岩居 珪
4 months ago
某所でアメリカの人怖怪談と日本の怪談と恐怖の話になったら思考が暴走して宗教や人間の恐怖と対処って?って話に延々それたのでこっちに避難。 ________________ アメリカがジャンプスケアとか人怖系ばかりなのは、これと同じでとっくの昔に叙情的想像の余地ある恐怖というのを排斥してしまったからだと思う。 良く言われてる「キリスト教の影響で『神に退治され得る邪悪しか描かない』」とか、そういう要素は確かにあるだろうけど、 それ以上に科学文明と合理主義、理想論へ邁進はするけどとてつもなく現実主義な社会だから、 常に曖昧模糊としたものにがっしりとした現実の事物っていう肉付けを与える。 だからこそ、それで今までやってた精神的活動が無くなるわけでもないから反動が起こって、 理不尽で正体不明で抵抗不能な存在はクトゥルフやコズミックホラーを産み出し、そこへと集約されていった。 しかし、そこを産み出した世代は産み出しちゃった理由をなんとなく感覚で理解していたけど、 すぐにそんなこと知らんで作品に触れて恐怖した世代が、 体系化して、 合理化して、 動機を設定して、 理解できる肉と形を与えて今に至る。 ゆえにネットでは意味不明系のクトゥルフTRPGシナリオじゃなく、必ず探索者が抵抗し、なんなら異界の存在を「ちょっと強いRPGのボス敵」扱いしてボコすという風情も何もありゃしないリプレイが主流となっているし、 同じく理不尽と不可思議の集積所、都市伝説そのものであるSCP財団も発足から数年で「理解できるアレコレ」や「辻褄があったストーリー体系への集約」が進んで 「強いは強いけど全くの意味不明よりは怖くない名と象」を与えられて失速した。 人は、完全に意味不明で理不尽にも抵抗できない恐怖には耐えられない。 例えば、私のこの書き込み、読み終わった一秒後に貴方は亡くなっているかもしれない。 それは本当に起こりうることだ。 貴方は心臓麻痺や脳卒中などの突然死が世間に存在することを知っているはずだ。 でも、初めに指摘されたとき、「そんなことは無い」と思わなかっただろうか? つまりそれは、十分あり得ることでも「恐怖を受け入れたくないし、常にその恐怖を真っ正面から受け止めては生きていけない、マトモに取り合ったら心が壊れる」ということを如実に現している。 そして、神や仏や怨霊など、何かしら自分の全く知らないし関知もできない理不尽によるものだというオカルティックな物を想起させるこの文章の流れだと「否定」が先に立ったのに、「脳卒中」などの、確率は低くてもより具体的で何かしらの対処は存在する名前や現象の象(かたち)、輪郭を与えられたときは比較的納得はいったのでは無いだろうか? 「いや、そりゃそうだけど、ずいぶん確率低いむちゃくちゃを言うなぁ…」くらいは思ったかもしれないが。 このように、人は「何もかも全く分からない」ことや、「それに自分が左右される」ことを恐怖する。 そして、必死に「人間にとって理解できる象」をあたえて落ち着こうとする。 しかし、「知らない存在に自分を左右されること」は恐怖であるから、 次から次へと「まだ知らない脅威」探しては暴くことをやめられない。 これは野生動物としての人間が生き残ってきた本能的な仕掛けである感情に根差すから、 自分が餓えていたり、攻撃されていたりといった危機的状況でこそ強くなる。 野生であれば攻撃を受けていたり追い込まれている原因を見つけて対処・反撃しなければそれこそ生き残れないのだから。 であるからこそ、現代社会においては、孤立、貧困、劣等感、蔑視や屈辱、老い、病といった痛みにさらされ続けている人ほど自らに起こる自らの力だけではどうにもならない神と悪魔との両方を世界にかたちづくる。 古代においても同様、知的好奇心だけではなく、恐怖の仮託先として悪鬼は産み出されたし、対処できないことは恐怖にさらされ続けることだから神仏が産み出されたし、 それらは当時の人間が感覚的に理解しやすく馴染みやすいかたちである「人格をもった存在」として象を与えられた。 現実的な対処として、古代の科学は存在したが、同時にそこにも「整理され均整がとれて分かりやすいものだと信じたい」思いが先に立ち、陰陽五行説でも四元素説でも神仏の論と融合したり、現実の実験で立証するより哲学的観念を優先して現実にそぐわないものを正しいとしたりしている。 その反省から近現代の科学は実証主義をとったが、 これは今度は、人間の感情に合わせて存在してくれているわけではない自然をありのままに捉えようとした結果、 科学の出す結論に「神仏的救い」が無くなってしまい、なんなら「癌のステージIV?もう、助からないゾ?」みたいに、人によっては信じたって救いの無い現実を突きつける物となった。 だからこそ、信じてもメリットがなく、救われない悩みや恐怖を抱えている人は科学的だったり一般的に論理的な事実を信じることを辞めるという選択肢もとりうる。 これゆえ、自分が恐怖していない部分では、矛盾していようが都合良く一般と同じ説明を信じるなどのイビツな状態も当然に発生する。主観的な気持ちの整理が動機であるから客観的に矛盾してようがある意味当然なのだ。 また、現実的には科学を信じてる多くの人だって、御題目通り一々ものが燃える仕組みを毎回確かめたり、気象の原理や前後関係を観測装置で自ら確かめたりしてるわけではない。 その信じられてる事実を伝えてくれた存在を信用しているだけだし疑うメリットが無いだけだ。 だからここであれに嵌まる人達が一般的事象をなぜ信じないかというのが明らかになる。 つまりは「追い込まれてる」し、 「周囲の一般的な情報源が信用できない」し、 「信じたところで報われない」からだ。 だから「信用できる人間と関係を深め」て、 「追い込まれている原因を排除」し、 「どうしようもない現実と折り合いをつけたり代償行為なりを見つける」ことができれば個人の信仰的な妄念を手離す可能性が出てくる。 これに失敗した代表例はかの山上被告である。 家庭は宗教で崩壊し、自らは就職と職業の維持に失敗し、 山上氏の側を信じてもメリットがあるという状況を母親に提供できなかったし、 家庭が崩壊していたので孤立分断していたし、信用がある意味で相互に失われていた。 一方で母親からみれば、信仰に精神的救いはあるし、 信仰先では、山上氏より生活力のある人物達が存在するし、対処のしようがない息子のふがいなさと未来への恐怖は「悪魔の存在」や「貧困国からの搾取という業」や「侵略の歴史」という対処しうるかたちへと作り替えることができたので、 そちらを信仰するメリットは存在した。 これだから、経済成長は社会の安定に欠かせないと言われるし、 悪影響も多々あったけれど共同体社会というのがどう考えてもめんどくさいのに崩壊するとなると問題視されるし、 税金わざわざとってまで貧困層に支援をするんですね。 真っ当な社会の維持形成、そして迷信の繁茂を防ぐにはそれらが欠かせないから。
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岩居 珪
7 months ago (edited)
なんかの動画のコメ欄に政治家が少子化を推進しているという内容に対する返信で書き込んで消えたやつがクリップボードに残っていたのでこちらに投稿。 こっちも消えるのかな?  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ うーん。ネットでここ数年有名になったユニバース21実験だっけ? 再現性までは知らないけど、限定資源下での集団生物の行動を考えると、日本の人口減少は政治家の失策とだけは思えないんだけど。 90年代の2億人から3億人台まで増やしたアメリカだって、建国からずっと人間使い捨ての移民大国なんだし、イギリスやヨーロッパも植民地があってずっと人の流入が続いていたり、東西冷戦終結のタイミングでの人口変動、そして世話焼きおばさんみたいな性質や中絶を許さないというキリスト教派の影響があったりしたから少子化が抑えられて見えただけだよね? 経済的・物理的フロンティアが見えなかったり、子育てコスト(高学歴社会化や核家族化など)の増加があると、無意識に少子化に走るのは今考えれば自然なことだよ。 むしろ、宗教とか地域とか情(海外なら寄付文化とか)とかの影響を抑えた結果、経済法則や理性的に見えて動物的な競争の選択とかの、欧米近代思想の基本に忠実な少子化現象を、きっちりきっちり実行していったとも言える。 もちろん日本では氷河期のブラック化救済が遅すぎたのはあるけど、80年代に上からの押し付け周囲からのがんじがらめがキツいと、自己責任と自由選択の社会を目指したから不況でも貧者を野放しのああなったわけで、 政府にどうにかしてほしかったなら、産業保護のため、アメリカの圧力無視してロシアや中国と協調したり、あっちこっちコウモリして強権的に要求を通して圧力源の国家を排除したりってレベルのことを求めなきゃいけなかった。 それが現実的に輸出先依存性も国防依存性も高い環境で可能じゃ無かったことくらいわかるだろう?誰が政治家になっていたとしたって限界は現状から大きく変わっていたとは思えない。(小泉改革除く) 周辺圧力に負けて移民を入れるというのはここしばらくの中東不安とスマホ普及で生活情報が伝わったこと、 そしてそれ以上に競争社会で少子化高学歴化が進んだヨーロッパ先進国では、低賃金職に着きたがる者が少なく、工場などは国際競争によりいっそう低賃金労働者を求めていたという前提から、 EUへ東欧圏諸国やトルコまで編入させようと動き続けていたことが挙げられる。 国境による規制的な壁がなくなれば、低賃金の東欧諸国で働く意味を持たない人は次々西欧先進国に流れ込む。 当然これで西欧諸国では人材が選び放題になり、失業者も出てくる。しかし東欧側へは給与が低いため移動したがらず、「移民によって失業した人々(初期)」が産まれる。 次に東欧側は急速な労働人口の減少に見舞われ、労働者を必要とするため、西欧諸国より安い北アフリカや中東地域へと門戸を開く。 同時に西欧先進国は旧植民地や東欧への生産現場移転によるコストカットや、経済発展による消費市場化を目指して人や物の行き来のハードルを下げる。 これらによって中東やインド、アフリカから西欧先進国までの人と物の移動ルートがストローのように開いて、 誰もが比較的低賃金と求め得る中では最大の待遇なら最大の待遇の方を求めるので、結局東欧諸国で全てが止まらず、西欧まで雪崩れ込むことになる。 そして、それを国籍だけで阻むには法律や人権が邪魔をし、経済的なメリットが規制に二の足を踏ませ、 中東情勢の悪化と難民化という人道上の大義名分が、(労働市場の激化、言語対応コストなどの)デメリットくらう国民に対して政府が堂々と主張できる理由を与えた。 これがヨーロッパ難民危機の実際の要因であり、日本などを攻撃して移民を認めさせ、自国民からの攻撃を「世界中で協調して負担していることだ」と抑制を図ろうとしてくる理由だ。 だから、ここまでをみればわかる通り、日本は人口減少の対処が必要で、理性に期待して少子化問題を何度も取り上げたり子ども手当をもうけたりしたけど効果が出ず、もう国民だけでは挽回できないところまで来て海外からの人員が必要、 ヨーロッパは国民のガス抜きに他国にも移民を受け入れてもらうことが必要、 アメリカは自国より日本などに経済で発展されると様々危機が訪れるので抑圧と日本からの利益引き出しが必要、 ということで外圧に負け続けて移民を受け入れようとしているように見えるし、実際外圧はあるけれど、メインは人口回復するとしても、それまで現在の国民だけだと20~30年かかる日本の少子化が問題だし、本当に問題なのは経済的な外圧。 (そんでついでに言うとSDGsでどれだけ「国を捨てて移民しなくても良いや」って国を増やせるかって点も。)