「世界一強い無所属」今回も発揮 福岡で唯一自民破った、緒方氏とは
8日に投開票された衆院選で、福岡9区(北九州市八幡西区など)の無所属前職、緒方林太郎氏(53)が5選を決めた。 【写真】緒方氏が語った、どん底の日々 2021年、24年の衆院選を無所属で当選し、自民の関係者からも「世界一強い無所属」と一目置かれてきた存在。今回、全国で自民への追い風が伝えられたが、福岡の11選挙区のうちで唯一、自民候補を破った。 外交官を経て07年に政治活動を始め、政権交代が起きた09年に民主党から衆院選に立ち、初当選した。 自民・公明が政権を奪還した12年に落選。14年は比例復活で再選されるが、民進党の分裂で希望の党に合流した17年に再びバッジを失った。 その後は政党を離れ、21年に無所属で衆院選に臨んだ。9選をめざす自民候補を破り3選。続く24年の衆院選では10万2千票余を得て、次点候補にダブルスコアの差をつけた。 今回対決した自民新顔の演説会には高市早苗首相が応援に駆けつけた。一方の緒方氏はボランティアを主体とする戦いで臨んだ。 福岡県の小選挙区では11区で武田良太氏が返り咲くなど、全11区中10区を自民が制した中、緒方氏は議席を唯一譲らなかった。 8日夜、当選が確実となった緒方氏は、高市政権の経済政策などへの危機感を語った。 「自分に課される課題、役割、責任は非常に重い。この国の政治を担う強い決意を持って頑張っていきたい」(田中久稔)
朝日新聞社