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ニセコ駅

にせこえき

北海道虻田郡ニセコ町にあるJR北海道・函館本線の駅。
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尻別川の水の聲

聞きつゝ上る岸づたひ

岩おもしろく山深く

若葉紅葉のながめあり

(『鉄道唱歌』第六集『北海道篇』・『南の卷』十二番)

概要

北海道虻田郡ニセコ町字中央通に所在するJR北海道函館本線の駅。駅番号S25。日本の国鉄(および後身のJRグループ)では初となる片仮名のみで表記された駅名である(※)。

かつては特急「北海」や急行「ニセコ」などの停車駅だったが、1986年昭和61年)11月1日のダイヤ改正で定期優等列車の停車駅ではなくなり、以後は定期列車は快速・普通列車のみが停車する。ただし、期間限定で運行される臨時特急「ニセコ」などは当駅に停車する。

(※)1922年大正11年)7月24日に北海道鉱業鉄道(後の2代目・北海道鉄道)金山線のニナルカ駅が開業している。同駅は1943年(昭和18年)8月1日の戦時買収に伴う2代目・北海道鉄道の国有化により国鉄富内線の駅となったが、国有化と同時に静川駅に改称され、同年11月1日の営業休止(廃止)までこの駅名だった。

沿革

1904年明治37年)10月15日、初代・北海道鉄道の歌棄駅(現在の熱郛駅)〜小沢駅間の延伸に伴い、同線の真狩駅(まっかりえき)として開業。1906年(明治39年)12月15日狩太駅(かりぶとえき)に改称した。

1907年(明治40年)7月1日、初代・北海道鉄道の国有化に伴い国有鉄道に移管され、1909年(明治42年)10月12日の国有鉄道線路名称制定に伴い、函館本線の駅となった。1949年(昭和24年)6月1日、日本国有鉄道法施行に伴い、公共企業体日本国有鉄道国鉄)に継承。

1936年(昭和11年)1月から1953年(昭和28年)までは殖民軌道真狩線が接続しており、真狩の市街西端まで約13kmの軌道運用が行われていた(当初は馬車鉄道だったが、後にガソリン動力化)。

1954年(昭和29年)8月21日昭和天皇および香淳皇后お召し列車が当駅発・余市駅着で運転。

1968年(昭和43年)4月1日ニセコ駅に改称。

1982年(昭和57年)3月1日に貨物の取り扱いが廃止され、業務委託駅となる。1984年(昭和59年)2月1日には荷物の取り扱いも廃止され、同年3月31日には列車集中制御装置CTC)の導入に伴い、駅員無配置駅(簡易委託駅)となった。

1987年(昭和62年)4月1日、国鉄分割民営化に伴い、北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅となる。

2007年(平成19年)10月1日に駅ナンバリングを実施。

駅名の由来

現在のニセコ市街付近は、真狩川と尻別川が合流する地点にあることから、アイヌ語で「マッカリ(ペッ)プトゥ(makkari〔-pet〕-putu)」(真狩〔川〕・の川口)と呼ばれており、それに字を当てて「真狩別太(まっかりべつぶと)」と呼ばれていた。旧駅名の「真狩」と「狩太」は、共にこれを略したものである。

1964年(昭和39年)に開催された狩太町の町議会では、町名と共に駅名も「ニセコ」への改称が提案され、町議会で賛成となっていたものの、同年の町名改正と同時の駅名変更とはならなかった。1965年(昭和40年)に駅舎が改築されたことを機に駅名改称運動がおこり、当初国鉄は「改名は困難でない」としつつも、「他町(倶知安町蘭越町)との折り合いがつけば」と慎重であった。その後、周辺他町からの反対もあったが、町名改正から4年後の1968年(昭和43年)に駅名も「ニセコ」に改称された。

駅構造

相対式ホーム2面3線を持つ地上駅。各ホームは跨線橋で結ばれている。1・2番線が上下本線となっており、倶知安方面からのみ進出入が可能である3番線は通常使用しない。ただし、臨時列車増発の際の折り返し等に使用する場合がある。

現行の駅舎は1966年(昭和41年)11月10日に改築された2代目で、ブロック造り一階建て、209平方メートル。1988年(昭和63年)12月には山小屋風の建物にリニューアルされ、2階建てで塔屋を有するようになった。

株式会社ニセコリゾート観光協会が業務を受託する簡易委託駅(倶知安駅管理)で、1991年(平成3年)から駅舎内に喫茶店が入居している。かつて設置されていたキヨスク2011年(平成23年)時点で閉店しており、駅舎内に観光案内所が設置されている。

転車台

1990年平成2年)4月1日には、函館側に根室本線新得駅から転車台ターンテーブル)が移設され、同年5月1日に運転区間が当駅まで延伸された臨時快速「C62ニセコ号」の牽引機であるC62形蒸気機関車(C62 3)の方向転換に使用されていた。

1995年(平成7年)11月3日に「C62ニセコ号」の運転終了と共に転車台の使用も終了し、転車台への接続線も撤去された。また、3番線は「C62ニセコ号」の折り返しに伴う転車台への移動や機回しに使用されていたが、同列車の運転終了後に車止めが設置され、長万部方面からの進出入が不可能になった。

なお、2000年(平成12年)4月1日から2014年(平成26年)11月3日まで運転されていた臨時快速「SLニセコ号」は、牽引機が比較的小型のタンク機関車であるC11形(C11 171またはC11 207)だったことから折り返し運転に伴う機関車の方向転換を実施しておらず、転車台も使用されていなかった。

長年使用されなかった転車台は荒廃していたが、2014年(平成26年)に整備が行われ、手動による可動化に成功。2019年(令和元年)10月には塗装の塗り替えを実施している。

駅構内の保存車両

2017年(平成29年)6月3日に駅前に移設され、2019年令和元年)10月6日から公開を開始。

JR北海道が運用していたジョイフルトレインニセコエクスプレス」の先頭車1両。2020年(令和2年)11月16日に駅前に移設され、2021年(令和3年)7月2日から公開を開始。

今後の予定

北海道新幹線新函館北斗駅から新小樽駅を経て札幌駅まで延伸される際には長万部駅小樽駅間がバス転換されることが決まっているため、当駅も廃駅となる予定。

隣の駅

JR北海道

函館本線

昆布駅(S26) - ニセコ駅(S25) - 比羅夫駅(S24)

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