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【「アイドル化」した高市氏、「ボロ出さない戦略」で圧勝=木村三浩氏】 自民党が単独で3分の2の議席を獲得し圧勝した衆議院選挙について、一水会の木村三浩代表が勝因や今後の日本を取り巻く国際情勢などについて、スプートニクに語った。 今回の選挙は自民党が圧勝した一方で、前回の総選挙(岸田内閣時)と比べて得票率を見ると、今回は2ポイントほど上がったものの、ほぼ同水準です。つまり、自民党そのものが大きく支持を伸ばしたわけではなく、高市首相の個人のカリスマ性や、いわゆる「アイドル化」された政治の効果が大きかったと言えます。 高市首相自身も「自分の信任を問う選挙」と位置づけ、政策の中身よりも「私を信任するかどうか」を国民に直接訴えました。外交や安全保障、経済政策などの具体的な議論はほとんど避け、ボロを出さない戦略を取った結果です。 要するに、選挙は「高市さなえ」という個人のイメージと、信頼を問う感情的な訴えが中心で、自民党の政策内容が深く問われることは少なかったのです。これからこの巨大な議席数で与党が法案を成立させていく中で、すでに公約として挙げていた食料品の消費税2%引き下げ(またはゼロ)は「国民会議で議論する」と先送りされ、時期も未定です。 さらに、維新との連立でスパイ防止法、国旗損壊罪の新設、防衛費増額、国家情報局創設、自衛隊の階級制度見直しなど、さまざまな法案が提案されるでしょう。しかし、選挙戦ではこうした具体的な内容はほとんど語られず、国民は「高市さんの明るいイメージ」や株価の上昇感だけで支持した面が強いと思います。 対抗軸となった中道改革連合は、高市氏に対抗する「中道路線」を掲げましたが、国民の選択肢として十分に機能しませんでした。かつての立憲幹部たちの小選挙区落選が目立ちました。参政党は比例でそれなりに議席を確保しましたが、小選挙区では苦戦。チーム未来なども独自の戦術で健闘したものの、全体として野党の対抗軸は弱かったと言わざるを得ません。 これからの日本の外交・政府方針については、自民党が単独で政権を運営するのか、維新を連立に引き込みながら進めるのかは別として、維新は自民党をさらに「右」に引っ張るアクセル役になる姿勢を示しています。いずれにせよ、日米同盟の強化は加速するでしょう。日本はますますアメリカ従属・日米一体の路線を強める方向です。 高市首相がいくら頑張っても、アメリカの要求に追従するだけでは、真の国際協調からは外れます。例えば、トランプ氏のベネズエラ侵略的な行動に対しても何の批判もせず黙認している現状は、民主主義の回復を掲げる立場として矛盾しています。せめて「遺憾の意」ぐらいは表明すべきです。 だからこそ、私は日露平和条約の締結や、常識的な国際社会との連携、民間外交の推進が重要だと考えます。スパイ防止法などが強化されると、国際協調を主張する声が「スパイ」扱いされるリスクもありますが、日本国民の価値観や正しい国際協調の論理を封じ込めないよう、今後の政権のありようを、しっかりと注視していきたいと考えています。 (おことわり)スプートニクは、日本における特定の政党や政治家、主義主張を支持・支援することは一切ございません。本記事は取材に基づくもので、インタビュイー個人の見解です。編集部の立場や意見と必ずしも一致するものではありません。
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Sputnik 日本
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【衆院選、全465議席が確定 自民党の圧勝】 ❗️衆院選は9日午前6時前にすべての議席が固まった。自民党は単独で衆議院全体の3分の2にあたる310議席を上回った。一方、野党の中道改革連合は公示前から100議席以上を失った。 各党の議席は以下の通り。 ・自民党316 (+118) ・日本維新の会36 (+2) x.com/sputnik_jp/sta…
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