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概要

条件としては日本プロ野球では「最低でも9回(ソフトボールは7回)まで試合を行い、打者に対し誰一人として1塁に進ませないで勝利する」というもの(MLBの条件については後述)。ノーヒットノーランとは違い、四球死球、振り逃げ、エラーによる出塁も許されないため、投手だけでなく守る野手にとっても達成までプレッシャーが掛かる記録である。

延長になった場合は勝敗を決するまで続ける事を条件としており、引き分けになった場合やコールドゲーム(=9回まで続かない)となった場合は参考記録扱いとなる。延長タイブレークに入った場合、完全試合は認められなくなる(ただし、ノーヒットノーランは認められる)。

また、複数投手による継投での達成はNPB(日本プロ野球)では認めていない代わりに、「パーフェクトリレー」という言葉が使われているが、MLB(メジャーリーグ)では認めている。

なお、MLBでは2024年現在、実際に継投による完全試合の達成例は無いが、日本では後述の通り2007年の日本シリーズにおいて中日ドラゴンズが達成している他、国際試合では2023年のWBC第5回大会プエルトリコ代表がイスラエル戦で8回コールドの参考記録扱いながらも達成した他、侍ジャパンが2024年の欧州選抜との強化試合の際にも達成している。

完全試合に必要な最少投球数は27球(全ての打者が初球打ちして凡退)である。ノーヒットノーランは申告敬遠やボークの連続による四球で出たランナーをけん制で刺すことで0球達成も可能であるのに対し、完全試合は出塁を許した時点で達成が不可能になるため現在でも27人の打者にそれぞれ1球以上投げる必要がある。

20世紀中の達成者はNPB所属者の方が多かったが、21世紀以降NPBでは佐々木朗希しか達成していないのに対し、MLBでは2012年の3人(フィリップ・ハンバー、マット・ケイン、フェリックス・ヘルナンデス)を含め、8度達成されている。

なお、日米を通じて同じ人物が複数回達成した例は今のところ存在しない

2022年現在、シーズン公式戦においてMLBでは24度、NPBでは16度達成されている。日本の高校野球甲子園では夏は未達成だが、春は2度達成されている。

NPBの球団別で見た場合、最多は国鉄時代のスワローズ(サンケイ買収以降は達成者無し)で、金田正一、森滝義巳、宮地惟友の3人が達成。未達成は阪神ソフトバンク楽天の3球団(前身球団を含める)。なお、消滅球団のうち近鉄が2度達成している。

MLBで日本人投手による達成例は未だに無いが、後述のダルビッシュ有が9回2死まで完全(あと1人のところで失敗)のほか、大家友和が3A時代の2000年に1度達成している。

2010年代以降のプロ意識の変容もあって、NPBでは少なくとも球界内部では完全試合の価値が下がっており、それよりもローテーションを守って規定投球回数を投げたり、勝率を1厘でも上げたり勝ち数を1つでも多く稼いだりすることの価値が上がっている。また、昨今投手全体の傾向として出力が余りに高くなり過ぎ、完全試合=先発完投自体が肉体的にかなりの負担となるため、無理に狙うと選手生命に悪影響が出かねない。佐々木朗希が2試合連続完全試合が懸かっていながら当然の如く途中降板し、それが野球ファンの間でも致し方ないと受け入れられたのはそういう事情もある。

因みに完全試合達成時に選手に贈られる花束は専用に用意されたものではなく、試合前の贈呈イベントで使われる花束の使い回しであるのが基本。それが試合前に無い場合は造花で間に合わせる。

主な記録達成者

※球団名は達成時。

NPB

投手名達成日所属対戦相手備考
藤本英雄1950年6月28日巨人西日本日本プロ野球で初達成、かつ最年長記録(32歳1か月)。青森の試合でカメラマンがおらず、試合の写真が残っていない事でも知られる。またこれにより6月28日はパフェの日とされている。また、東北地方の球場で初の完全試合とノーノーをWで達成
宮地惟友1956年9月19日国鉄広島日本プロ野球史上最少の投球数(79球)で達成
金田正一1957年8月21日国鉄中日日本プロ野球の達成者で唯一人の左腕投手
今井雄太郎1978年8月31日阪急ロッテDH制導入後のパ・リーグでは初めて、かつ昭和最後の達成
槙原寛己1994年5月18日巨人広島平成では唯一、またドーム球場での達成は日米を通じて初にして唯一。2022年4月10日現在セ・リーグ最後の達成者
佐々木朗希2022年4月10日ロッテオリックス21世紀、令和では初めて、また21世紀生まれの投手で初めて達成。13者連続奪三振の日本新記録19奪三振の日本タイ記録も併せて樹立。なお、20歳での完全試合達成はプロ野球史上最年少記録(バッテリーを組んだ松川虎生も完全試合達成捕手では史上唯一の10代であり最年少)。パ・リーグ内において前回の達成時と同一カード結果が逆

MLB

投手名達成日所属対戦相手備考
ジョン・リー・リッチモンド1880年6月12日ルビーレッグスブルース(消滅)プロ野球史上世界初の達成者
ドン・ラーセン1956年10月8日ヤンキースドジャース史上唯一、ポストシーズンでの達成

継投による達成

投手名達成日所属対戦相手備考
山井大介(1-8回)→岩瀬仁紀(9回)2007年11月1日中日日本ハム日本シリーズにおいて継投で達成。継投による唯一の達成であり、日本プロ野球のポストシーズンでは唯一の記録(継投の為参考記録扱い)。その後の山井については「ノーヒットノーラン」を参照。
金丸夢斗(1-2回)→中村優斗(3回)→松山晋也(4回)→渡辺翔太(5回)→隅田知一郎(6-7回)→種市篤暉(8-9回)2024年3月7日日本代表欧州選抜国際試合で9回フルイニングで達成された唯一のパーフェクトリレー

参考記録(コールド試合)

投手名達成日所属対戦相手備考
久保康友2024年6月12日ハンブルク・スティーラーズケルン・カージナルス

主な幻の達成者

投手名達成未遂日所属対戦相手備考
西口文也2005年8月27日西武楽天9回終了まで完全試合だったものの、味方が点を取れないまま延長戦で安打を許し、達成ならず。それ以前にも2度9回2死までノーノー状態にありながら阻止されるなど不運の代名詞と称される
アーマンド・ガララーガ2010年6月2日(現地)タイガースインディアンズ9回2死までパーフェクトに抑え、27人目の打者も一塁ゴロに打ち取って完全試合を達成したかに思われたが、一塁塁審がこれをセーフと誤審し、内野安打とされたことで完全試合を逃した(これは明らかな誤審であり、試合後にリプレイ映像を見たその一塁塁審は自らの誤審を認めガララーガに謝罪したが、記録の訂正は行われなかった)。
杉内俊哉2012年5月30日巨人楽天9回2アウト2ストライクまで行きながら四球で逃すというある意味珍記録。その次の打者を三振にとってノーヒットノーランは達成した。
ダルビッシュ有2013年4月2日レンジャーズアストロズ9回2死までパーフェクトに抑えるものの、マーウィン・ゴンザレスに安打を許し、降板した。
大野雄大2022年5月6日中日阪神9回終了まで完全試合だったものの、味方が点を取れないまま延長戦で安打を許し、達成ならず。

その他の用例

オセロにおいて盤上を一色に染め上げて勝利することを完全試合と呼ぶことがある。

また、テレビゲーム(特に格闘ゲーム)の試合において、相手に点数を一切与えず勝利することを俗に「パーフェクトゲーム」と呼ぶことがある。ただし、野球と被るためなのか「完全試合」とは呼ばず、どちらかといえば「完封試合」と言い換える場合が多い。

関連タグ

野球 プロ野球 MLB

ノーヒットノーラン:いわば完全試合の下位互換。こちらは四死球・振り逃げ・エラーなどによる出塁を許しても、ヒット・ホームランさえ打たれなければ達成可能なモノ。それでも中々お目にかかれない

完封:上記ノーヒットノーランの下位互換。こちらは安打による出塁を許しても、0点に抑えれば達成できる。

佐々木 NPB達成者16度のうち、朗希(2022年、ロッテ)、吉郎(1966年、大洋、対広島)、宏一郎(1970年、近鉄、対南海)の3人が達成。同一姓で複数達成は佐々木が唯一。

17 昭和初(日本プロ野球初)の藤本、平成初(平成唯一)の槇原、令和初の佐々木の背番号は3人とも17(いずれも完全試合達成時)である。

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