「明末清初の五彩と天神図・鍾馗図ー神ともよばれた男たちー」 東京黎明アートルーム
に行ってきました。
室町時代の、雲渓永怡(うんけいえいい)の、「騎馬鍾馗図」も良かったけど、
なんといっても、柴田是真の2作品が良かったです。
柴田是真(1807~1891)は、漆工と絵画を両立させた、江戸の職人でありながら、素晴らしい美的センスの持ち主だったんですね。
「束帯天神図」 (明治)
には、彩漆(いろうるし)が使われていて、紙の上に漆で絵を描く技術が使われているんですね。
なんか、絵なんだけど、工芸品という趣がありました。
工芸品なんだけど、掛け軸なので、巻いて保存する。
その割には、保存状態がとても良くて驚きました。
凄い技術力を感じました。
もう一つの是真作品がこの日僕が一番気に入りました。
「円窓鍾馗図」
この作品、多分違う作品なんでしょうが、徴古館の「鍾馗と鬼図」にそっくり、瓜二つ。
どうゆう関係か全くわかりませんが、同じもののように感じるが??どうなんでしょう??
今日見てきた、「円窓鍾馗図」 は画像はありませんが、図の上の余白の部分がもっともっと広かったと思ったけど・・・・。
いずれにしても、円窓からにらみつける鍾馗。スタコラ退散する鬼。
朱色の地に金粉も見事でした。
いや職人芸術家、柴田是真、凄かったです。
この日のもう一つの目玉は、明末清初の五彩。
五彩とは、様々な彩釉を使って上絵付けした中国製磁器のこと。ちなみに日本製は、色絵と呼ぶそうです。
明の時代、景徳鎮の民窯や官窯で青花や五彩が盛んに生産されたが、万歴(1572~1620)後、明の勢いは衰えて、官窯の製造は中止されるんですね。
一方、民窯では、日本、東南アジア、ヨーロッパ向けの愛らしい作品が作られ続けるんですね。
今回展示されているのは、官窯が作られなくなった万歴後から官窯が復活する清の康熙までに作られた民窯の五彩でした。
明の時代の作品も良かったけど、やっぱり、清の康熙時代(1662~1722)の康熙五彩は、五彩の技術も進歩して、鮮やかで素敵でしたね。
いやー、今回も、東京黎明アートルーム、大満足でした。
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