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衆院選2026

高市首相が1月23日に衆議院を解散し、同月27日公示、2月8日投開票の日程で「第51回衆院選」を行うことを表明しました。関連するニュースを特集します。

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「消費税12%」「血を流して」自民候補の不用意な発言、釈明相次ぐ

候補者の発言がSNSで物議を醸し、釈明に追われるケースが相次ぐ(写真はイメージ)=ゲッティ 拡大
候補者の発言がSNSで物議を醸し、釈明に追われるケースが相次ぐ(写真はイメージ)=ゲッティ

 衆院選(8日投開票)で、自民党候補が消費税の増税や軍拡を想起させる不用意な発言をし、その後釈明に追われるケースが相次いでいる。交流サイト(SNS)では「デマだ」などと指摘する投稿がある一方、「これが本音なのでは」といぶかる声も上がる。

 消費税に関する発言が出たのは、1日夜にあったYouTube番組「ReHacQ(リハック)」での東京27区の討論会だった。

 国民民主党の新人、須山卓知氏が「食料品の消費税ゼロを2年間限定でした後、消費税を10%から12%に上げることが今、政府の中で議論されているという記事をみた。実際どうなのか」と質問した。

自らの発言について釈明する黒崎祐一氏の投稿=X(ツイッター)より 拡大
自らの発言について釈明する黒崎祐一氏の投稿=X(ツイッター)より

 自民の新人、黒崎祐一氏は当初、明確に答えなかったが、須山氏が改めて「全くその話は候補者のみなさんには来てないのか」と問うと、黒崎氏は「来てないわけではありません」と否定しなかった。

 この討論が生配信されると、SNSでは「食料品の消費税を2年間ゼロにするために消費税自体を増税して12%にするって、自民党どうかしてませんか?」「自民党が勝ったら消費増税12%に」などの投稿が相次いだ。

 毎日新聞がSNS分析ツール「メルトウォーター」で調べると、「消費税」「12%」を含む投稿は2日だけで約30万件に上った。

 黒崎氏は2日、X(ツイッター)で「自民党内でも政府でも、消費税12%への議論をしている事実は全く無いことを確認しました」と強調した上で「私の発言について、誤解を招く表現があったことをおわびします。事実無根の臆測が広がることがないよう、私自身も説明を尽くしていきたいと思います」と陳謝した。

 首相周辺は「今、増税なんてあり得ない。候補者の不用意な発言で迷惑だ」と苦言を呈したが、騒動が沈静化したわけではない。

 SNSでは、過去に自民の議員が消費税率について「食料品はゼロで、その他を12(%)とかでお願いすることはやっていくべきじゃないか」と話す動画が引用され、「デマと断定する方が無理がある」「消費税12%あり得るやん」などの声がくすぶる。

 候補者の発言が物議を醸したケースはこれだけではない。

自らの発言について釈明する土田慎氏の投稿=X(ツイッター)より 拡大
自らの発言について釈明する土田慎氏の投稿=X(ツイッター)より

 東京13区から立候補した自民前職の土田慎氏は、1月31日にYouTubeで配信された候補者討論会で「日本の医療とか介護とか平和とか安全とか、この素晴らしいインフラを次の世代にしっかりバトンタッチしていく責務が我々政治家、そして皆さんにもあります」と述べた後、こう発言した。

 「国民の皆さんに汗を流してもらわないといけないかもしれないですし、場合によっては血を流していただかないといけないこともあるかもしれません」

 この発言について、SNSでは「ほんとうに怖い。政治家の一番の仕事は戦争を起こさないための命がけの外交なんだと言いたい」「憲法改正も徴兵制もすっとばして『国民を戦場に送る』前提の演説だ」などの投稿が相次いだ。

 土田氏は4日、Xで「日本の課題を解決するために構造改革が必要であり、国民の皆様にとって耳ざわりの悪いことであったとしてもやっていかなければならないという趣旨でお話しさせていただきました。誤解を与えない言葉の選び方をすべきでした、誠に申し訳ございません」と謝罪した。【遠藤修平】

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