担当アイドルが武道館に立った日の話〜2日目〜
記念すべき担当アイドル如月千早の武道館公演初日は、大盛況のままに幕を閉じました。
さて残すは追加公演。初日で完全にやり切った感があるものの、果たして一体どんなセットリストになるのか……! あとなんかうだうだ引退するとかしないとか言ってるPのエンディングは如何に! といったところで前置きは無しにして以下本編↓
12.やっぱりあなた達はワカってない 如月千早というアイドルを──
昨夜はライブの興奮で中々寝付けず……なんてことはなく、酒の力に加えて泣き過ぎた疲れもあったのか、ベッドに倒れ込むようにすやぷぅして7時起床
チェックアウトギリギリまで粘ったのち、宿泊先のホテルを出発しました
流石にCD物販列も二日目ともなりゃ多少は空いてるだろうし、気持ち早めに行ってワンチャンあったら旧譜買って特典のクリアカードもらっちゃおっカナー……なんて軽く考えるあたり、仲谷さんも長くぬるま湯に浸かり過ぎていた模様
朝食を適当に済ませ、武道館に到着した仲谷の目に飛び込んできたのは──
……なんか、昨日より列長くね???
困惑している仲谷の耳に届く、スタッフの『購入特典の配布終了しておりまーす!』の声
…………ちーちゃんあんたやっぱ凄えよ
グッズ物販に目を向ければ似たようなもので、午前中から既に売り切れの商品がちらりほらり……
早々に物販を諦め、千早のステージ衣装展示を見に中道場を目指します
一緒に展示されていた30MSシリーズのプラモデル、ツアマスやWSのカード、ちびぐるみを眺め、己の内に潜む蒐集欲と闘いながら写真をパシャリ
他にも撮影した写真貼ろうと思ったんですが、ガラス面に仲谷汐とかいうキモオタがしっかり映り込んでるんでね……一部のみ掲載してます
再販するコラボへヌルドンホフュフュヘッドホンや、ゾーガンキンスカルプ(ヘッドスパとか美顔器に使えるEMSマシン)の商品説明に購買意欲をそそられながらついに──
衣装名は『Oath THE ONE』とのこと
間近で見ると改めて分かる造りの精巧さに、デザインを手掛けたオサレカンパニーさんの本気度合いが伺えます。千早の実在性を高めるためにここまでやるのかという驚きと、それ以上に感謝の気持ちで胸がいっぱいでございました
その後、楽屋花や、施設入口前に並んでいたフラワースタンドも一通り堪能してから、一時武道館を離れて昼食へ
いや魚は実家で食い飽きてるもんでさ……とりあえず、豚の生姜焼きとはまた違った味わいでこれも中々美味。そのうち家で試そうと思いつつ、近くの靖国神社にてクッソ遅い初詣をしてから再び武道館へ
相変わらずの物販の盛況っぷりに恐怖を覚えながら、ちょうど物販テントを横切るタイミングで「オリジナルCD完売でーす!」という耳を疑うようなアナウンスが
落胆の声と共に崩れていく物販列を眺めながら、千早の人気を侮っていた己に、改めて恥じ入る仲谷なのでした
13.俺は忘れないからな、今日のこのステージを──
この日は昨日よりも1時間早い15時からの開場ということで、早めに入場待機列へ
周囲のP達の会話から漏れ聞こえる昨日の感想や今日のセトリ予想に、心の中でうんうん頷く仲谷。美味しいですよね、人の感想って
余談ですが、今回は両日共に南口からの入場でした。Xの報告を見た感じ、どうやら記念グッズ付きのチケット購入者は席位置関係なしに一律で南口だった模様
アナザーver.のキービジュアルが描かれたメタルプレートを受け取り、さて緊張の座席ガシャのお時間
昨日が中々の良席だったし、どこの席でも文句は言いません。この瞬間に立ち会えるだけで十分充分……と思いつつ、できれば良い席で観たいという欲を捨てきれないのは人の性
さてどんなもんかしら、と……
……アアアアアリアリアリアリアリ????
予想外の展開に動揺しつつ、案内板の表記に従って、推し活においても初となる、武道館アリーナエリアに足を踏み入れました
うわぁ……武道館の天井……すっごくたかいナリ……(錯乱
昨日より更に近くにそびえ立つ円柱スクリーン。北ブロックの中では若い席番だったこともあり、初日に千早が歩いていた東側の花道も近くに見える……プロデューサー引退前の最後のステージ観賞には勿体無いくらいの良席でした。こりゃ忘れられないライブになるなと確信しましたよ……
昨日と同様に、オーケストラのチューニングのような音だけが響く中、誇張なしに震える手でペンライトやタオルを取り出して、開演に備えます
ほどなくして照明が落ちるステージ
昨日とは比べものにならないくらい近くで映し出される、海と空をイメージしたオープニング映像に圧倒されながら、いよいよ追加公演が幕を開けるのでした
14.今度こそDay2感想
初日に続いて、終演後に公式さんが投稿して下すったセットリストがコチラ↓
またブロックに名前がついてる……⁉︎
各タイトルの意図については、既に色んなPさんが言及されておりますが、ここでは一旦置いときまして、前回に引き続いて各ブロックごとに感想を綴っていきたいと思います。
前回の記事でも書きましたが、あくまで仲谷汐個人が抱いた感想ですから、正解不正解なんてもんはありません。あなたがあの場所で、あるいは配信で感じた"それ"があなたの感想です。
……なのでこの記事は「まーた深読みオタクがなんか言ってて草」くらいの気持ちで流し読みして頂ければ幸いです
2-1.月光
初日に続いて、公演の始まりを告げるのは如月千早の代名詞ともいえる『蒼い鳥』
この日の開場前、空いた時間で初日公演のアーカイブ配信を観てたんですけど、初日の『蒼い鳥』とはなんかちょっと、違う感じがしまして。少し角が取れたというか、肩の力が抜けてるというか
終演後にアーカイブで聴き比べたら理由がわかりました。歌い出しのブレスの音が、初日はやけに耳に残るんです
そのせいか、前日のステージは曲調と相まってどこか息苦しそうな、辛そうな印象を受けておりまして。
初日のテーマ、"如月千早"という物語の始まりと考えると、聴く側に初期の千早の印象を想起させるために、わざとそういう必死な感じの歌い方をしてた……とか? 第1ブロックは"心壊/深海"だし、そういう意味でも息苦しそうな感じを出してたとかそういう……? とまぁこれだけうだうだ言ってて、実は音響バランス調節しただけとかだったら恥ずかしいですよね
が、当時の仲谷さんはそんな違和感の正体には辿り着けず、「今日も千早が武道館に立ってる」という事実を噛み締めるばかりだったという……
改めてアーカイブ観返すと、歌っている千早の表情も初日より少し柔らかいように見受けられるんですよね
『蒼い鳥』が終わり、さて次の曲。初日は『静かな夜に願いを……』でしたが果たして……と、固唾を呑んでいると、会場に響き渡る優しいギターの音色。そしてステージに登る満月。本公演のために作られた新曲『輝夜』が、早くも披露されましたいやマジで早い早い早い汗
千早にとって最初の曲、と言ってもいい『蒼い鳥』の次に、最新の曲をもってくるとは……大幅な曲順の変更に、会場がどよめきます
柔らかな歌声に聴き惚れながらも、頭の隅の方では「次曲は何が来るんだ……?」ともう気が気じゃありません
曲が終わり、拍手の波も引いた数秒の静寂。ステージの上には変わらず月が上っています
唐突に流れ始める、昨日聴いた覚えのないイントロ。ざわつく会場……なーんだっけこれどっかで聴いたことある……あーあれだ、アイマスレディオのやつ、そうだ月下祭! 月下祭d月下祭!!!?
かつて今井麻美さんとたかはし智秋さんがパーソナリティを務めたラジオ番組"THE IDOLM@STER RADIO”。そのDJCD収録の、今井麻美さんの楽曲『月下祭 〜la festa sotto la luna〜』を千早が歌う、という予想外の展開。そりゃ会場もざわつきます。
例えるなら、『ミリオンライブ!』の高山紗代子、島原エレナ、二階堂千鶴の3人が、ライブで『合言葉はWHO』を歌うようなもんです
……かえって分かりづらいかもしれねぇ
驚きはまだ続きます。曲が終わり、なおもどよめきが収まらない会場の空気を、千早の力強い歌声が再び切り裂きます
息も忘れてしまうくらいに こころに絡まるアイヴイ
……アイヴイ!!!!!!!!!!??
前曲以上の大きな歓声が上がる会場。『学園アイドルマスター』初星学園の毒チワワアイドル、月岡手鞠のソロ曲『アイヴイ』をまさかのカバー
いや他ブランドの蒼担当の曲カバーしてくれたら熱いよな、なんて多少の期待はしてましたけど、いざお出しされると頭真っ白になります……ん? てことは残りの4ブランドのカバーもくるかも、ってコト⁉︎
噴き上がる炎に照らされながら情熱的なパフォーマンスを見せる千早の姿に目を奪われながらようやく気付きます。これ単なる追加公演じゃない、歴とした武道館公演のDay2だ……!
振り返ってみると、"月光"という名のブロック名なだけあって、今回は"月"に因んだ楽曲が集められていた模様。さらに、カバーしたアイドル、"月"村手鞠の名前から一文字取っているのもよく考えられてますわ
テーマに近づける意味では、もう一方のソロ曲『Luna say maybe』もアリかと思いましたが、この後のMCで語っていた『以前一緒にしたお仕事』の際に聴いていた楽曲が『アイヴイ』だったが故の選曲だったのかなと
2-2.灯火
「傷付きボロボロになりながら、全力で光を追い続けた軌跡」と紹介された第2ブロック。『Arcadia』『目が逢う瞬間』と、シリアスかつアップテンポな楽曲が続き、前ブロック終わりからの熱狂を加速させたかと思えば、『静かな夜に願いを…』で切なげな雰囲気に一変させます
追い求めて走り出し、進むために別れを決意し、でも温もりを忘れられず、求めてしまう……緩急はありながらも流れとしては自然で、曲順が変わるだけで全然別の物語が浮かび上がってくるもんだなぁと感心していたところにそっとお出しされたのは、『シャイニーカラーズ』illumination STARSの風野灯織のソロ曲『スローモーション』……光を追い続けた軌跡、という今ブロックのテーマ、"灯火"というタイトルにぴったりな選曲だなと。3曲が紡いできた物語の最後、自らの歩みを振り返るような歌詞を、これまでの歩みを慈しむように、千早が優しく歌い上げる姿が涙を誘います
そんでもってまた歌詞がね……ちょっと283プロから離れて久しい身であんまり知った風なこと言えませんが、原曲のイルミネの真乃、めぐるに出逢ったことで変われた、いつしか追いかけていたヒカリになれた灯織が、これまでの歩みを振り返るっていう楽曲のストーリーと、仲間の存在に助けられた千早の物語がところどころリンクしているのを感じて、それがまた泣けるんすよね
一人で平気だと思ってたよでも最近じゃ 帰り道すら 寂しくなるの
あくまで灯織の楽曲のカバーなんですけどね。このフレーズを歌う千早にまた涙が溢れました
2-3.静想
合間のMCにて「歌は生き物で、歌い手と観客が同じ時間に、一緒にページをめくる物語のようなもの。御伽話を辿るように、いっしょにページをめくって欲しい」と語る千早。その言葉の通り、第3ブロックは物語モチーフの楽曲で構成されておりました
一日目と違い、荘厳な伴奏を伴っての『眠り姫』から、本公演初披露の『Little Match Girl』へ。赤く燃え上がるステージの中、青い衣装を見に纏って踊る千早、っていうコントラストが綺麗だったのを覚えております……仲谷さん的に元々振り付けが特徴的でかなり好きな曲なんですが、イントロやサビでその辺しっかり再現してくれていてテンション上がりましたね
そして情熱的な前曲からの緩急が心地良さすら感じる『Snow White』。これが流行りの"ととのう"ってやつでしょうか。え、違う?
降りしきる雪を映し出す円形スクリーンは今日も良い仕事をしよる……ラスサビ前の間奏で、雪を宙に舞上げるような仕草をする千早が可愛くて……歌ってる間もずっと表情が柔らかくて、終始微笑ましい気持ちでございました
そして気になる今ブロックのカバー枠だったんですがね……ここで『ミリオンライブ!』最上静香の『SING MY SONG』に繋げていく構成はもう見事と言う他ありませんでした……スタッフの愛を感じます
その完成度の高さでミリオンP達から大好評のアニメ『アイドルマスターミリオンライブ!』では、後輩を優しく導く先輩としての千早の姿が丁寧に描写されておりました。その劇中で静香が一人、『Snow White』を歌うシーンがあるんですよね。更に言うなら昨年開催された合同ライブ『THE IDOLM@STER 765 MILLIONSTARS HOTCHPOTCH FESTIV@L!! 2』でも静香(田所あずささん)と千早(今井麻美さん)がこの曲をデュエットしておりまして
そんな何かと思い出深い曲をここで披露してくれたもんだから感謝しかありません……音楽に対して人一倍情熱を持っている千早だからこそ、この曲の歌詞、「たった一フレーズを、一小節、一音を輝かすために」っていう言葉の重みが、更に増して感じられました
と、ここで前日に続いて千早のお色直しタイム。
客席に手を振りながら舞台袖へと歩いていく千早の背中を見送り、星空を映す円形スクリーンを眺めながら、熱に浮かされた頭でここからのセットリストに思いを馳せます
この調子でいくと残るは『sideM』の桜庭薫と『シンデレラガールズ』の渋谷凛のソロ……いやでも『月下祭』や『Little Match Girl』の件もあるし、他にも何がくるやら……ぷちます曲来るか? 『choco fondue』か『しっくりとゆkk細氷だぁ!!!!!!!!!
2-4.煌庭
思考の海に沈んでた仲谷さんの意識を一気に引き上げる荘厳なイントロが、後半戦の開幕を告げました。二日連続で『細氷』のステージを観れると思っていなかったので本当に感謝の極みですや……
それはそれとして昨日のアンコール1発目をここに持ってくるってことは、アンコール何やるんだ……? と頭の隅で冷静に考えつつ、ペンライトを振る手も止めて、眼前の千早の姿を脳内カメラに焼き付けます。
キラキラと光るスクリーンのダイヤモンドダストや、天に上る幾筋もの光柱、星が散りばめられた豪華な衣装も相俟ってただただ美しいんですよ……最後までしっかり見届けようと思ってもCメロ辺りから思い出ボムのせいか、涙で前が見えなくなるのが本当に困りもの
続く『my song』で涙腺に更なる追い討ちをかけられるも、『Light year song』の幻想的な風景と、井上拓さんの個性が光るサウンドにテンションを持ち直したところでお出しされるこれまた耳慣れない歌い出し……渋谷凛さんのソロ曲じゃないし、これは……桜庭先生の曲???
というわけで、第4ブロックの最後を飾ったのは、『SideM』DRAMATIC STARS、桜庭薫2曲目のソロ、『My Starry Song』
恥ずかしながら『SrdeM』の方はまだ知識が浅いもんで。1曲目のソロ曲『Because』は知ってたんですけどもね……いやそれにしても、元お医者さんな桜庭薫先生の境遇はアニメだなんだである程度知っていて、それこそ千早に近しいものを感じて気になっていたアイドルだったんですが、そうかこんなに優しい歌詞の曲を歌うようになったんだなと。きょうだいを喪うっていう、同じ痛みを背負っていた者同士だからこそ生まれる歌詞の親和性がね……終演後、改めて本人の歌唱Ver.を聴いたらまた泣けました
あとここでまたgroovotsさんがめちゃくちゃ良い仕事してたのをよく覚えてます……うまく説明できんのですが、sideMのブランドカラーである緑色に光ったり、1体のロボさんが千早の周りを周回しながら他のロボさんに光を分け与えて行ったり……昨日に続いて、場の盛り上げに一役買ってくれておりました
2-5.凛音
今更ですが、2日目はMCの内容がとても良いんですよ。1日目は全体のテーマが"如月千早の物語"だったこともあってか、MCというよりかは幕間の朗読劇っていう側面が強かった感がありまして。いやそのおかげでライブに没頭できたので全然良かったんですがね?
2日目のMCは、成長した今の千早が言葉を紡いでる感がひしひしと伝わってきて……
幕間MCでは『My Starry Song』の歌詞をうけてか、「今度は私が歌で皆さんを、世界中を笑顔で満たせるように」と語ってる姿にまた成長を感じてうんうん頷いてたんですがね
直後に続けて「しっくりと、ゆっくりと」という言葉を発した時点で次曲を察し、思わず声が漏れました
というわけで、アンコール前最終ブロックの開幕は『しっくりと ゆっくりと』が(確か)ライブ初披露……こんなに長いコンテンツでも未だライブ未披露曲がある、というのも中々凄い話
『ぷちます!』の世界観での千早は、本家やミリといった他の千早ともまた違う雰囲気がありまして。追加されたソロ曲の雰囲気も同様で、これはこれでまた好みだったりします。特にこの曲は、思い詰め、生き急いでいるような雰囲気だった千早が「自分のペースで歩いて行こう」っていうメッセージの歌を歌ってるもんだからね……明るい曲調も相俟って、泣けると言うより微笑ましい一曲となっています
こうなってくる『choco fondue』も披露して欲しくなるのは千早Pなら当然ではあるものの、文脈的に今日のセトリに組み込むのは難しそう……アンコールでワンチャン? なんて考えている間にもライブは進行していき、『Coming Smile』『Just be myself!!』と続いていきます。
次はおそらくカバー曲。残る"蒼の系譜"のアイドルは一人。このブロックで披露されてきた楽曲から考えるとおそらくカバーするのは……と思っていたところに響き渡る特徴的なイントロ。会場のP達もほぼ予想できていたのか、一際大きな歓声が上がります
というわけで披露されたのは、『シンデレラガールズ』渋谷凛、1曲目のソロ『Never say never』
この曲、Aメロ序盤で「ふーりん!!!(凛のCVやってる福原綾香さんのあだ名)」って叫ぶ古のコールがあるんですが、この日は会場中から「ちはやー!!!」って聴こえてきたのが面白かったです。流石プロデューサー、適応の速さは見事なもの、と言ったところ。かく言う仲谷さんも叫んでたから、考えてることは大体同じで尚のこと嬉しかったですね
余談ですが、12年前の2014年1月25日はアニマス劇場版『輝きの向こう側へ!』の公開初日。エンディングのスタッフロールにて、街頭ビジョンに映る春香たちのステージを見上げていた凛がアイドルになり、その凛の曲を12年後のこの日に武道館のステージでカバーした……と考えるとなんだか凄くエモみがありますね
曲が終わり、アンコール前最後のMCが始まります
「肩の力を抜いて、笑顔で、私らしく、大切に歌わせて頂きました。あの……私らしく歌えていましたか?」
……そんなん答えるまでもなかろうが!!
ちょっと不安げな千早も可愛いじゃねぇかと思いつつリアクションを返します。
「最後の曲では、ずっと私を支えてくれた全ての人への感謝を伝えたいと思います」
……これぶどーかんで『Thank you!』くるか?
身構える仲谷。ですが、この公演において現実はいつも予想を遥かに上回ってきます
届けたい さよならじゃなくて Yes! ありがとう
……あーーーーー神前暁さん(作曲)繋がりで来たか!!!
初日の『M@STERPIECE』に代わるアンコール前最後の楽曲は、『アイドルマスタースターリットシーズン』のテーマ曲である『GR@TITUDE』!
感謝を伝える、と言う意味でも、他ブランド間を繋いだゲームの主題歌という意味でも納得の選曲です。さらに言うなら、"gratitude"っていうタイトルが、ある意味千早にとって関係が深いと言うか……2007年だか2008年に発売された、千早のバースデー記念CDのタイトルが、まさしく『gratitude』だったんですよね。古参のPさんはそういう意味でもニヤッとした選曲だったのではなかろうかと
それにしてもスタマス、面白かったけど中々難しかったんよな……育成方針ミスって8月だったか9月だったかで危うく詰みかけた記憶が蘇りましたや
とはいえ、苦戦した分思い入れも中々深く、プロジェクトルミナスの面々と走り抜けた1年の思い出まで芋づる式に思い出して、色んな感情とともに涙が込み上げてきたのを覚えてます
たくさんの拍手と感謝の言葉に見送られながら円柱スクリーンが降り、ステージから姿を消す千早。
程なくして始まるアンコールを求める声に合わせて手を叩きつつ、さてどの曲がくるのかと頭を巡らせます……が、思いつかない!
ここでマスピをアンコールに持ってくるとは考えづらいし……約束、は多分くるとして、まさか本当にチョコフォンデュ……いやそれは流石に……歌マスとか……?
結局、早々に予想は諦めて「アンコール」を繰り返すマシンにフォームチェンジしたところでタイミングよく円形ステージの光が消えます
会場に響き渡る、知らないはずなんだけど、何故か凄く聞き覚えがあるこのロングイントロ……
困惑の中、円柱スクリーンに映し出される千早のシルエット……シルエット?
ミリアニ1話での印象深い演出にうまいこと思考がつながり、次曲を察したところでイントロが聞き覚えのあるメロディに変わりました
2-6.新誓(前)
仲間たちのイメージカラーに合わせた光の柱が点灯する中、中心に立つ千早の歌声が響き渡ります
ToP!!!!!!!!!!!!! 始まる物語(ストーリー) 好きな夢描いたら 本当の自分探しに行こう
アンコールパートの開幕を告げたのは、『アイドルマスターステラステージ』の主題歌『ToP!!!!!!!!!!!!!』
ミリオンライブのアニメ第1話でも歌われ、春日未来がアイドルを目指すきっかけとなった一曲です
千早の歌声で紡がれる、聴く人みんなを鼓舞するようなメッセージが心に染み渡ってきます。
特にラスサビ前の「がんばれ!!」がね……耳慣れた1コーラス目の、柔らかめというか、ちょっと控えめな感じの言い方と全然違うんですよ。千早のありったけの気持ちを込めた叫びに聞こえて、驚きと嬉しさのあまり、息が止まりました。春香の「がんばれ!」に触発されてアイドルを志した未来ちゃの気持ちが今ならわかる……目指すか……アイドル……?
仲間やPに支えられてたこの子が気付いたらすっかり応援する側に回っちゃってねぇ……と、心境としては近所のおばあちゃんに近い感じだったかもしれません
余談.担当アイドルの背中を見守る、という体験
読み飛ばし推奨パートです
ちと時を戻して開場前。昨日の感想TLを眺めていると、「北側の座席は殆ど千早の背中を観てた気がする」というポストが散見されておりまして
思い返してみれば、初日の仲谷の座席は南東ブロックでしたが、時々こちらに背中を向ける程度でほぼほぼ千早はこちらを観ていたような……
ただ恐らく裏側のディスプレイでも同じような見え方してるんだろうなー、なんて公演中は考えていたんですが、どうやら千早がこちらに顔を向けている時、裏側ではちゃんと彼女の後ろ姿が映っていた模様……リアリティの追求ってことなのかなと感心しつつ、いざ自分が北側だったらどんな気持ちでライブを観ることになるんだろうと、正直ちょっと不安でした
座席ガシャでアリーナとは言え北ブロックの席を引いた時、頭の隅で思い出すのは先程見かけた北側座席の感想。
ほんの一抹の不安を抱えつつ開演の瞬間を迎えたわけですが、言及されていた通り、確かに背中を観ている時間の割合は多かった印象
基本的な動きとして、どの曲も1コーラス目で南側→2コーラス目で北側→ラスサビで南側、っていう動きで、何曲かは北側スタートもありましたが、曲終わりにこちらを向いていた曲は確かなかった記憶があります
ただ、これが仲谷さん的に本公演の不満点になったかというと決してそんなことはなく、むしろ個人的に楽しめたポイントでしてね?
2日目のステージを観ながら思ったんですよ。ステージに立つアイドルの背中って、普通ファンはそんなに観れないじゃないですか。だってアイドルはいつもファンに向けてパフォーマンスをするんだから
ライブステージでアイドルの背中を観ることができる存在……それは、袖や舞台裏で演出を担当するスタッフ陣。そして彼女達をステージに送り出したプロデューサーなんですよね
そこに気付いた時から、千早の全力のパフォーマンスを享受するいちファンとしてではなく、担当アイドルの一世一代の挑戦を、固唾を呑んで見守るいちプロデューサーの気持ちでステージを観たとき、また別の感動が生まれまして。『細氷』のアウトロなんかもうね……ロングトーンの終わりと共に高々と手を掲げた千早に降り注ぐ万雷の拍手。喝采を一身に浴びるその小さくも頼もしい背中に、千早の担当プロデューサーとして、賛辞の拍手を送りました。勿論号泣しながら
さて、本公演中、両日共に"プロデューサー"という単語を、千早は発しませんでした。初日の『空』前のMC、2日目では『gratitude』前で存在を少し匂わせてくれた感じですかね。
当然だと思います、ファンに向けての挨拶の中でいきなりプロデューサー名指しで感謝を伝えるのは流石に不自然。ここまでリアリティを追求してきた二日間ですからね、勿論そこに不満はありません。
と、思っていたところに、アンコールで歌われたのは『ToP!!!!!!!!!!!!!!』
この曲のタイトルには色んな意味が込められてます。Tは高木社長で、oは事務員の音無小鳥さん、そしてPは我々プロデューサー。13個の"!"は、765プロ所属のアイドル達で、765プロダクション全員を表してるとか。
"To P"と区切ることで、『プロデューサーへ』という意味も込められてるとか
……いや分かんないですよ? 実際このセトリにそういう意図があったのかは。でも、二日間の公演のラストに、プロデューサーへの感謝の気持ちを、一見わかりづらい形で千早が忍ばせていたとか、そんな妄想が思い浮かんじゃったらもうさぁ……しかもまた、最後の「頑張れ!」の時、偶然千早がこちら側を向いてくれてたもんだからさぁ……思っちゃいますよ、きっとこれ以上に綺麗なエンディングはも迎えられないって
……ええ、思っちゃってたのにね?
2-6.新誓(後)
『ToP!!!!!!!!!!!!!』が終わり、最後のMCパート。
別事務所のアイドルの楽曲をカバーしたことに触れ、「覚悟を持って、歌わせてもらった」と、感謝の言葉を述べる千早。
続けて、"武道館に立つこと"について語ります。
「このステージは、アイドルの夢の数だけある」
「その夢は、その人だけのもの。他の誰かが叶えられるものではない」
実際に、舞台に立った一人が口にするからこその重みを感じる、後に続くであろう仲間やライバル達への、激励の言葉に感じられました
「そして、私の夢もここでまだ終わりません」
……おん?
「欲張りかもしれませんが、この景色をまた見たい。何度でも見たい。そう思っています」
……あぁぁぁぁぁあ
歓声が上がる中、思わず天を仰ぎました。やっとこさアイマスから離れ始める決心がついた直後にこの発言。そうだよなーーーー君はそういう子だよ千早……いや、俺も観たいよ? 何度でも観たい……だけどさぁ
頭の中、仲谷Pがドヤ顔しながら問いかけます
「担当アイドルさんはこう仰ってますが???」
葛藤する仲谷をよそに、最後の曲紹介に入ります
「歌をお届けする前に、一つだけお願いがあります」
……おん?
「最後に歌う曲は、『約束』です」
……まさか? という予感がありました
「私にとってたくさんの思い出の詰まった、本当に、本当に大切な歌。でももっともっと想いを一つにするために、翼を広げるために。私と一緒に……一緒にこの歌を歌ってほしいんです」
千早にとっての"歌"という存在の大きさは、それなりに付き合いも長いんでね、よく分かっているつもりです。コール&レスポンスで会場と一体になる春香とは違うタイプ。己の歌声で会場を魅了するアイドル……それが如月千早だと思ってます。
そんな千早の口から「一緒に歌おう」なんて言葉を聞く日がくるとは……"音"を"楽しむ"と書いて音楽。昔何かの本で読んだ言葉が頭を過りました。まさに今千早は、歌うことが楽しくて、それを会場の観客と共有しようとしているんだなと
「私と、応援するすべての夢を、必ずこの場所へ連れてくる」
「そして、これから新たに夢を描くあなたとの、新しい"約束"です」
さぁ歌いましょう、と微笑む千早の顔を観た瞬間、仲谷ん中で一つ諦めがつきました
そして始まる、追加公演……そして二日にわたる武道館単独公演のラストを飾るナンバー『約束』
配信ではちょっと音が小さかったり、ズレがありますが、現地は本当に凄かったですよ。円柱スクリーンに歌詞が出ていたこともあってか、皆さんめっちゃ声出ててさぁ……ラスサビでこちらにマイクを向けてきた瞬間の驚きと感動は忘れられませんね。そこまでこっちに己のステージを預けてくれるのかと……。
最後のハミングで涙がこみあげたのか、声を詰まらせる千早の姿に、会場の歌声が一際大きくなったのは決して気のせいじゃないはず。アニメでもステージで歌えない千早を仲間が支えたように、武道館では会場の我々が千早の歌を支えているんだと思ったらね……最後の最後にして、最高の一体感を感じられました
曲が終わり、拍手が起こるまでの数秒の静寂。会場のそこかしこから鼻をすする音が聞こえてきたのがとても記憶に残ってます……こんなんされたらそら泣くわ
万雷の拍手に包まれながら、涙声でもしっかりと最後の挨拶を告げる千早
会場に手を振る千早の姿が円柱スクリーンに隠れる直前の、
「絶対、またここでお会いしましょう」
感謝と決意に満ちた言葉がとても印象的でしたね。
スクリーンが降りきって、スタッフロールが流れる……かと思いきや、この日最後のサプライズ
再び中央ステージから花道へと、会場のPたちに手を振りながら歩き始めた千早の姿に、一際大きな歓声が上がります
やがて舞台袖に辿り着くと、最後に此方を振り返り、
「ありがとうございました!」
マイクを通さない、生声での最後の挨拶に、こちらからも思わず「ありがとう!」の大声が口をついて溢れました。
そして今度こそ流れ始めるスタッフロール。この公演に関わった方々への感謝を込めた拍手が、最後まで鳴り響いていて、皆んな同じ気持ちなんだということがわかって、とても嬉しかったですね
明かりが戻る会場。余韻に浸りつつ帰り支度を始めたところで始まる「アイマス最高!」ならぬ「ちーはーや!」コールがちょっと面白かったです
15.言うて俺、千早と武道館で約束歌ったし……
……や、『ToP!!!!!!!!!!!!!』終わり時点では本気で引退するつもりでした。いや後からなら何とでも言えるんですけど、本気でね?
でもさぁ……千早が「もう一度この舞台に立ちたい」って言うから。そんで、その舞台にもう一度立ち会いたいと思わされちまったからこればっかりは仕方ない。仕方なくないですかね?汗
今回、見せてくれた光景は、自分のP人生の幕を引くに相応しい……どころか勿体無いくらいに素晴らしいものでしたけど、思い返せばこんな、千早が武道館に立つという歴史的瞬間に立ち会える日が来るなんてこと、昔の自分は想像できませんでした。
こっからどうなるのかは誰にも分かりませんけども、Pを続けてたら、今日以上の素晴らしい景色が見れるのかもしれない。千早と、その仲間達なら見せてくれるだろう、って信じるに足るものを、この二日間で見せてくれたんで。何よりねー……担当と、こんなでかい舞台で"約束"しちまったもんだからさ
16.君を追いかけるよ 多分死ぬまで
と言うわけで……えー気が付けばこの記事も1万字超えました。意味が分かりません
改めて今後もプロデューサーは続けていく所存。アイマスってコンテンツに足を踏み入れて、プロデューサーになっちまったんだからもう仕方ない仕方ない
こうして振り返ってみると、現在使える技術を総動員して、"如月千早"を武道館に立たせることに成功した、素晴らしい二日間だったと思います
仲谷さんとしても、千早の物語を追体験することで、改めて彼女の魅力を再確認することができましたし、長年の心残りを予想以上に素敵な形で回収できたので大満足でしたね
ただ、技術的に試行錯誤の途中な部分もきっとあって、あの会場の万人が皆同じ感動を共有できたかというとそうではないとこもあったんだろうなと……自分はあくまで運に恵まれたが故の100点満点なんだろうとも思います
それでも、この試みが概ね我々Pに受け入れられたことで、後に続くアイドル達がこの舞台に立つに至る道となったであろうことは嬉しくもあり、その道を作ったアイドルが自分の担当であるというのがとても誇らしいですわ
いつかまた、千早が武道館のセンターステージに立つ日を夢見ながら、またプロデュース頑張っていきまっしょい
……やーーーーーー言いたいこと大体書けて汐さん大満足! まだ色々書けそうだけどキリがないからね、この辺で仲谷の武道館公演レポはここで一区切りということで!


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