キャラシートを書く時に気をつけてほしいこと(迫真)(切実)(懇願)

規格ブログでは今年度初の更新です。あけましておめでとうございます(激遅)

そもそも複数年に渡って企画がメンバーもキャラクターも変えながら十数年続いているPGBという企画の特異性は置いておいても、その特性の都合上「1年に1回キャラシートを提出(更新)する」作業が入ります。
近年は参加者がより高い技術を身に着けたり、イラストソフトで出来ることが増えたりなどで、特色のあるキャラシートが増えています。キャラシートを見るだけでも楽しいと思えるところまで来ているのは本当に凄いな、と。既存参加者は設定が増えたり、新規参加者でも最初から緻密な設定を練っていたりして、運営の様式に定めたキャラシート以上の副次的な資料も出ているのですが、それを含めてもPGBという企画において技術革新のスパイラル(と言うと大げさだけど)が出来ているのは楽しいし、「自分も頑張らなきゃな」と思わせてくれるわけです。

一方で、「凝りたい」欲が出ているのはいいんだけどどうしても「見づらい」キャラシートがあるのも事実。
まあこれは筆者がもうアラサーに入って目がだんだんしょぼついて来ている、というひどく個人的な事情がまず来るんですが…………だからこそ、最近「アクセシビリティ*1なんて言葉を聞いたことのある方も増えているのかなと思いますが、その観点からすると用を果たせていないキャラシートがあるのも否定できない。
筆者がそういう立場になりつつあることと、あと選手リスト更新のために目視していてここ数年(目とは別に)どうしても思わざるを得なかったので、今回はあくまで筆者なりになんですが「こうしてくれれば見やすいキャラシになるよ」というポイントを挙げていきます。キャラシートは実務的な部分もあるので、言ってしまえば相当大事なお話です。



 

1.「能力値」と「利き腕」は最重要案件

PGBにおいてキャラシート提出は「試合に出場するために必要なもの」で、その試合を回すのに能力値を知らせる意味合いがあります。
なのでぶっちゃけ「能力値と利き腕さえ書いておけば用は足せる」のですが、ここを視認性の悪い状態に仕上げてしまうと何がまずいかと言うと「ミスが起こりやすくなる」んですね。このミスの手直しはどうしても手間がかかるので、極力気を遣いたいところです。今回はキャラシートのビジュアルの問題なので、システム的な話はしませんが……。

文字の色は色相を意識する

文字はフォントやフォントサイズも大事なんですが(当然ながらフォントサイズが小さいとそれだけで読みづらい要素となる)、デフォルトで使われる黒字を避けて赤や青と言った様々なカラーバリエーションで書かれる方もいらっしゃいます。
ただこのカラーバリエーションもただ「黒以外の色を使えばいい」わけではないです。デフォルトのシートだと能力値は8球団のチームカラー+ドラフトシートの紫、それ以外の欄は白地になっていますが、背景色によって同じ色でも見やすさは変わってきます。

ベーシックの白地の場合、無難なのは黒。反対に明るい色(明度の高い色)は白背景と同化しやすくなり、視認性の低下に繋がります。すなわち白背景に文字を書くのであれば明度の低い暗い色がベター。
能力値の欄の色地の場合、後述する縁取りを考えずシンプルに書くのであれば作法が変わって、個人的に見やすいと思う文字色は広島(暗めの赤)・横浜(青)・熊本(濃緑)大阪(黒)・名古屋(茶色)は白、札幌(水色)・福岡(黄色味の強いオレンジ)・東京(ピンク)は黒となります。
これらは冒頭にも触れたようにフォントやフォントサイズにも左右されて、カラーリングが良くても読みづらいフォントやあまりに小さいサイズで書かれると意味がないんですが…………まあフォントは変えてくる人は「多少なりとも理解している人」だろうし、フォントサイズは知識が無くても単純に感覚として理解できると思うので、今回は割愛します。ひとつだけ言うなら、「情報はとりあえず詰め込めばいいというものではない」*2

縁取りは色相環を意識し、適切な太さで

それでも例えば、ゲームの「パワプロ」シリーズに準拠して能力のアルファベットごとに色を変えたり、白地の部分でもチームカラーやパーソナルカラーに合わせたりして黒以外の色を使うこともあると思います。筆者がそうなので。
その場合に便利なのが「縁取り」。とは言えこれもただやればいいという代物ではないので、個人的に意識しているポイントを中心に書き連ねていきます。

例えば文字の色を白にするなら、ベターなのは上述したような明度の低い色。とは言えフチは案外それだけで視認性を高めてくれるものなので許容度は高く、フォントサイズやフチの太さにもよりますが明度の高い色でもなんとかなる時があります。個人的な許容範囲は福岡クローネのチームカラーで、これがギリギリかなあ……といった感覚。昨年の筆者のキャラシートですが、実例を見せるとこう。

www.pixiv.net

福岡のチームカラーは暖色系で明度も低くはないので、白字だとボヤッと見えてしまう、もしくはチカチカしてしまう人もいるとは思います。この場合はフチのサイズを太くしてメリハリをつけてなんとか、という感じ。背景のほうをグレーにするとか、そういう解決方法もあるかな?

で、この縁取りも万能ではなく、使い方を誤ると文字がにじんだりフチの意味をなさなくなったりします。
まずは文字の色と縁取りの色を似た色でやってしまうこと。これは特に画数の多い漢字だと難儀してしまう。
次にフォントサイズとフチの線の太さが噛み合っていないこと。細すぎると意味がなくなってしまうし、反対に太すぎるとそれはそれで文字がぼやけて見えてしまい視認性を下げます。
例えば暗めの文字色に暗めの色で縁取り、そのフチの線が太いと文字が滲んで見える。反対にどちらも明るいとまずどこに文字があるのか読み取りづらい(=意味のない)結果になる。「メリハリをつける」というフワッとした言い方で伝わるのであればそれが一番楽なんですが、概念が掴めなくても「メリハリをつける」ことを意識するだけでもだいぶ変わっては来るはずです。

能力値の場合は色地背景になるので、白の縁取りがやるならベースになるはず。能力値はある程度大きなフォントサイズで書けるスペースがあるので、例えば上述の大下の場合Sランクでピンク色を着色しているパワーと、Fランクで水色を着色している走力が視認性という意味では危ないです。ただ文字色次第で縁取りの色を変えるとそれはそれで統一性を欠くことになって不自然なので、この場合はフォントサイズが大きい+フチの線を太くすることである程度視認性の低下を緩和させています。
ちなみに画像中央の守備位置に、本来Dランクで黄色を使いたい「9」を一塁の欄に書き込んでいますが、これも黄色そのままだと白と同化して溶けがちに見えるので、あえて彩度を落として暗くしています。劇的に変わったわけではないものの、明確にアクセシビリティを意識したケースですね。

2.透過は使い方次第でバフにもデバフにもなる

PLによっては白背景の部分に透過処理を施し、背景を描き込んだり特殊な意趣を盛り込んだりしてさらにデコっていく方もいます。
そういう点では、(勝手に実名を出していいのかどうかわからないけど)例えば皿が流れる烏さんのキャラシートは「ほんとにスゴいな」となるんですよね。技術とアイデアがあればやりたいわってくらい。

www.pixiv.net

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一方で透過やそれに組み合わせる文字の配色については、理屈を理解していないとぐちゃぐちゃになりやすくて。
実名は伏せますが一番酷かった(というかガチで視認性最悪で読み取るのに支障を来たしまくった)のは、「能力値に別のデザインをかぶせてきた」パターン。能力値の字そのものもフォントや縁取りが不調和で視認性が悪い上に、別のデザインを透過とは言え被せて処理したせいで一部分が拡大しても見づらいという事態を起こしていたんですね。選手リスト更新時に該当するキャラシを見た時はスプラトゥーン3のサーモンランくらい暴言が出た*3
正直なところ白背景を透過して別の画像を差し込むのは「技術のない人にはやって欲しくない技法」なんですが、あまり可能性を閉ざすようなことは言いたくないので…………やるのであればまず能力値はキャラシートの心臓部分なので、余計なことをしないのが大事。色使いに関してはこれまで述べてきたことの応用で対応できるはずなので、一回他人に見せてみるとか、数日寝かせてみるとか、そういう過程を踏んだほうがいいと思います。

3.(余談)正規キャラシートに書いておいてほしいこと

デザインからは離れるのですが、ついででひとつ。
近年は補助シートを用いてさらに深く、多角的にキャラクターを掘り下げることをみなさんよくやっているなと思います。正規のキャラシートの説明文にスペースの限りがある以上、本筋ではないと判断したり詳述するとスペースが足りなくなったりするケースは当然あると思うので、あって困るものではないと思います。むしろ小説も書く身としては材料があればあるほど補助にはなるので、個人的にはありがたいムーブだったりします。一方で基本となる正規のキャラシートで書ける範囲で、キャラクターの人となりが分かる文章は大まかにでもそこに書いておきたいよね、とは思っていて。

野球をテーマとする交流企画ですが、どこまで野球に対して向き合っているか、どの切り口から野球を見ているのか(扱っているのか)はPLによってもキャラクターによっても人それぞれでしょう。筆者の場合は現在進行形で野球経験者であることを踏まえた上で「野球の企画である以上は野球を第一のテーゼにしたい」思想を持っているので、正規の説明文ではプレースタイルと昨季の動向、そして今季に向けた決意的なものを書くように決めています。言ってしまえば選手名鑑の紹介文のようなものですね。
筆者のパターンだとなかなか性格まで記述できないケースもあるので、たぶんみんながみんな筆者のような形を採ってしまうと「面白くねえだろうな」とは思います。ただキャラシートは交流企画の根幹となる部分なので、自分がそのキャラクターを通して伝えたいこと、キャラクターを創作に生かすために抑えて欲しいポイントはここに書いておいたほうがいいです。あくまで補助的なテンプレートは「補助」であって欲しい。

4.(余談)選手の髪型が分かるイラストがあるとなおよし

これははっきり言えば自戒であり、2026年度のシートでは実装しようと思っていること。
野球を扱う企画で、その野球というスポーツがキャップを採用している関係上、キャラシートに添付されている選手のイラストはキャップやヘルメットを被っているシーンを構図として選んでいるものも多々ありますよね。
ただキャラクターのみんながみんなパワプロくんみたくずっとキャップを被っているわけではないでしょうから(うちの子の野村友梨奈みたいなキャップを被っているのがデフォルトの変人キャラも中にはいるけど)、余力があればになりますがキャップやヘルメットを被っていない普段の髪型も用意しておくといいかなと思います。
創作の中には野球場を離れて、日常生活を描写するシーンも当然あります。そこで自分のキャラクターならともかく、他PLのキャラクターをお借りする時に髪型が分からないと案外詰まることってあるんですよ。筆者はイラストではあまり描かないので基本的にそういうケースは少ないんですが、あるとないとではだいぶ違うはず。プラスアルファの余力があるので全員に「やれ」とはとても言えないんですが、やれたらポイント高いかなと。



以上、特に1.と2.が選手リスト更新という事務作業を踏まえた上で各PLに抑えてほしいキャラシート作成時のポイントでした。
もちろん「この通りにやってくれ」というものではありません。むしろ個性を遮っては不本意ですしね。PGBのキャラシートが他の交流企画と違って事務的に大事なものではあるので、こういうところから気を遣っていただけると運営全体として助かるので執筆した次第です。選手リスト更新自体は楽しんでやってますのでね。



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*1:高齢者や障がい者を含むすべての人が、年齢や身体的制約、利用環境に関わらず、製品、サービス、Webサイト、施設などを円滑に利用できる「使いやすさ」や「近づきやすさ」のこと

*2:これを含めた日本語の文章表現も個人的に思うところは多々ありますが、教えるほど体系的な知識があるわけではないのでブログという形では書かないと思います。やってさすがに……な人には直でDMを送るくらい

*3:「サーモンランは金イクラ集めるルールやぞ!なに放置とんねんコルァ!」「なんで勝手に○んどんねんアホボケェ!」レベルのことを自分のことはきれいさっぱり棚に上げて言ってます

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