「選挙、自民圧勝でしたね」で終わらせてはいけない話があります。
実はその裏で、医療の"命綱"である『高額療養費制度』のルール変更が、静かに進んでいます。
現場の医師として、あえて強い言葉で言わせてください。
これは単なる負担増ではなく、患者さんへの「兵糧攻め」になりかねない。
▼ 何が決まろうとしているのか
政府案のポイントは、主にこの2点です。
① 中間層の負担増(約3割UP)
年収700万円前後の方で、月額上限が現行の8万円台から、将来的には11万円超へ引き上げられる可能性があります。
② 「2年ごとの見直し」規定
一度上がって終わりではありません。気づかぬうちに負担上限が自動的に切り上がる仕組みが導入されようとしています。
▼ 現場で見ている現実
「先生、高い薬はもう無理です」
「お金が続かないので、回数を減らせませんか?」
診察室でこう言われることが、今でもあります。
月3万円の負担増は、数字以上に重い。毎月続く抗がん剤治療や難病治療において、この差額は「治療を続けるか、生活を守るか」という残酷な二択を患者さんに迫ることになります。
もちろん、医療費の財源が限界なのは理解しています。
だからこそ、高市総理には期待しています。
「国を守る」とは、領土だけでなく、そこに生きる国民の生活と健康を守ることでもあるはずです。
今回の選挙での「大勝」は、白紙委任ではありません。
圧倒的な信任を得たからこそ、その重みを受け止め、弱い立場の人々を切り捨てることなく、丁寧な舵取りをしてくれると信じています。もしこのまま機械的な負担増だけが推し進められるなら、その結果に対する全責任は、信任を受けた与党が負うことになります。
病気は誰にでも、突然降りかかります。
皆さんは、この「見直し」を受け入れられますか?
ぜひ、生活実感やご意見を聞かせてください。