9日未明に全465議席が確定した衆院選で、立憲民主党と公明党が結成した新党「中道改革連合(中道)」の獲得議席は49議席にとどまった。公示前の167議席の約29%に減らした。中道は比例代表に公明出身者28人を擁立し、28人全員が当選を果たした一方、立民出身者は選挙区と比例代表に約145人を擁立し、当選は21人。〝生還率〟は約15%と対照的な結果となった。
選挙区当選は7人
公明出身者の獲得議席は公示前の21議席を上回った。公明出身者は全11ブロックで中道の比例代表名簿の1位に搭載されるなど、立民出身者より優遇された。
中道は選挙区に立民出身者を中心に202人を擁立し、選挙区の当選は7人にとどまった。
7人は▽神谷裕氏(北海道10区)▽階猛氏(岩手1区)▽泉健太氏(京都3区)▽小川淳也氏(香川1区)▽渡辺創氏(宮崎1区)▽野間健氏(鹿児島3区)─。
野田佳彦共同代表と斉藤鉄夫共同代表は9日未明の記者会見で、引責辞任を示唆。野田氏は自身の責任について「万死に値する」と述べ、斉藤氏も「責任は取らねばならない」と語った。両氏は9日午前に記者会見を開き、同日午後に執行役員会に臨む。進退を明らかにするとみられる。
自民は31都県で議席独占
共産党の田村智子委員長は大勢判明後の8日夜の記者会見で、中道について「立憲主義を掲げた立憲民主党が公明党に吸収される形でつくられた政党だ」と指摘した。
一方、自民党は315議席を獲得し、公示前の198議席を117議席上回った。戦後最多だった平成21年衆院選での民主党の308議席を更新した。
選挙区では285人を擁立し、249議席を獲得。東京都や神奈川県などで全勝し、計31都県(追加公認含む)で議席を独占した。(奥原慎平)