歌手の加藤登紀子(82)が8日放送のTBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)に生出演。衆院選投開票日であることを念頭に、国政選挙への思いを語った。
番組後半の「風をよむ」のコーナーで、司会の膳場貴子は「高市総理は『自分が総理でいいか、国民に決めて頂く』と述べていましたが、首相の信任を問う、という今回の選挙を、どうとらえたらいいのでしょうか」と切り出すと、VTRで大日本帝国憲法から現在にいたるまでの、首相指名の制度の変遷、議院内閣制などを紹介した。小泉純一郎首相による郵政解散、民主党の政権交代、安倍“1強”政権なども振り返った。
加藤は「忘れてはいけないのは、民主主義というのは、国家が暴走する、ということは大変怖いことだ、という。独断的に国家が暴走する時代をいくつか経験して、特に日本の場合は第2次世界大戦があって。その国家を暴走させないために、主権在民としての、人々の力をどのように反映させるか、というのが根本なんですよね」と指摘。「民主主義という議会制度で、一番大事なことは、今日選挙の日でもありますから、多数決だから強い人が全部好きなようにやっちゃう、ということになってもらいたくない。ギリギリまでちゃんと、少数意見とかいろいろな意見が尊重される、ということがこの議院内閣制なんですよね」と述べた。
さらに「小選挙区になってから、政治がちゃんと論争して国を動かしていくんだ、というパワーがすごく減ったと、私は経験的には思います」と私見も示した上で「仕方がないんだけど、主権在民だから、投票の日ですから、たくさんの意見が反映される国であって欲しいということは、しっかり心に持ってないといけないと思います」と語った。