落語家の桂歌丸(かつら・うたまる、本名椎名巌=しいな・いわお)さんが2日午前11時43分、慢性閉塞性肺疾患のため、横浜市内の病院で死去した。81歳だった。落語芸術協会会長。体調不良や病気を押して、日本テレビ「笑点」の5代目司会を長く務めた。
歌丸さんは16年5月に50年出演した「笑点」の司会を勇退し、終身名誉司会に就任。勇退後も「笑点」の直前に放送される「もう笑点」(日曜、後5・25)に出演。1日放送にも酸素チューブを装着しながらも元気な姿で出演していた。
1日は、林家三平(47)とともに「おひとりさま大喜利」のコーナーを放送。「おひとり様大喜利のコーナーが参りました。きょうのお相手はすっかり中年太りのこの方…」と三平を紹介すると、三平の「ウェストミンスター寺院!」というボケに、歌丸さんは「幸せな方ですね」と軽妙にツッコミ。
歌丸さんは「今日の問題はね、体操しながら一言。何か体を動かしながら一言言ってください。私がどうしたの?と伺いますから、面白い答えをしてください」というお題を出すと、「面白い答えですからね」と念を押した。
その後、三平が数々の回答を繰り出すも、「運動不足というより、噺(はなし)家としての根本的な問題を抱えているようです」と厳しい言葉。三平は「どうもすいません」と先代譲りのギャグで返すと、歌丸さんは冷静な表情でうなずいていた。