中道の比例名簿、1位は公明側独占 立憲側の狙いは「バーター」戦略
中道改革連合は27日、計234人の比例名簿順位を発表した。比例単独にまわった公明出身者全28人を11ブロックの上位に据え、1位は全て公明側が独占した。立憲側にとっては小選挙区で公明側の組織票を得て当選に結びつける戦略もあるが、中道の主導権を公明側が握っているとの印象も与えかねない。
「小選挙区の候補の当選に力を挙げる。そのことによって、比例の当選者が増えていく」。公示日の27日、大阪府堺市での街頭演説後、斉藤鉄夫共同代表(公明前代表)は、記者団から今回の名簿順位について問われ、「議席の最大化を図る」狙いであると強調した。
中道の比例候補のうち、公明出身者は前職21人。公明側は前回衆院選の小選挙区で落選した元職らも復活当選させようと、石井啓一元代表のほか中堅の人材として重要視する候補者らを上位に据えた。名簿1位になれば、当選は確実視される。比例名簿上位を公明側がほぼ占める格好となり、中堅の一人は「うちが比例をジャックしたようなものだ」と語る。
ただ、立憲側にも狙いはある。比例名簿では立憲出身者は下位だが、選挙区に1万~2万票あるとされる公明側の組織票の取り込みに期待できる。自公関係のように、小選挙区は立憲側、比例は公明側という「バーター」戦略を生かし、立憲側の議席の積み増しにつなげる狙いだ。立憲側のベテランは「こうでもしなければ大惨敗になるはずだった」と語る。
だが、公明側が比例上位をほぼ占めたことで、立憲側からは「譲りすぎだ」(衆院中堅)との声も漏れる。もともと立憲支持であっても、公明側への投票をためらう有権者の場合、今回の選挙で中道に確実に比例票を投じてくれるかわからない部分も出てくる。立憲出身の衆院中堅は「本当に公明側は本気で小選挙区で支援してくれるのか。ここまで譲っておいて、はしごを外されたら終わりだ」と懸念する。
中道改革連合の比例名簿順位(出身政党別)
【北海道17人】1、2位:公…