「入学無効は不当」インド人留学生が九大を提訴 推薦書偽造を否定

福岡地裁=福岡市中央区
福岡地裁=福岡市中央区

偽造の推薦書を提出したとして九州大が令和5年の入学許可を昨年12月に無効としたのは、事実誤認で法令の根拠もないとして、インド人留学生の男性(27)が9日、処分取り消しを求め福岡地裁に提訴した。今年3月に修了見込みで「日本で研究を続けたい」と話し、処分の執行停止と、学生の地位を定める仮処分も申し立てた。

訴状によると、九大大学院博士課程の出願に際し、別の国立大で指導を受けていた教員の推薦書を提出。5年4月、総合理工学府に入学した。昨年11月、九大から「推薦書は偽造されたと明らかになっている。弁明の機会を設ける」と文書で通知され、12月に入学を取り消されたとしている。

原告側は、文書は指導教員により真正に作成され、学則に入学許可取り消しに関する明文の規定はないと主張している。

九大は取材に「本人と面談し、指導教員にも聞き取りをして総合的に判断した」と説明した。

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