【未来食が現実に直面】
昆虫粉末食のメーカーの仏Ynsect社が破綻を宣言し、同国北部にある大規模な工場を閉鎖した。同社は2021年に操業を開始。2025年12月にはプラントを解体し始めている。
Ynsectは操業中に約1億4800万ユーロ(275億円)の国家支援を受けていた。仏政府は技術的な問題、パンデミックの影響、エネルギー価格の値上がりが破綻につながったと説明しているものの、元社員らはこれに反し、非衛生的な環境で修理が行われず、投資を呼び込みながら従業員削減が常に行われていたと別の問題を指摘している。現在、およそ40名の元社員らが解雇を不服として同社を訴えている。
Ynsectの破綻は、代替のたんぱく源としての昆虫食をEUが合法化したことを背景に起きた。EUは2025年2月、大型ミールワームの幼虫の粉末を食品に使用することを許可したが、Ynsect の例は、グリーン政策に則り、政治的な支援を受けても昆虫食は安定した需要を確保できるビジネス・モデルになる保障がないことを示した。
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Sputnik 日本
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【大型ミールワーム粉末 ヨーロッパの食卓に登場へ 欧州議会が合法化 】
2月10日、大型ミールワームの幼虫から作られた粉末をEUが合法化した。これ以降、食品に正式に添加できる。EUは、昆虫は世界中で食されており、代替タンパク源としての昆虫の利用は新しいものではないとしている。
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