8日投開票の衆院選で群馬3区は、自民党の笹川博義氏(59)と中道改革連合の長谷川嘉一氏(73)の与野党一騎打ちとなり、笹川氏の6度目の当選が確実となった。
同日午後8時過ぎ、当選確実の一報を受け、喜びに沸く支持者らが集まる群馬県太田市の選挙事務所に姿を現した笹川氏は「今回は公示日まで厳しい戦いを覚悟していた。その危機感を陣営が一丸となって受けとめ、戦った結果」と述べ、喜びをかみしめた。
笹川氏が長谷川氏と争うのは、平成24年から6回連続。中でも派閥パーティー収入不記載事件を巡る逆風が吹き荒れた前回選は、214票差という薄氷の勝利だった。加えて今回は長年の友党・公明党が自民との連立政権を離脱し、長谷川氏の支援に回るという不安もあった。
しかし、選挙戦が始まると、前回選の「氷のように冷たかった」有権者の反応は感じられなかったという。高市早苗首相の人気に支えられ、報道各社の調査では「自民優勢」とも伝えられた。それでも陣営幹部は「投票日直前の緩みは簡単に数千票の違いを招く」と最後まで警戒を解かず、緊張感のある選挙戦を展開した。
公明の離反と高市人気。2つがどう作用するのか。手探りの面もあった選挙戦は結局、首長や自民県議らを中心とした組織をフル回転させつつ、2度の副大臣経験を前面に打ち出して票固めを進めた笹川に軍配が上がった。(風間正人)