円安で若者が“ニッポン脱出”

シドニー郊外で清掃業のアルバイトをする清重雄大さん(32)。働きながら英語を学びたいと、2024年秋にオーストラリアに留学しました。

そんな清重さんが感じた日本との違いが「給料」。

清掃業アルバイト 清重雄大さん(32)
「(日本の)ホテルで働いていた時は時給1500円。その倍以上もらっている。日本と比べたらすごく多いと思いますね」

現在の時給は32オーストラリアドル。日本円にすると約3500円です。週3日、1日8時間勤務し、月36万円以上の収入を得ているといいます。

清掃業アルバイト 清重雄大さん(32)
「物価の違いとかもあったりとか、為替の違いもあるので」

そもそも、最低賃金が世界でトップクラスに高いオーストラリア。その稼ぎを、さらに膨らませたのが日本の「円安」です。時給は、働き始めた時の為替レートと比べると1割増えています。もちろん物価もその分高いですが、今後、日本に帰国するかはわからないといいます。

清掃業アルバイト 清重雄大さん(32)
「海外に来てお金を稼いで日本に帰るにせよ、こっちに住むにせよ、お金を貯めるという意味では魅力的です。日本で働いてもお金が稼げないから海外挑戦しようかなっていう人は増えていると思います」

今増えているという海外での“出稼ぎ”。

元・カナダの鮮魚店アルバイト(27)
「お金的にはカナダの方が(日本より)全然貯まります」

カナダ・トロントで1年間過ごし、5か月前に帰国したという男性。日本では小学校の教員でしたが、夢だったワーキングホリデーにチャレンジ。

カナダでは鮮魚店でのアルバイトで、生計を立てていました。毎月の収入は、チップと合わせて40万円ほど。1年間で貯まった金額は…

元・カナダの鮮魚店アルバイト(27)
「MAX、9968(カナダドル)」

記者
「100万円くらいですよね」

貯金の半分は帰国時に日本円にしましたが、もう半分はまだカナダドルのまま、銀行口座に残しています。

元・カナダの鮮魚店アルバイト(27)
「今後まだまだ円安止まらなさそうなので、持っておけばどんどん増えていくかなと」