樺嵯斗は旅立ちました。
辛くて、悲しくて、淋しいですが、
それでも私は、高額療養費制度が「命と心の時間」を支えてくれたと感じています。
この制度があったからこそ、経済的な不安に押しつぶされることなく治療に向き合い、家族として寄り添う時間を持つことができました。そして樺嵯斗は、やれるだけの治療をやり切り、最期まで自分の時間を生きました。
高額療養費制度は、そこに至るまでの「生き方」と「家族の時間」を支えてくれる、かけがえのない制度です。
-樺嵯斗の思い-「治療を諦める理由が、お金であってはいけない」
病気になる以前は政治に関しては無関心で、正直、自分が投票しても何も変わらないと思っていました。
けれど、22歳で悪性リンパ腫を発症し、多額の治療費が必要な中、国民皆保険制度や高額療養費制度のおかげで、どうにか治療費を払う事が出来ました。
この時、日本の医療制度にとてつもない感謝をした事を覚えています。
今回の高額療養費制度の引き上げを受けて、私は、政治に無関心でいるまま制度が変えられていくことの怖さを、強く実感するようになりました。
ただでさえ闘病で辛い中、お金のことも考えなくてはいけないのは、想像以上に辛いものなのです。
また今回の件で将来の医療費に不安を覚えた人は保険会社にたくさんのお金を払って安心を買います。しかし、金銭的に余裕がない人はその安心が買えません。それはつまり金銭的な差によって受ける事ができる医療の差が出てきてしまうんじゃないかと思うんです。そうでなくても貧富の差によって健康への不安の違いは確実に生まれるでしょう。
若い人は、政治が生活に直接関わってくる事は少ないかもしれません。
しかし、遠い未来、あなたにとって大切な人が出来た時に、日本の医療制度が崩壊していたら、あなたはどうやってその人を守りますか?
手遅れになる前に、あなたの一票で日本をより良い国にしていきましょう。
私のような若い世代が、将来お金を理由に治療を諦めなくて良い日本を。
きっと、それがあなたにとっての幸せにつながると思うから
(樺嵯斗の過去の投稿より)