対外的にはAIキャンパスを構築するとし、いざ大学構成員が互いに「脱(脫)AI」を勧めるわけだ。 状況がこうなった理由は大学構成員皆が知っている。 本部·教授·学生たちは時代錯誤的行政·権威主義·不道徳などを指摘する。 すべて正しい話だ。
このようにAIの発展による混乱の原因は技術ではなく、大学内部にある。 素顔を表わした大学の行政的·道徳的欠陥は以前のスマートフォンやインターネットが初めて登場した時も明らかになった経緯がある。 スマートフォンやインターネットを活用した不正行為、論文の組み込みなどの行為がそれだ。 このようなことが発生するたびに、大学は刷新するとして委員会などを新設してきただけだ。 古いものの上に看板だけを重ねてきたため、本当の刷新は期待できなかった。
真の刷新を望むなら、新しいものを作る前に古いものをなくさなければならない。 その中で一番先になくさなければならないのは、まさに大学本部を頂点としたトップダウンのコミュニケーションだ。 大学本部がビジョンを提示して推し進めるのは当然だが、問題はそのビジョンが現場と断絶したまま、一部の教授だけが参加した会議室で作られるという点だ。 総長あるいは学長団が委員会を設けた後、そこで企画案や実務者を選定する。 密室で高い方々の顔色をうかがって作られた解決策は、かなり高い割合で誤作動し、その結果、大学は時代変化に遅れを取らざるを得なかった。
そのような側面でAIによる混乱は新しい機会になりうる。 AIは大学がこれまで先送りしてきた刷新努力をこれ以上避けて通れないようにする鏡だ。 これを機に、大学本部の顔色を伺う争いは排除し、AIをどのように大学に成功的に移植できるか、構成員の多様な意見を聞いてみなければならないだろう。
[キム·ソンヒョン社会部記者]