概要
九州地方にある県。陸続きで熊本県と佐賀県、大分県に隣接し、海続きで山口県と長崎県に隣接する。
人口は約510万人で全国9位。九州地方の中では圧倒的に多い。
県庁所在地は福岡市。福岡市と北九州市が政令指定都市で、2市で県の人口の半分を占める。さらに久留米市が中核市である。
福岡とは江戸時代に福岡藩の藩主だった黒田家の本貫地(一族の開祖または中興の祖が領地とした場所)の名前であり、元々は備前(岡山県内)の地名である。そのため、歴史的には筑紫や筑前(筑前国)、筑後(筑後国)、豊前(豊前国)の方が古い地名である。
歴史
古代より人の居住が確認されており、朝鮮半島や中国大陸との交易の歴史も古い。金印が出土したことで知られ、『魏志倭人伝』に登場する奴国が存在したほか、邪馬台国の所在地に福岡県を推す説もある。
律令国では筑紫国が置かれたが、後に筑前国と筑後国に分割された。筑前国には「遠の朝廷」と呼ばれた大宰府政庁や迎賓館である鴻臚館が置かれたほか、国防の拠点として水城や大野城などが築かれた。
鎌倉時代には、元(モンゴル帝国)による日本侵略(元寇)の決戦の舞台となり、博多湾沿岸で戦闘が繰り広げられた。
南北朝時代には、懐良親王や菊池武光が率いる南朝方が北朝方と筑後川を挟んで対決。日本三大合戦の一つに数えられる筑後川の戦いで、南朝方は北朝方を壊滅させ、九州一円が南朝方の統治となるきっかけとなった。
中世には博多が貿易都市として栄えたが、戦国時代には龍造寺隆信や大内義隆、大友宗麟、そして島津勢などの九州勢が合戦を繰り広げた。最終的に、豊臣秀吉の元に集まった勢力が島津勢を撃退し、現在の県域は小早川隆景や黒田孝高、小早川秀包、立花宗茂などに与えられた。関ヶ原の戦いの戦後処理で、筑前国は黒田長政に、筑後国は田中吉政に、豊前国は細川忠興に与えられた。しかし筑後国の田中氏は二代で途絶えたため、改めて筑後北部(久留米)は有馬豊氏に、筑後南部(柳川)は立花宗茂に与えられた。さらに、細川忠利が肥後国に転封されたため、新たに小笠原忠真が小倉藩主となった。
江戸時代には、福岡藩と小倉藩、久留米藩、柳河藩、秋月藩などが置かれた。小倉城は天守が復元されたほか、久留米城と柳川城には資料館がある。
明治時代中頃まで九州の中心は熊本だった(今でも国の機関のいくつかが福岡でなく熊本に九州地区の出先機関を置いている)が、日露戦争後に筑豊地域や大牟田の豊富な炭田を背景に北九州工業地帯が形成され、福岡に九州帝国大学(現在の九州大学)が置かれるなど、急激に九州の経済の中心としての地位を確立した。
太平洋戦争中は、八幡がB-29による最初の空襲の目標となったほか、小倉や福岡、久留米、大牟田などの大都市が続々と空襲で灰燼と化した。8月9日の原子爆弾の投下目標は小倉だったが、前日の八幡大空襲の煙が煙幕となり、最終的に長崎に投下された。
戦後は炭坑や北九州工業地帯が復興の足場となり栄えたが、1960年代から70年代にかけて、炭鉱の閉山や重工業の停滞もあって、多くの若者が本州の大都市(東京・名古屋・大阪)に流出して人口減少に陥った。しかし、それがゆえに福岡県出身のタレントが数多く生まれることとなった。一方、山陽新幹線開通で交通の結節点となり、元々商業の盛んだった博多を擁する福岡市は、大手企業や銀行の支店が林立したことで人口が急速に増加。その地位は21世紀に入ってもなお揺らいでおらず、糸島市や福津市などは福岡のベッドタウンとして発展した。
世界遺産の構成遺産が2つ(「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群、明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業)もあるほか、「山本作兵衛炭坑記録画・記録文書」が日本初のユネスコ「世界の記憶」に選定された。
社会
近年、福岡市は福岡県内のみならず九州全体から若者を集めている。一方、北九州市は人口減少数で全国ワーストクラス。20世紀には100万人あった人口も今では90万人台になってしまった。大牟田市に至っては人口がピーク時から半減しており、福岡市とその周辺自治体に人が集まる福岡一極集中の傾向が著しい。
また、全体に雇用情勢の悪い福岡県の中にあって福岡市の失業率は例外的に低いものの、若い男性は少しでも給与の高い仕事を求めて福岡を離れる人も少なくないため、男女比の不均衡(若い女性の結婚難)も大きな問題である。
観光スポットも多く、特に福岡市内や太宰府天満宮は外国人観光客も多い。ただし観光スポットが比較的分散していることや、交通網が発達していることから、オーバーツーリズムによる問題は起きていない。
福岡県は、隣の山口県同様に政治家も多く輩出している。内閣総理大臣を2人(廣田弘毅、麻生太郎)輩出したほか、野党の党首にも福岡出身の人物が複数いる(公明党の神崎武法、社会民主連合書記長の楢橋弥之助など)。保守が強く、自民党の大物議員も多い。土地柄を反映してか、福岡県出身の政治家は口の悪い人が多いと言われているが、芸能人の場合は「キレ芸」等むしろ気性の荒さをウリにしている人も多い(下記参照)。
食文化
麺料理
福岡と言えばとんこつラーメンであるが、博多ラーメンと久留米ラーメン、筑豊ラーメンで微妙に異なり、福岡県で単一に説明できるわけではない。実際、博多ラーメンでお馴染みの「バリカタ」や「替え玉」が無い店舗も多い。
地元民からは、麺料理と言えばどちらかといえばうどんが親しまれている。固めが多いラーメンに反して、うどんは水で絞めたりしないので柔らかめ(わざわざ「煮込みうどん」と表記していることもある)の傾向にある。ごぼう天や丸天などのトッピングや、かしわ飯などのサイドメニューが豊富なのが特徴である。牧のうどんや資さんうどん、ウエスト、人力うどんなどのチェーン店も多い。
お菓子
意外にもご当地銘菓のお菓子が多い。これは、長崎から佐賀を経て小倉に至る長崎街道がシュガーロードの異名を持つほど砂糖の交易でにぎわい、その街道沿いでお菓子作りが発達したために加え、炭鉱労働者の差し入れに甘く手づかみで食べられ、量も多いお菓子が好まれたためである。チロルチョコや東京銘菓のひよ子の起源も、炭鉱が多くあった筑豊である。
治安
統計において、福岡市や北九州市が、他地域や他県と比べて凶悪犯罪が多いというデータは存在しない。
修羅の国
しかしながら、インターネット上では福岡県を修羅の国と呼ぶことがある。その要因としては、福岡県にはあの山口組ですら全く手が出せないと言われているほど凶暴な暴力団が複数存在していること、気性の荒い土地柄であること、それゆえに凶悪犯罪が多いことなどが挙げられる。暴力団関係では道仁会と九州誠道会の抗争や、工藤會による度重なる一般市民襲撃は全国ニュースで何度も報道され、広く知られるところである。
特に工藤會が本拠を置く北九州地域ではこのイメージが顕著で、北九州市に至っては市自ら自虐的なポスターを制作したくらいである。「近寄ってはいけないナンバー」の代表例である筑豊ナンバーが発行されているのも福岡県内である。
ただし、この手のネタの常として誇張が多分に含まれているため、不快に思う県民も多いので、県民の前でこのネタを持ち出すのは要注意。
洗脳・精神的支配事件
福岡県の犯罪傾向として、「洗脳やマインドコントロールといった精神的支配によって、立場的な強者が弱者を閉鎖空間に隔離し、暴力や搾取によって多人数を死に追いやる」という事件がやたら多い事でも知られる。
有名な北九州監禁殺人事件や、福岡リサイクルショップ殺人事件などのように死者が5~10人以上になる事件もあり、他にも太宰府主婦監禁殺人事件や笹栗ママ友洗脳餓死事件、死者は出ていないが従業員女性多数を性奴隷状態にした福岡ペットショップ事件などもニュースを騒がせている。
背景には、こうした犯罪の常套文句「暴力団がバックにいる」がある程度真実味を帯びているように見える(かなえ先生は懲役太郎との対談でそう指摘している)などがあるとも言われている。
飲酒運転
また、飲酒運転の厳罰化のきっかけとなった福岡海の中道大橋飲酒運転事故が発生したという土地柄もあり、飲酒運転の取締りが頻繁に行われている。
そのため「飲酒運転で逮捕」のローカルニュースが非常に多く、飲酒運転が多い土地…と思いがちだが、取締りの頻度もあり、一概に言えないことに注意が必要である。
福岡県の地域
主な自治体
テレビ局
九州でキー局系の地方局が揃っている唯一の県であるほか、NHKは福岡放送局と北九州放送局の2局がある(福岡・筑後地方が福岡放送局、北九州・筑豊地方が北九州放送局)。視聴率競争も激しく、夕方のローカル情報番組はTVQ以外の全局が放送している。
出身有名人
政治家
タレント
男性タレント
…etc.
女性タレント
…etc.
お笑い芸人
…etc.
歌手
俳優
女性俳優
…etc.
男性俳優
…etc.
声優
男性声優
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女性声優
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文化人
作家・詩人
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漫画家
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YouTuber
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