「よっと…」
俺は暴れていた不良を気絶させる
「ふぅ…これで終わりか?イオリちゃんにチナツちゃん」
俺は後ろにいる2人の女の子に聞く
「はい…毎回毎回すいませんユキトさん」
「相変わらず強いですねユキトさん」
俺は今ゲヘナに来ていた
え?前まではアビドスにいただろうって?
俺が何故ゲヘナにいるのか…事の始まりは数ヶ月前に遡る
連邦生徒会の仕事でゲヘナを訪れた俺はゲヘナの惨状に思わずブチ切れた
風紀委員長である空崎ヒナにとにかく仕事が回りすぎていたのだ
俺はとりあえず限界が近かったヒナを無理やり眠らせ(気絶させ)起きたらヒナが涙目になるレベルで説教して万魔殿の偉大wな議長に本気の拳骨くらわせ仕事させまくったりゲヘナの問題児共をお仕置き(拷問)したり風紀委員会の奴らを1から鍛え直したりした
その結果…何故か週に1回…ヒナが休日の時風紀委員会の仕事の手伝いをすることになっていた
最初はヒナに文句を言おうと思っていたのだが…ヒナの奴俺を見ると何故かそそくさと逃げるのだ…追いかけると来ないで!って言われたし
(たぶん…あの説教が原因だろうな…トラウマになっちゃったかな…ならすまぬヒナ)
ただねおじさん疑問が一つあるんよ
…ヒナさんや?…顔は見えないけど耳が真っ赤やで?大丈夫か?
あっちなみに万魔殿の癒し枠であるイブキちゃんには俺嫌われてます…というか怖がられてます
すぅ…死のうかな…?
いやね…別にさ誰に嫌われても痛くも痒くもないって昔は思ってたよ?
でもさ…会うたびにヒッって怯えられたり隠れられたり近付くとあくにんさんこないでください!って言われるとさ〜さすがに心にくるっていうか…うん…子供に嫌われんのは想像以上にキツイっすわ
まぁそんなこんなありまして
俺はゲヘナに来てるわけっす
(今日のお手伝いはこれで終いだな…うぃ〜疲れたぜ〜)
俺が一息つこうとした瞬間俺のスマホが鳴る
〔ほいほい誰っすか?おじさん今休もうと〔"大変だユキト!セリカが誘拐された"〕…は?〕
今…なんて言った?…先生は今…何を言った?
〔マジ?〕
〔マジだ!ごめんユキト!君も手伝って〕
〔…先生…現況は?〕
〔私達は今、アビドス高等学校にいる。セリカはバイト帰りに誘拐されたみたいだ。最後に確認されたセリカの端末反応の場所はここだ!〕
先生から俺へ、モモトークでその場所にピンが挿されたマップが貼り付けられて送信される。周辺を囲うような円も描かれていた。
〔…この円は?〕
その問いに答えたのはアヤネちゃんだった。
〔ヘルメット団の主力が集まっていると確認出来たエリアです! 恐らく奴等のアジトに連れて行かれたんだって、ホシノ先輩が……!!〕
〔分かった。ここのどこかにいるんだな。ありがとうアヤネちゃん…すぐ行く〕
〔……っ〕
涙声のアヤネちゃんを気遣って俺は優しく言う
〔先生…新しい情報は逐一俺に報告して…三十分以内にはそっちに着く〕
俺は電話をきる
「ごめんイオリちゃんにチナツちゃん…俺急用ができたわ」
「行って大丈夫ですよユキトさん…仕事はもう終わってますから」
「ありがとうチナツちゃん」
一言そう言うと俺は走り出した