衆院選、注目の数字は「233」「167」そして「53・85」
中道 公示前勢力167議席…割り込めば責任論も
中道改革連合は、衆院選の公示直前に立憲民主党と公明党の衆院議員により結成され、公示前勢力は167議席に上った。ただ、報道各社の情勢調査では苦境が伝えられており、巻き返しに懸命だ。
中道改革は当初、自民を上回る「比較第1党」を目標に掲げていたが、短期決戦となる中で党名が浸透せず、政権批判票を十分に取り込めていないのが現状だ。読売新聞社の終盤情勢調査によると、小選挙区の中道改革候補202人のうち優勢は7人にとどまり、100議席を割り込む可能性がある。安住共同幹事長や岡田克也・元外相ら党幹部やベテランも劣勢や接戦に追い込まれている。
このため、選挙戦の最終盤は、首都圏を中心とした接戦区での議席の積み上げに注力した。7日は野田、斉藤の両共同代表が東京都内の選挙区を徹底的に回り、支持を呼びかけた。野田氏は杉並区の街頭演説で、「激戦区があまりにも多く、特に大接戦の選挙区でマイクを握っている。畳をかきむしってでも当選してほしい」と訴えた。
野田氏は選挙期間中の街頭演説で、結果次第では「責任を取りたい」と明言し、「公明支持層と立民支持層を足して1足す1が2に届かなかったら失敗だ」と強調した。党内では「公示前の167議席を割り込んだ場合は辞任する」(中堅)との見方も出ている。
投票率、前回24年 53・85%…大雪や寒さ 低下の懸念
低迷が続く投票率にも注目が集まる。2024年の前回衆院選は、53・85%で戦後3番目に低かった。60%を超えたのは民主党が政権交代を果たした09年の69・28%が最後だ。以降5回の衆院選は、戦後最低となった14年の52・66%を含めて50%台にとどまる。
今回は1990年以来、36年ぶりに2月の投開票となり、雪や寒さの影響で投票率が低下するとの指摘が多い。8日は冬型の気圧配置が強まり、日本海側などで大雪となる見通しとなっている。前回選から約1年3か月しか経過しておらず、有権者の関心が高まらないとの懸念もある。
ただ、高市内閣は高い支持率を維持しており、自民党の連立相手は昨年10月に公明党から日本維新の会に代わった。こうした政治状況への注目度は高く、投票率の上昇につながるとの見方も出ている。
読売新聞社が1月27、28日に行った全国世論調査では、衆院選の投票に「必ず行く」と答えた人は70%に上った。調査方法が異なるため、単純に比較はできないが、前回選での同様の調査では69%だった。