ファイラー選択の自由
今回はちょっと音楽から脱線して「ファイルマネージャーマニアが往く!ファイラー選択の自由」と題して、パソコンを使う上で最も重要であるファイル管理を行う為のアプリのお話です。勿論、DAW を使っていても日本語文章を作成していても、常にファイル管理、整理とは縁を切れません。え?そんなの最初から Finder とか Explorer があるんじゃないの、と思われる方も一定数いらっしゃるかとは思いますが、いやいやそこには効率化を求める以上にロマンが詰まった探求の世界なのであります。
何を隠そう私は無類のファイルマネージャー(日本国内ではファイラーと呼ばれる)好きであり、新作が登場すると試さずには居られない性分です。主要な3つのデスクトップ OS である macOS, Windows, Linux への対応は様々ですが、ごちゃ混ぜにして、主に英語環境で利用できるファイルマネージャーを紹介させてください。実際に自分で使ってみた感想を添え、思い出す限り多くのアプリを網羅していければなと思います。多過ぎとは思いますが、私のファイラー愛を感じて頂ければ幸いです。微修正、人力駄文のほぼ一筆でお送りします。
Double Commander
https://doublecmd.sourceforge.io/
https://github.com/doublecmd/doublecmd
オーソドックスな2画面ファイラー。しっかりと自分の手に馴染むようにショートカットを作り込み、必要最低限の表示にしたミニマルでダークモードな設定にしてかなり愛用しています。オープンソースで、macOS, Windows, Linux 対応。一番最初に挙げる程に最もお薦めできます。
Multi Commander
https://multicommander.com/
Windows 専用。こちらも古き良き2画面ファイラーの血筋。デフォルトでも充分使いやすいと思いますが、スッキリとした見た目に設定しています。Double Commander にハマるまではメインで利用していました。
QSpace Pro
https://qspace.awehunt.com/
macOS 専用。即座に3分割や4分割に切り替えられて超便利。多機能ゆえに設定項目がバラエティに富んでいて、痒いところに手が届く感じ。音楽ファイルの埋め込みタグの編集をする際に、Pa-software ID3 Editor や XnView MP でファイルをオープンしたりファイルをリネームする際に使っています。
ForkLift
https://binarynights.com/
macOS 専用。Apple のガイドラインが厳格とはいえどうしてこんなに macOS のアプリはエレガントなんでしょう。2画面ファイラーとして使うことが多いですが、クラウドのファイルを管理する時にも大活躍しています。
Path Finder
https://cocoatech.io/
macOS 専用。思えば一番長く愛用してきたアプリで、Path Finder の無い macOS なんて考えられず、必ずインストールしています。今では縦に表示できる垂直型タブの表示機能は無くなってしまいましたが、未だに使っているインテルマック上ではヴァージョン毎の買い切り型時代の古い Path Finder を常時立ち上げていて、完全に Finder の代わりとして機能しています。シングルペインのファイラーとして使うのが基本ですが、必要な時だけ2画面(デュアルペイン)表示に切り替えています。
OneCommander
https://onecommander.com/
Windows 専用。NeXT Step や macOS に見られるカラム型ナビゲーション表示が輝くモダンなファイラー。クイックルック環境も構築できる。次期大型アップデートに向かってのユーザーアンケートが実施され、今後大幅に変化していく予感。
HiFile
https://www.hifile.app/
現代版2画面ファイラーの決定版となりつつある、近頃頻繁に愛用している逸品。Linux 版は無償ですが、macOS, Windows 版についてはシェアウェアとなっています。作者にフィードバックを何度か送っていますが、気さくに返信を頂けるので今後の進展も楽しみです。7-Zip 等のアーカイブファイルのフロントエンドとしても最適で、本家のファイラーではダークモード未対応であることもあり、その意味でも重宝しています。
Fileside
https://www.fileside.app/
macOS, Windows 対応。このファイラーに惚れた理由は、クイックルック機能に秀でている点で、プレビューを別ウィンドウとして表示させるのではなくてファイル一覧の枠(ペイン)の中に更にプレビュー枠を表示させるという演出の妙が素晴らしいなと感じました。保存したフォルダパスと枠のレイアウトを左縦に並んだボタンで即座に切り替えられるのがとても便利。
Spacedrive
https://www.spacedrive.com/
https://github.com/spacedriveapp/spacedrive
macOS, Windows, Linux 対応。モダンな UI で macOS でなくてもスペースキーで多様なファイルをクイックルックできるのが便利。まだアルファ版ではあるけれど、完成度が高い印象。Windows のウィンドウ枠のシステム設定次第(といってもほぼデフォルト)ではウィンドウ最上部に白線が表示されてしまう点が惜しいですが、これは Files にも似た問題として当てはまります。シングルペインのファイラーであり、2ペイン表示はできない模様。
Files
https://files.community/
https://github.com/files-community/files
Windows 専用。これが Explorer の代わりに標準装備されていても良いのではと思える品質ではあるのですが、上記で触れたように何故かウィンドウの境界線の描写がちょっと気になるところで、Spacedrive とは逆に、Files では上部に1ドット分の空間が足りず、他3面(左右と下部)のウィンドウの境界線のマージンは1ドット空いています。
Far Manager
https://farmanager.com/
https://github.com/FarGroup/FarManager
かつては WinRAR のメーカーサイトでシェアウェアとして存在していた伝説の DOS ターミナル用の2画面ファイラー。mc(Midnight Commander)の存在に近い。現在も開発は継続されており、最近リリースされた DOS 用テキストエディタの Microsoft Edit と組み合わせれば、もうコマンドプロンプトから離れたくない病を引き起こすこと間違いなしです。DOS 上のアプリですがマウスでも操作できます。その他にも多くの CUI ベースでターミナル用のファイラーは作られていますが、Far は導入の手間や敷居が低いと思います。
Midnight Commander
https://midnight-commander.org/
https://github.com/MidnightCommander/mc
https://github.com/adamyg/mcwin32
Linux 環境でかつソースに限ったリリースがメインですが、Windows バイナリとしても移植されています。永久不滅ではないかと感じている2画面ファイラー。macOS では MacPorts や Homebrew 経由でインストールする事自体は可能。Linux ディストリビューションにデフォルトで搭載されていることが多く、ターミナル上で mc と打込んでエンターキーを押せば起動します。画像は Wikipedia からお借りしました。
Filedini
https://filedini.app/
現在は Windows 専用。シングルペイン型。Expand Folders 機能をオンにすると、フォルダで階層化された中身をフラットに全て表示できるので、フォルダをまたいでファイル検索と整理をしたい時に便利。迂闊に上部に配置された明暗テーマのスイッチを押して白地にしてしまって一瞬目がやられてしまうことに注意しながら使います。
FileVoyager
https://www.filevoyager.com/
Windows 専用。2画面ファイラーですが、フル版には VLC コーデックが内包されており、別ペインで大きくプレビュー再生できるのでフォルダ単位での音楽や動画ファイルの整理に一役買ってくれます。リボン型メニュー表示は個人的には使い辛さを感じています。
Xplorer
https://xplorer.space/
https://github.com/kimlimjustin/xplorer
macOS, Windows, Linux 対応。Xplorer2(正確には二乗表記)という別のファイラーが存在していて少し混乱しますが、この Xplorer が v2 にアップグレードした暁にはネーミングが被ってしまいそうでどうされるのか心配です。がしかし 2022 年から更新が止まっています。背景の透視化とその度合いを設定できます。全体的に大きめのオブジェクト毎の配置で余白があり、タッチスクリーンでの操作で本領発揮すると思います。
xplorer²
https://www.zabkat.com/
Windows 専用。メニュー表示方法として通常のプルダウン形式とリボン形式が選択可能。タブの表示位置は個人的には断然下部が好みなので、その様に配置できる点が嬉しい。欲を言えば、Notepad++ の様にタブを縦に配置できればもっと最高ではありますが。一時的にドラッグしてファイルを格納しておける Mini scrap という領域が、Path Finder, QSpace 等と同様に使えますが、xplorer² では Mini scrap 上のコンテクストメニューから任意にこの領域にファイルをロードできるので更に便利に使えます。XYplorer とアプリ名が似ているのでご注意。
Q-Dir
https://q-dir.com/
https://www.softwareok.com/?seite=Freeware/Q-Dir
Windows 専用。4画面ファイラー。ウィンドウサイズを変更しても常に均等に4分割を維持する点が特徴でありアドバンテージ。4画面を縦のみや横のみに分割したり、3分割などを都度メニューバーから切り替える事が出来ます。開発者である SoftwareOK では Q-Dir 以外にも沢山色んなお役たちアプリが公開されており、なるほどねと思わせてくれます。
fman
https://fman.io/
macOS, Windows, Linux 対応。2画面ファイラーですが、デフォルトで極めてシンプルな見た目です。ショートカット又はコマンドパレットで機能群を呼び出せて、キーボード操作至上主義な一貫したアプリデザインが素敵です。初回起動時のチュートリアルも楽しくクリアできました。Ctrl + P, Ctrl + Shift + P でなんでもできる明解さ。
DCommander
https://devstorm-apps.com/dcommander/
macOS 専用。公式に Total Commander のマック版だと謳っているだけあり、一行ターミナルコマンドを始めとして全体的なデザインが似ていると感じます。Path Finder や QSpace と同様の一時的にファイルをドラッグして置いておける場所があります。複数ファイルの一括リネームや、FTP クライアント等、機能も申し分ありません。
Marta
https://marta.sh/
macOS 専用。Cmd + Shift + P で呼び出せる Actions Panel で操作が機敏に行え、手触りは fman に近いと思います。ターミナルがビルトインされており、数行を表示しておくことができてちょっとした処理がこなせます。".sh" というトップレベルドメインのサイト運営が粋ですし、ウェブページがとてもマックのアプリらしく美しいです。画像は公式サイトからお借りしました。
superfile
https://superfile.netlify.app/
https://github.com/yorukot/superfile
macOS, Windows, Linux 対応。ターミナル上で動作するテキストベースとはいえ見やすさを重視したファイラーの様です。Nerd Fonts( https://www.nerdfonts.com/ )をインストールして表示フォントに設定し、指示通りのインストール手順を bat ファイルにして実行したのですが、Windows では表示が崩れてしまいます。現状では Windows 版は Not fully supported yet との事なので今後に期待。画像は公式のリポジトリからお借りしました。
Clifm
https://medevel.com/clifm/
https://github.com/leo-arch/clifm
Linux, BSD 専用。ターミナル用ファイラー。ファイルの一覧表示用コマンド "ls" の表示結果を常時表示しておけるような感覚です。bash 等の入力補完機能を拡充してツリーが現れたりと CLI の強化が図れます。画像は公式のサイトからお借りしました。
nnn
https://github.com/jarun/nnn
Linux, BSD, Raspberry Pi 専用ですが、macOS, Cygwin(Windows 用の UNIX 互換レイヤー)そして Android の Termux 等で動作するとのこと。これもまた CLI 極まるターミナル用ファイラー。左ペインでファイルを選択し、右ペインでファイルのテキストや PDF さらにはオフィスドキュメント等もプレビュー可能。画像は Desde Linux さんからお借りしました。
muCommander
https://www.mucommander.com/
https://github.com/mucommander/mucommander
macOS, Windows, Linux 対応。動作には Java JDK 11 以降の環境が必要。日付の表示フォーマットを例えば "2025.08.04" の様にセパレーターとして使うキャラクターを指定して好みに変更できる点が嬉しい。大抵他の多くはシステム設定の日付表示をそのまま持ってくるだけですしね。その点も踏まえて Total Commander に近い感触です。
Altap Salamander
https://www.altap.cz/
Windows 専用。オーソドックスな2画面ファイラー。プラグインとして、7-Zip, FTP, PictView, Registry Editor, Renamer, Split & Combine 等がありファイル処理に困る事はほぼ無い無欠の環境。中でもレジストリ項目をファイル一覧と同じペインに表示と編集ができる点は唯一だと思いますし、本家のレジストリエディタは白地ですが、Altap で目に優しい背景色に変更できるのは有難い。ですが、2019 年から更新は止まっています。
Nimble Commander
https://magnumbytes.com/
https://github.com/mikekazakov/nimble-commander
macOS 専用。標準的な2画面ファイラーで、macOS Sequoia にも対応済みとの記述があります。App Store でも配布されていますが、管理者モードやターミナル等はウェブサイト版限定の機能です。ターミナルのカレントディレクトリとパネル内のロケーションは常に同期していて便利かもしれません。シンプルな見た目がとても良いと感じます。
Yazi
https://yazi-rs.github.io/
https://github.com/sxyazi/yazi
macOS, Windows, Linux 対応。Rust 言語で書かれたとても機敏な動作のターミナル用ファイラー。マウス操作にも対応。画像に使った表示フォントは 0xProto Mono Regular です。
Ranger
https://ranger.fm/
Linux 専用。ターミナル用ファイラー。キーバインディングが VIM と合わせてあり、アプリアイコンもそれに寄せていて方向性がバッチリ決まっている印象。画像は公式サイトからお借りしました。
LF
https://github.com/gokcehan/lf
macOS, Windows, Linux, BSD 用。上記の Ranger からインスピレーションを得て作られたターミナル用のファイラー。色んな OS へ移植されているので、作者の「どのハードウェアを使っていてもターミナルから離れるものか」というような強い信念すら感じ取れます。
Transmit
https://www.panic.com/transmit/
macOS 専用。Panic 社のコードエディタの Nova の前身であった Coda と共に Transmit も昔愛用していました。マックの数多とあるアプリの中でもずば抜けてデザインセンスが抜群の会社だと感じています。老舗 FTP クライアントであり、優秀な2画面ファイラーです。画像は公式サイトからお借りしました。
CRAX Commander
https://crax.soft4u2.com/
macOS 専用。2画面ファイラー。FTP サポート、一括リネーム、フォルダ統合、ファイル検索等の機能が揃っています。テキストエディタが内包されており、さくっと編集する場合に便利。App Store 版では管理者権限で実行不可な点には注意したい。画像は Softpedia さんからお借りしました。
Commander One
https://commander-one.com/
https://mac.eltima.com/ftp-manager.html
macOS 専用。FTP クライアントとして宣伝されている点は Transmit と同様。通常の2画面ファイラーのたたずまいです。無料版としても使えますが、テーマ対応や、アーカイブ書庫機能等は PRO Pack として提供されています。画像は公式サイトからお借りしました。
File Commander
https://github.com/VioletGiraffe/file-commander
macOS, Windows, Linux 対応。極めてスタンダードな2画面ファイラー。Qt フレームワークを用いて作られており、Linux 等でも定番の装飾デザインである Fusion も選択できる。"Show all files in this folder and below" コマンドにより指定フォルダよりも下の階層に在るファイルを全てフラットに表示してくれる機能は Filedini 同様にとても便利。
Newton Commander
https://github.com/neoneye/newton-commander
macOS 専用。全ての2画面ファイラーの元祖は Norton Commander であると言えますが、こちらは Total Commander にインスパイアされたと謳われています。2014 年の更新で止まっており、GitHub のリポジトリはパブリックアーカイブとなっています。画像は公式リポジトリからお借りしました。
XtraFinder
https://www.trankynam.com/xtrafinder/
macOS 専用。厳密にはスタンドアロンのファイラーではなく、Finder 自体に機能を追加する形のユーティリティ。個人的に Finder には何も手を加えたくない派なので昔から XtraFinder を利用するのは躊躇しています。画像は公式サイトからお借りしました。
Total Commander
https://www.ghisler.com/
Windows 専用。現役の2画面ファイラーとしては一番の老舗ではないかと思います。Norton Commander からの Total Commander であり、そして無数の類似プログラムが出現しました。温故知新として押さえておきたい存在です。マルチリネーム機能や、カラムヘッダーの表示設定等、パワフルなカスタマイズができます。注意すべきは、単一ファイルのリネームを行う場合にデフォルトで別ペインのフルパスが提示されるのでドライブレター等を消去してファイル名のみにしなければいけない点ですが、これは DOS の "move" コマンドや Linux のコマンド "mv" の挙動そのものですね。ダークモードが用意されていることに感謝。
WinFD
https://www.starseed.ne.jp/winfd/
Windows 日本語環境専用。DOS 用の国産定番ファイラーであった FD の Windows GUI 版。確かシェアウェア登録していましたが、大量のバックアップ CD-R, DVD-R から当時のテキストデータを探し当てるのは至難の業。Windows 95, 98 時代に愛用していました。この時代、MIEL というプレビュー機能が逸品のプログラムもありましたね。画像は窓の杜からお借りしました。
WinSCP
https://winscp.net/eng/index.php
Windows 専用。定番の FTP クライアント。勿論2画面ファイラーとしても優秀。私は WinSCP を使ってよく MOD Tracker の曲データ、XM や IT 等をダウンロードしてお気に入りの楽曲を探す度に出かけています。世の中 HTTP で溢れかえっており、ウェブホスティング等も 20 年程前から盛んですがこの辺で一度 FTP の優位性を考え直したいものです。
TotalFinder
https://totalfinder.binaryage.com/
macOS 専用。Path Finder 同様に老舗の部類の2画面にもなるファイラー。Chrome ライクなタブの形状が特徴。XtraFinder と同様な立ち位置であり、スタンドアロンとして立ち上がりますが内部処理は純正の Finder に対する一時的なアドオンとして機能します。画像は公式サイトからお借りしました。
Directory Opus
https://www.gpsoft.com.au/
Windows 専用。これはもう本当に凄い。買い切り+サブスクで延命型の運営モデルという事だけを除けば史上最強のファイルマネージャーです。ファイル管理の総合デパート。見た目を究極的にミニマルにしているので画像からは全く何が凄いのか伝わらないかとは思うのですが。自分のワークフローに合うようにカスタマイズするには内部のロジックを勉強してスクリプト編集などをしなければならないので使いこなせるまでかなりの労力と時間を要しますが、できないことは何もないと思わせる死角なしのプログラム。元々は Amiga 用のファイラーとして産まれた歴史があり、今でもオープンソースで現存しています。
FreeCommander
https://freecommander.com/en/summary/
Windows 専用。2画面ファイラー。少し古いビルドの 32bit 版が無料で提供されており、新しい 64bit 版は支払いをすることで入手可能。それなら「フリー」コマンダーではないじゃないかと突っ込みたくなるところですが、あくまで「自由な」という風に捉えなければ。画像は公式サイトからお借りしました。
Krusader
https://krusader.org/
Linux 専用。KDE 環境に付随する2画面ファイラー。クルセイダーズを彷彿させるネーミングが最高です。「南から来た十字軍」は永遠のベストアルバムです。デスクトップ環境としては Xfce を好んで使っていますが、KDE には Krusader の他にもテキストエディタの Kate や、動画編集ツールの Kdenlive そして画像編集ツールの Krita 等々素晴らしいアプリが沢山あります。画像は公式サイトからお借りしました。
File Pilot
https://filepilot.tech/
Windows 専用。Fileside に似た操作性ですが、こちらは各ペイン毎にタブが使えます。まだベータ版の段階なので機能が確定しているわけではないと思いますが、mp4 などをプレビュー表示すると動画として動かずに静止画像のサムネイルが表示される仕様で、wav のプレビューでは関連付けられているアプリの書類アイコンだけ大きく表示されます。FFmpeg や 7-Zip が内包されれば、というのは欲張りでしょうか。
XYplorer
https://www.xyplorer.com/
Windows 専用。自分の場合、各種ファイラーで開いているタブはほぼいつも同じフォルダロケーションを表示していて「このフォルダで作業する時にはこのファイラーを使う」ような心構えで使っていて、複数のファイラーを使う意味を持たせています。そういう観点からこの XYplorer は VST ファイルの整理整頓をする時に使うようにいつしかなっていました。
もちろんこの他にも老舗と言われるようなファイルマネージャーがまだまだ沢山存在しますし、まだ出会っていないファイルマネージャーもきっとある筈です。生成 AI を用いて比較的容易にアプリ開発ができてしまう近頃だと思うのですが、やはり最終的には作者の思想とデザイン性が一番重要だと思いますし、これからも色んなアイデアに共鳴していきたいと思うところです。ぜひ貴方様もファイルマネージャーの沼にいらっしゃい!
p.s. 余談ですが、MacPlus 等でまだ MultiFinder が存在せずにシングルタスクだった時代に、どのアプリがフロントで動いていても Apple メニューから呼び出す事が出来る小さなプログラム Desk Accessory(DA)として存在していた、ファイル操作が行えるツールとして、まるでもう一つそのまんま別の Finder 画面が現れたかのようなデザインの MaxFiles という確か日本人が作者のツールを覚えていらっしゃる方はいらっしゃいませんか。この大いなる電子の海原インターネットを検索しても何故かなかなか MaxFiles(いや、綴りは MacsFiles だったかも)の情報に出会えず寂しい思いをしています。
追記:(2025.09.01 08:05:09)
以前、Max Files を隈なく探索して既に再発見していた事をすっかり失念していました。680x0 系 CPU のマックをエミュレートできる Mini vMac で System 6.0.8 (Finder 6.1.8) 環境を構築し、Max Files を Font/DA Mover でインストールした図がこちら。
時代はシングルタスクで、同時に1つのアプリしか動かせなかったので、この DA である Max Files がどんな場面でもアップルメニューから呼び出せてファイル操作を行えるので本当に神でした。いやはや、今見ても非常に素晴らしいデザインです。
アバウトダイアログを表示すると、Keisuke Hara さんによるプログラムであったことが判ります。90年の、6月4日なのか4月6日なのかまではこれだけでは判りませんがそこまで知ってどうする自分…。日本語環境は入れておらず、付属の ReadMe は文字化けしていて読めませんでした。SweetJAM を入れなければ。
ではでは、次回のノートでお会いしましょう!
福島武司(武茶)


コメント
4初めまして。MacとLinuxのファイラーで知らない事が多く勉強になりました。早速「好き」ボタン押しました。MacのGUIから複数の日本語ファイルをリネームできる専用ソフトが「NameChanger」くらいです。もしお時間と興味がありましたら、Macの海外版GUIファイラーで複数の日本語ファイルをリネームできるか調べて欲しいです。知りたい人は一定数いると想像します。結果を別記事で構いませんので、いつの日か教えて頂けると幸いです。
Macで使えるファイラーを探してあれこれ試しているうちに、こちらの記事に辿りつき、Double Commanderを初めて知りました。MacとWindowsどちらも同じように使えますし、とても良いです!ありがとうございました!
知らないファイラが結構ありました
Altap Salamanderはかなり長い間使用していました。4.0でフリーになり、さらに最近はOpenSalamanderとしてgithubで開発継続しているようです。unicode対応が不十分だったのが残念でした。
最近はpythonでカスタマイズ可能なcfiler(内骨格)を使用しています。
Mac、LinuxとWindowsも対応しているファイラってWindowsのドライブをあまり考慮されてなくて使いにくいなあと思ってます
Linuxのファイルマネージャーを探していました。
スクショ付きでこれだけ沢山まとめている記事はなかなか無いので素晴らしいnoteです!
windows限定ですが、ぜひ純日本製の「秀丸ファイラーClassic」を試して欲しいです。
名前で敬遠されがちですが、WindowsXPのエクスプローラに便利機能を足したような、質実剛健なソフトです。
(ちなみに秀丸ファイラーのようなファイルマネージャがLinuxには無いのかを調べていました)