石丸氏と対面したのは昨年11月後半。旧知のビジネス界の重鎮らが、上京した石丸氏を囲む会を銀座で開いた際に招かれた。10人ほどの酒の席で「国政や都政を勧められた石丸さんが『いやいやとても』と断ると、『清水さんが都知事をやったら』と誰かが言い出した。俺は石丸さんだったと思う。そうしたら全員が『それは面白い。清水さんは失うものもないしね』と乗り気になって」。
後日、「ちょっとグラッとした」という清水氏が支援を口にしてくれた出席者を訪ねると、「え、本気だったの?」と言われたという。
清水氏はさらに「石丸さんが立候補すると聞いて、『ブルータスよお前もか!』とびっくり。でも政治の世界はこういうことが起こるんだなと実は面白かった。火がついちゃった」と笑って振り返った。
3選を目指す小池百合子知事(71)へは「都民ではなく、大企業のニーズなど、上とか横を向いている」とチクリ。34年間出演した情報番組「噂の! 東京マガジン」(BS-TBS)で、都内で1700件以上のさまざまな現場取材を重ねた経験から、公約では「行政文書を〝黒塗り〟なしで全公開」「『病児保育施設の拡充』を含む子育て支援充実」なども掲げた。
フォークデュオ「あのねのね」は昨年デビュー50周年を迎えた。清水氏は「50~70代の認知度は結構高いらしいが、若い人からもXで『清水国明でいいんじゃね?』とコメントされて励まされている。政治という手法で東京を明るく楽しくし、いい世の中をつくりたい」と話した。
(報道部・丸山汎)