8日投開票の衆院選で与党対決の大阪7区(吹田市、摂津市)において自民党元職、渡嘉敷奈緒美氏(63)の敗北が確実となった。選挙戦では、党幹部や安倍晋三元首相の妻、昭恵さんらが応援に駆け付けたが、自民府連が要請していた党総裁の高市早苗首相の来阪はかなわず、小選挙区で涙をのんだ。
渡嘉敷氏は9日未明、吹田市の選挙事務所で支援者らに「力が足りなかったと反省している。結果を受け止め、この経験を次に生かしたい」と述べた。
元自民府連会長で厚生労働副大臣などを歴任した渡嘉敷氏は、維新前職の奥下剛光氏(50)と激突。令和3年と6年の衆院選でも奥下氏に敗れており、今回比例代表での復活当選もかなわない場合、政界を引退する「背水の陣」の覚悟で臨んだ。
選挙戦では、閣僚や党幹部のほか、中学・高校時代の同級生だった昭恵さんの来援を受けた。昭恵さんとの街頭演説では過去の落選時に安倍氏から「絶対に国政に戻ってこい」と激励されたエピソードを披露。高市早苗政権が進める物価高対策などを訴えたが、今回も届かなかった。