大阪19区(貝塚市、泉佐野市、泉南市、阪南市など)では、自民党元職の谷川とむ氏(49)が日本維新の会前職の伊東信久氏(62)に競り勝ち、当選を確実にした。過去5回の選挙で維新候補に敗れていた谷川氏だが、高市早苗首相の人気を追い風に議席を奪取。大阪の小選挙区での維新の議席独占を阻止した。
当選確実となった谷川氏は9日未明、支援者らが集まる泉佐野市のホテルで「厳しい戦いだったが、みなさまのおかげです。恩返しできるよう、愚直に誠実に働いてまいりたい」と感謝を述べ、拍手と歓声に包まれた。
安倍晋三元首相を「政治の師」と仰ぎ、高市首相とは「姉と弟のような関係」と話す谷川氏。選挙戦では、ガソリン暫定税率の廃止や子育て支援策など高市政権の実績を強調した。高市首相の来援は実現しなかったが「むしろ高市さんがいなくても勝とうというスイッチが入った」(谷川氏)と精力的に街頭演説を展開して支持を広げた。
一方、伊東氏のもとにはたびたび吉村洋文代表が応援に駆けつけては「維新が政権のアクセル役を担う」とアピールしたが、及ばなかった。