選挙終盤にさしかかると、右の方からも左の方からも、簡単に言えば「相手に権力を渡すとこんな地獄絵図が ...」なる極端な主張が聞こえてくる。戦争とか中国とか、外交安全保障絡みが多いかな。そのような極端なことは実現しないし、なにより日本の社会や制度への無知で軽率な発言だと、自分は見るたびに思う。
たとえ誰が政権を取ったとしても、日本には独裁者は誕生しない。超優秀な官僚機構が常に現実との整合を問い、政党が離合集散し政局を繰り広げて権力闘争をし、衆参両院が議論を繰り広げ、司法が違法な行政を止め、地方自治体が自立し、金融市場が容赦なく売り浴びせ、メディアがチェックし、そしてもちろん国民が声を上げ次の審判を行う。何重もの安全機構がある。それが日本である。
一度の選挙では地獄も天国も出現しない。長い時間をかけて、有権者が審判を繰り返して少しずつ国の形を変え作っていく。それが日本の民主主義だと自分は学び理解し信じている。