【衆院選】自民の“おこぼれゾンビ”復活当選に議論 中道は大物3氏の名 れいわは唯一の1議席
自民党が比例代表の重複立候補者が小選挙区で大勝した結果、比例獲得議席が名簿に載せた候補者数を上回る「名簿不足」が相次ぎ、全国4ブロックで計14議席を他党に譲ったことが、SNS上でさまざまな議論を呼んでいる。 【写真】復活当選した“おこぼれゾンビ”の1人 自民党は南関東ブロックでは10議席を獲得できる票を得たが、重複立候補者32人で敗れたのは1人で、比例単独立候補も3人だったため、6議席を他党に譲る形になった。中道改革連合に2議席、日本維新の会、国民民主、れいわ新選組、チームみらいにそれぞれ1議席が割り振られた。れいわは山本譲司氏が復活当選し、今回の衆院選で獲得した唯一の議席となっている。 東京ブロックでは5議席の名簿不足が発生。中道に2議席、国民、参政、チームみらい各1議席ずつを譲った。中道は名簿上位だった公明党出身の岡本三成、河西宏一、大森江里子の3氏が当選した後、小選挙区で敗北した東京6区の落合貴之氏と、「ミスター年金」の呼称で知られる東京27区のベテラン、長妻昭元厚労相が復活当選。長妻氏は、自民から中道に譲られた2議席で、復活当選に届いた形となった。 北陸信越ブロックでも、比例で5議席獲得できる票を得たが、名簿20人のうち重複立候補者17人が全員、小選挙区で当選。比例単独候補が3人しかおらず、中道改革連合に2議席を譲った。これにより、立憲民主党で幹事長などを務めた西村智奈美氏、菊田真紀子副代表が復活当選。中道の比例は4議席となり、自民を上回る形となった。 自民党は中国でも1議席を日本維新の会に譲った。 公選法の規定により、比例名簿に載った候補が全員当選した場合、議席をさらに獲得しても候補者の追加はできない。各党の得票に基づき、ドント式で計算した順位の次点の政党に議席が割り振られることになっている。 高市旋風で14議席もの影響が出たことで、SNS上では、この方式への議論も活発化。「おこぼれ当選」「おこぼれゾンビ」などの呼称も付いた。自民に入った票で他党が議席を得ることに「辞退すべき」などと疑問を示す声がある一方で、「ルールはルール」「議席を取った以上はしっかり仕事をしてほしい」などと受け止める声もある。