【衆院選】中道の重鎮・岡田克也氏が落選 高市首相の台湾有事発言“引き出して”猛批判 敗因は「ネット」
第51回衆院選は8日、投票が行われ、即日開票された。三重3区では自民党元職の石原正敬氏(54)の当選が確実となり、中道改革連合の岡田克也元外相(72)は議席を失うことになった。岡田氏は本人の意向で比例代表と重複立候補していなかった。 【画像あり】元グラドルが大金星!中道の大物破った 岡田氏は9日未明に落選が確実となると四日市市で支援者の前に姿を見せ、「敗因は2つ。高市旋風とネットですね」と分析。「ネットを見ている人の支持が非常に低かった。相当いろんなデマや批判が渦巻いていたので、それに十分対応することができなかった」と無念の表情で話した。 その後、NHKの開票速報番組に中継で出演。自身の進退については「私個人のことを今、こういう形で聞かれてもお答えできません」と明言を避け、「私がやらなければいけないことは、有為な若い人材がたくさん議席を失ったので、議員でない形であっても彼らを育てていく、その仕事をしっかりやりたい」と語った。 自民党から立候補した1990年から12回の当選を重ね、小選挙区では10戦全勝と強さを見せつけてきた岡田氏。民主党政権で外相などを歴任し、旧民主党の党代表や幹事長、立憲民主党でも2024年9月まで約2年間、幹事長を務めた。 そんな重鎮が激しい批判にさらされたのが昨年11月の衆院予算委員会。台湾有事の際にどのような場合に集団的自衛権を行使できる存立危機事態になるのかと質問した岡田氏に対し、高市早苗首相は「戦艦を使い、武力の行使も伴うものであれば、存立危機事態になり得るケースだと考える」と答弁。この発言を受けて中国側が猛反発すると、日本国内の一部議員やコメンテーター、SNSでは「追及がしつこい」「誘導した」などと岡田氏への批判が巻き起こる事態となった。 高い支持率を誇る高市首相の不用意な答弁を「引き出して」しまったための“とばっちり”が今回の選挙にも影響。24年の前回衆院選ではダブルスコア以上の大差で完勝した石原氏に3度目の対決で初めて敗れることになった。