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私は“文字”を選びたい──風というIMEを語る」

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「風(WIND2)」は、冨樫雅文氏によって作られた漢字直接入力方式と呼ばれる、一風変わったかな漢字変換IMEです。 MS-IMEやATOKとはまるで違う入力方式──単漢字変換とい…
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日本語IME「風」が使えなくなる日

いつかは来るだろうとは思ってたんですよね。「風」が使えなくなる日が。

でも、何の根拠もなく「当分は大丈夫」だと思っていたのですが、それはちっとも大丈夫じゃなかったのです。

1章 「風」ってナニ?(既に「風」をご存知の方はこの章は読み飛ばしてください)

風というのは、元々MS-DOSというWindwsが一般化する前から存在するIME(要はかな漢字変換をするプログラムのこと)です。昔はATOK…

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日本語IME「ひともじ」:ファーストリリース(v0.1.6.2)

日本語IME「ひともじ」:ファーストリリース(v0.1.6.2)

ひともじをgithubでリリースした。
といっても、Pre-release、つまり未完成品としての提供。

そりゃそうだわな。そもそも漢字の入力できない日本語IMEって「看板に偽り」にもほどがあるわ。

一応、IMEらしくアイコン(ごくシンプルに「ひ」と出るだけ)も作ったんだけど、まだバグがあるみたいで、出たりでなかったりとめっちゃ不安定。

まだステータス表示はできなくて、(これも実装したんだ…

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日本語IME「ひともじ」:32ビット版で動作した!(v0.1.6未満)

日本語IME「ひともじ」:32ビット版で動作した!(v0.1.6未満)

今回は、かなり威勢のいい(といっても地味だけど)話です。
ひともじの32ビット版が動作した、という報告です。

いまさら32ビット版?はい。いまさら、です。でも、大事なんですよ。誰だって愛用しているアプリは使い続けたいです。でも、それが古いアプリだったら、32ビット版でしか提供されていない場合も多々あります。

日常的に使っているアプリが32ビットか64ビットかを気にしている人ってほとんどいない…

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日本語IME「ひともじ」:フォーカス移動が「ほぼ」動くようになった...。はあ、疲れた。(v0.1.5.2)

日本語IME「ひともじ」:フォーカス移動が「ほぼ」動くようになった...。はあ、疲れた。(v0.1.5.2)

一週間のごぶさたです。

この一週間は大変でした。
「ああ、忙しくて更新できなかったのね」と思いますよね?

でも違います。まったく違うんです。
むしろこの一週間は、めっちゃ「ひともじ」の開発に時間を注ぎました。
にもかかわらず、ブログ更新しなかったのはなぜか?

まるっきり、進捗がなかったからです。

前回はこちら。

※今回は、2部構成になってます。
前半はフツーの人でも理解できるように、な…

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日本語IME「ひともじ」:漢字以外の文字種がほぼ入力できるようになったヨ(v0.1.4.1)

日本語IME「ひともじ」:漢字以外の文字種がほぼ入力できるようになったヨ(v0.1.4.1)

前回はこちら

ここにきて、ほぼ漢字以外の文字種が「ひともじ」で入力できるようになってきました。
キーボードにない特殊記号(★とか※とか)はもちろん入力できないのですが、ひらがな、カタカナ、英字(半角、全角)、記号類(キーボード上から直接入力できるもの)は入力できるようになりました。

たとえば、こんな感じ。

いまのバージョンでは、ブラウザのEdgeとか、コマンドプロンプトは、ほぼ期待通りの動…

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日本語IME「ひともじ」:コードの見直し(リファクタリング)が完了(v0.1.2.3)

日本語IME「ひともじ」:コードの見直し(リファクタリング)が完了(v0.1.2.3)

前回の記事はこちら

いきなり、プログラマ用語になりますが、リファクタリングというものを完了させました。(v0.1.2はリファクタリングを目的としたバージョン)
要はプログラムコードの見直しです。

見直しだけですから、機能的には何もよくなってません。
なんだかムダな作業に思えるかもしれませんが、これってすごく価値のある作業なんです。

テストとリファクタリングプログラマにとっては、このリファク…

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カタカナ変換も動いた。感無量。

カタカナ変換も動いた。感無量。

Windows用の日本語IME(かな漢字変換プログラム)「ひともじ」の開発が順調に進んでます。

前回は、「ひらがな入力できた!」と書きましたが、数日前には、ついに、ひらがな→カタカナ変換も動くようになりました。
現状は、バージョン v0.1.1となります。

とはいいながら、現状のソースは、かなり構造がキタないので、そろそろIMEのエンジン部分(変換処理とか、キー入力処理、ステータス管理なんか…

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ひらがな入力ができた

ひらがな入力ができた

タイトルの通り。ひらがな入力ができた。
一気にIMEらしくなってきた。

前回の記事

ソースの公開このマガジンでも何回か書いてると思うけど、現状でまともに動作するIMEのサンプルってほぼ入手できない。
そもそもフリーのIMEというものがほぼない(Googleの日本語入力くらい)状態なので、ソースまで公開しているIMEとなると皆無といっていい。

なにしろ、IMEを必要とするのは、ほぼ東アジア(…

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変換中表示ができた!

変換中表示ができた!

この数日、時間をみつけては、Gさん(chatGPT)、Gem君(Gemini)、Claudeさんの協力を得ながら、単漢字変換エンジン「ひともじ」の最低限のコードを作り続けてました。

で、さっき、ようやく、ホントにようやく、変換中表示ができるようになった!
おめでとう!ワタシ!

だれに聞いても一発で正解は出てこないこのプロジェクトを始めてから、さんざん煮え湯を飲まされ続けてわかったことがあるん…

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日本語IME「ひともじ」

日本語IME「ひともじ」

今までは、このマガジンでは、「風」の64ビット版を作るということで、風v3(現状の32ビット版は風2.3)を名乗っていましたが、風の作者である冨樫さんと連絡を取ることができ、「新たなIMEとして作られてはいかが?」とアドバイスをいただきました。

そのため、私(清水)が作るIMEの呼称を「ひともじ」とすることにしました。
もちろん、これは、単漢字変換であることを強く意識した呼称です。

今回は呼…

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おい!Gem君(Gemini)、お前もか!むしろ、Gさん(chatGPT)より悪質やぞ(笑)

おい!Gem君(Gemini)、お前もか!むしろ、Gさん(chatGPT)より悪質やぞ(笑)

前回、GeminiにIMEのボイラープレート(決まり切ったコード)を提供してもらったところ、「すんなり動作して嬉しい!」で終わったのですが、もちろん現実はそんなに甘くありませんでした。

あれ?有効にならんぞ?IMEをの登録は全く問題なく動きました。
今までの苦労はなんだったんだ、というくらいあっけなくカンタンに。

もちろん、この時点では、IME(かな漢字変換処理)としての処理は何も入っていま…

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全然、安定せえへんなぁ...。仕切りなおすかぁ。

全然、安定せえへんなぁ...。仕切りなおすかぁ。

8月を最後に、まる4カ月以上、音沙汰なしだった、完全自作IMEのマガジンですが、ようやく、この年末年始で時間が取れたので、再開しました。

前回の記事はこちら。

とはいえ、今までのやり方ではラチがあかないと思い、アプローチを変えてみました。今回はその顛末記の前半です。

1. 前回までのおさらい(IMEのうっとおしさ)一般的に、IME(かな漢字変換ツール)を自作するなんてのは、かなり無謀なチャ…

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風を作る:登録できてたはずなのに、またアウト?

風を作る:登録できてたはずなのに、またアウト?

しばらくのごぶさたです。
前回は、変換中ウィンドウが出た!と喜んでたところまで。

最近、仕事でやらかしたミスの後始末が結構大変だったので、ここしばらく風の開発をのんきに楽しむ余裕がなかったのね。

で、ようやく再開できたんだけど、そしたらエラい目にあったって話。

ソフト開発では再現できるバグはとりやすいソフト開発している人ならわかると思うけど、手順がわかってて必ず起きるバグは、だいたい「ザコ…

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風を作る:変換中ウィンドウが出た!

風を作る:変換中ウィンドウが出た!

もうね、このタイトル見て、自分でも「レベル低!」って思ってしまう。
いや、これがIME作成初めて数日ってんならわかるよ。

でも既に2か月近くやっててコレやからね。

さて、前回から10日ほど経ってしまったけど、ちょっとこのところ仕事でバタバタだったので、あまり時間が取れてなかったりしてる。

とはいえ、大きな進展があったので、そのあたりのお話を。

「変換中」実現の道は結構長いIMEといえばカ…

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私は“文字”を選びたい──風というIMEを語る」|えがおIT研究所|note
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