するラーズ・ヌートバー選手とも侍ジャパンで共闘したことをきっかけに家族ぐるみで付き合いがある。

2023年には、クライマックスシリーズのオリックス戦をヌートバーが観戦に訪れたり、移籍交渉のために渡米した際、自由時間に山本と共に外出をしている様子をヌートバーが自身のSNSにアップする等、その仲の良さは野球ファンの間では広く知られている。

ドジャースでチームメイトとなった大谷翔平選手や佐々木朗希投手とは良き兄弟分関係を築いている。特に大谷選手とは、ルーキーイヤーとなった2024年シーズンに色々助けられることも多かったという。

マネージャーは都城高校の一つ上の先輩にあたる石原与一氏。今は自主トレや渡米時のサポートを行っている。

小学校から中学校時代にかけて石原は山本の憧れの先輩で、高校の進学も相談しており、入学後はルームメイトとして朝に弱い山本を先導していたという。また、山本が在籍していた時代に都城高校でコーチ・監督を務めていたのは石原与一氏の兄、石原太一氏であった。

専属通訳を務めるのはハリウッド映画のスタッフを務めていたという異色の経歴を持つ園田芳大氏。

エピソード

名前の由来

名前の由来は読売ジャイアンツ外野手・元監督高橋由伸氏とされてきたが、母の「由」と父の「伸」を祖母が合わせて名づけたと、山本自身が否定している。

※参考までに埼玉西武ライオンズの水上由伸は、高橋由伸ファンの親から、その名前に肖ったことを公言している。

アメリカでの愛称は「ヨシ」「ヤマモーロ(アメリカ人には"ト"が発音し辛いことから)」。

そこからの連想か、ドジャースのファンからはヨッシーのぬいぐるみがプレゼントされている他、山本の登板試合では『スーパーマリオワールド』の「アスレチックステージ」のBGMが流されるのがお約束となっている。なお、オリックス時代の先輩ダイヤモンドバックス在籍時に同じくヨッシーをネタにされた模様。

子ライオン山本

イニングを三振で抑えた後吠える姿がライオンの赤ちゃんにそっくりだとチームメイトのグラスナウや大谷からネタにされ、翌シーズンには子ライオンのプリントがされた専用グッズまで作られている。

ファンの間でも、チームの公式SNSが山本が吠える写真を投稿した際には、子ライオンの写真を投稿して返信するのがお約束となりつつある。

ホラー山本

2025年のワールドシリーズ第2戦で山本が2戦連続で完投勝利を収めるという快挙を達成すると、MLB公式が映画『呪怨』風にコラージュされたホラーテイストな山本の画像を投稿して話題となった(曰く、「10月に打者に対して悪夢を見せる存在」だからとのこと)。他にもアメリカの大手メディアFOXからもホラー路線でコラージュが作られている。お化けといえば別の日本人投手の専売特許なのだが…

また、この試合では山本が味方の攻撃中、サッカー日本代表監督森保一のようにメモを取っているシーンがすっぱ抜かれ、「日本人が試合中にデスノート書いてる…」と話題に。

試合後には万が一に向けて登板準備していた佐々木朗希が山本に感謝の土下座をしている場面も見られた。

その後、山本は第6戦、第7戦でもブルージェイズ打線を完璧に封じ込めてみせてたため、トロントの野球ファンは冗談抜きで山本に対して大きなトラウマを植え付けられたことだろう…。

球界の優勝請負人?

以下のようにペナントレースや国際大会で多くのタイトル獲得に関与しており、ファンからはネタ交じりに“球界最強の優勝請負人”と言われることもある

ちなみに、プレミア12、オリンピック、WBC、出身国のプロリーグ、MLBの5つで総合優勝を経験したプロ野球選手は世界全体で見ても2024年時点で山本のみ。しかも、ワールドシリーズ制覇に至っては挑戦1年目で達成するという凄まじい運の強さを発揮している(一応、井口資仁・松坂大輔・岡島秀樹等幾つか前例はある)。

国際大会やペナントレースで優勝を手繰り寄せることができるだけの実力もさることながら、相当運にも恵まれている選手と言えるだろう。

日本では何かと大谷選手ばかりが取り上げられ、「漫画の主人公のようだ」と言われるが、掘り出し物からのプロキャリアスタートや、幼少期からの知り合いがプロ入団~MLBに至るまで何かしら関わりがあったこと、ワールドシリーズMVPを大谷より先に獲得したこと等、ある意味では山本もまた漫画の主人公のような存在と言えるのかもしれない

ノーヒットノーランまであと1つからの悪夢すぎるなおド

これも山本の経歴を語るうえで話題に上がるエピソード。

2025年9月6日(日本時間9月7日)のオリオールズとの第2戦に先発登板した山本投手は、3回に四球2つを出した以外は1人のランナーも許さず、序盤から圧巻なピッチングを見せていた。

回を追うごとにノーヒッターへの期待も高まり、球数が100回を既に超えていたものの、ロバーツ監督は9回に山本投手を続投させることを決意する(メジャーでは100球前後で降板が常識だが、ノーヒッターやパーフェクトゲームがかかった試合では安打が打たれるまでは続投が許可される)。

2アウトまではアウトをテンポよく取り、12勝目&渡米後初のノーヒッター達成まであと1人と迫った山本投手であったが、最後の最後でジャクソン・ホリデイ選手にソロHRを打たれてしまい(この時点でLAD 3-1 BOL)、ノーヒッターの達成を逃してしまった(ノーヒッターが達成すれば、野茂英雄氏(2回)と岩隈久志氏(1回)に続く日本人投手3人目4度目の快挙 日米プロでの初のノーヒッター両達成 高校・プロ・メジャーリーグでの全達成 プロ以上での日本人回数記録(3回)に届く大偉業であった。)

ここで山本投手は降板するが、この後登板したリリーフ陣のブレイク・トライネン投手が試合を全く作れず、2塁打⇒四死球の連発で押し出し四球、1点差まで詰め寄られてしまう(LAD 3-2 BOL)。交代で投入されたタナー・スコット投手も悪い流れを断ち切ることができず、最後はエマヌエル・リヴェラ選手に逆転のタイムリーヒットを打たれてしまい、3-4で5連敗。結局ドジャースは山本投手の降板後にアウトを1つも取ることができず、勝利を目前に悪夢すぎる逆転サヨナラ負けを喫するという非常に後味が悪い試合となってしまった(山本投手の12勝目も当然ながら消滅してしまった)。

Losing isn't an option.(敗北は選択肢にない)

2025年10月13日(現地時間、以下同)、ブルワーズとのNLCS第1戦の後で山本が「言ってない」言葉(ただし後に「山本が言った言葉」になる、後述)。

山本「負けるわけにはいかないので」

園田通訳「Losing isn't an option.(負けは選択肢にない)」

と、本人の言葉が強気に意訳されてしまったことによる。

この年のドジャースはブルペンの不調が囁かれており、この日は抑えの佐々木朗希までも炎上した上での辛勝であった。また、おそらく山本の中には上記9月6日のオリオールズ戦におけるノーノー未遂からの大逆転敗北のイメージも残っており、次回登板する山本自身が9回まで投げ切ることを想定した上での発言だったと思われる。

翌14日のカードで山本は9回3安打7奪三振1失点で完投し、ドジャースはNLCSを2連勝。結果的にこの台詞が現実のものとなったことで現地ファンの間で大ブレイクしたのである。

この発言をプリントしたTシャツが登場して売り上げる(選手の中にも練習中に着用している者がいた)などの人気となったが、それだけではなく、このポストシーズン中は大活躍だった山本に対し、

デーブ・ロバーツ監督「彼が人生をかけて投げる今日の試合に賭ける」

クレイトン・カーショウ「今のヨシは150球投げられる」

キケ・ヘルナンデス「相手に少しハンデを与える必要がある、とヨシは言っていた」

ロブ・フリードマン編成本部長「マウンド上の山本の微笑みと頷きは『今からお前らを台無しにする。お前らは何もできない』という意味だ」

など、活躍しすぎるせいで本人の埒外のところで無茶苦茶な言葉を勝手に背負わされるようになってしまう

さらに、日本人ファンも面白がってこの流れに乗っかった結果、

「ブルペンのドアを施錠しておけ、俺が投げる」

「ブルペンのドアを開けろ、俺が投げる」

「俺はキラーだ。相手が倒れかけたらトドメを刺しに行かなければいけない」

「へどが出る。ゼロでなければならないはずだ」

「これが今日お前らが得られる唯一の得点だ」

スプリンガー正しいゴミ箱の使い方を教えてやる

「野手にも反省するところがある」(※)

「僕が投げるときに打ってほしいな、僕の試合はあまり打ってない」(※)

など、本人が実際に言った鬼畜発言と本人が言ってないビッグマウスが入り混じった捏造語録がファンの間で流行してしまった。

何より痛快なのは、実際に本人がこのような発言をしていたとしても文句のつけどころがないほどの圧倒的な成績を残して見せたことだろう。

※は実際に本人が発言した言葉

2025年のワールドシリーズ終了直後のインタビューでは、「気づいたらもう試合が始まって、ブルペンにいて、負けてたけど途中追いついて。気づいたらマウンドにいました」と上記の言ってない名言集に並ぶような発言をしている。

そして、ロサンゼルス凱旋後に行われた優勝報告会では、遂に山本自らがスピーチの中で「You know what? Losing isn't an option!」と発言。名実共に本人公認のネタとなった

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  • 彼を救い出すため

    前に投稿した、全ては大切な人を守るための続きみたいなものです。 思いつかないから書いてるんだぁパァ(?)
  • 君の笑顔が見たいから。

    とりあえず新作パワプロがもうすぐ発売されるので描いた リクエスト欲しいなー
  • 観戦記

    観戦記 令和5年4月14日千葉ロッテマリーンズ対オリックスバファローズ(ZOZOマリンスタジアム)

     読者諸兄諸姉の皆様、初めましての方は初めまして。そうでない方は毎度ご贔屓を賜りまして誠にありがとうございます。ふさ千明でございます。  長らくお待たせしているところにアップするのが観戦記で大変申し訳ありません。  今回書かせていただいたのは4月14日に行われた千葉ロッテマリーンズ対オリックスバファローズの試合なのですが、長年野球を観てきて初めての経験をしたので睡眠時間を削り、また移動時間を使って衝動的に書き上げました。  現在更新が止まっているハーレムチャレンジは私自身の中で引っ掛かっていた部分が解消できましたので少しずつですが進めております。ちょうどこの日球場に向かう新幹線の車中にて書き進め、6000字を超えました。ストーリーとしては予定の半分来たか来ないかくらいです。今しばらくお待ちいただければと思います。具体的には私が艦これの期間限定海域を突破するまで。  最後に。毎度拙い作品ではございますが、読者の皆様に少しでも楽しんでいただけましたら幸いこれに勝るものはありません。今後ともどうか宜しくお願い致します。
  • 名言を捏造されるゲンジツスチール

    今更ですが、フォーエバーヤングと坂井騎手と矢作調教師、藤田社長、その他陣営の皆さんおめでとうございます そしてドジャースの皆さんもおめでとうございます 双方が同日に発生したので、こうして着想を得て書いてみました
  • 漆黒に包まれた者

    一部グロ要素、恋愛表現っぽいのあるのでちょっと閲覧注意かもしれません。 最近小説全然描いてなかった 内容全然考えてない主をお許し下さい(´・ω・`) 素直に言えばねえ、頭がゲームとスマホで死にかけなんだよ笑 そして闇堕ちって、良いよね(?) あと意外とやばい展開もあるかもです 今回大谷さんとダルビッシュも入れてみました。 一応誠也も入れてますが、ほぼ出番ないです そして最近茶番でグロ要素と死亡キャラが増えてきた(汗) でもこういう展開主は好きです(サイコパスやん) 暴走、苦しみ、そして狂い こういう系って大体シリアス展開おきがち(多分) 最近小説を書くのを忘れまくって死にそうです(^q^) パワプロ楽しいよおお

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