櫻木真乃ちゃんの、ピーちゃんになりたい with浅倉透
※この記事は2025年11月16日(日)に開催されたシャニマスオンリー同人イベントSSF09にて頒布された合同誌「SHINYLABO JOURNAL Vol.2」に寄稿した作品を少し編集して投稿したものになります。
ご挨拶
皆さん初めまして!!!Miyabiですー!!(Twitter@38B_jp)
音楽と打楽器を生業に生きている音大生です!!!
僕は、今回素晴らしい提案をしにきました。それは、
お前もピーちゃんにならないか?
ご存知だとは思いますが、まずはピーちゃんについて軽く説明。
「ピーちゃん」とは、283プロ所属アイドルユニット、『イルミネーションスターズ』のメンバー、櫻木真乃さんが飼っている白いギンバトさんのことです。今回、僕はピーちゃんになりにきました。
ピーちゃんになって櫻木さんを怖がらせましょう!!
でも僕一人がピーちゃんになってもなんの面白みもないので…
今回はなんとスペシャルゲストをお招きしています。
それではお越しいただきましょう。
浅倉透さんです。
浅倉「イェー」
みやび「よろしくお願いします!!!」
浅倉「おなしゃす」
みやび「えー、今回の企画について浅倉さんは、どこまで把握してらっしゃいますか?」
浅倉「え?あー、なんか、なるんでしょ。真乃ちゃんのピーちゃんに」
みやび「そうですね!!!なりましょう!!!」
浅倉「でも、どうやってなるの?」
みやび「よくぞ聞いてくれました。このままじゃ読者の皆さんにはこれから僕らが全身白塗りでピーちゃんのコスプレをして櫻木さんをガチで怖がらせてしまうことになってしまいますからね…」
浅倉「何それ、やばいw」
みやび「浅倉さんは、『バードコール』という楽器をご存知ですか?」
浅倉「(首を横に振る)」
みやび「バードコールというのはですね、その名の通り、鳥の声が出せる楽器なんです!」
浅倉「あ、なんか動画で見たことあるかも。笛みたいなの」
みやび「お、それは『※バードホイッスル』っていう、また別の楽器のことですね!確かに『バードコール』を文字通りに訳すと「鳥笛」です。しかし吹くものではありませんよー。『バードコール』は、乾いた木の枝にネジ差し込んで、それをクリクリっと回すと、擦れる音で鳥の鳴き声のように鳴る楽器なんですよ!」
※ バードホイッスルとはその名の通り野鳥や小鳥のさえずりを精巧に再現できる笛のこと。ギザギザのなっているところを下に舌先に乗せ、リードを舌の腹で上顎に軽く押し当て、シーっと鋭く息を吐き出すと音が出る楽器です。
浅倉「おー。作るの?それ」
みやび「話がはやい!!!そうです!今回はそのバードコールを作ってピーちゃんになろう!という企画です!!結構お手軽で、簡単に作れちゃうんですよ!!それじゃあ作っていきましょう!!」
@公園
みやび「と、いうことで必要なものをまずは揃えていくために、公園にきました」
浅倉「イェー」
みやび「まずはバードコールで最も大事な部品、『木の枝』を探していきますよー。大事なのはなるべく太い枝を探すことです!」
浅倉「太い枝…」
みやび「なぜかというと、バードコールは木にネジ、中でも少し太めのものを刺すのですが、木の枝が細いと上手く刺さりません…ですから太い枝を探してみてくださいね!」
浅倉「落ちてる?そんな枝」
みやび「だからといって、生えている木の枝を折るのは絶対にNGですからね!落ちている枝を探しましょう!!ちなみに浅倉さん、今回の枝探しをする前日の天気、覚えていますか?」
浅倉「めっちゃ落ちてたね。雷」
みやび「そうですね、かなり強い雷雨でした。強い雨や強い風が吹いた後は木々の枝が折れ、比較的太い枝も折れていることが多いです。ですからこの雷雨の後の翌日に枝探しを行うわけですね」
浅倉「なら見つかるじゃん」
みやび「お、やる気出てきましたか?」
浅倉「余裕です」
みやび「では早速探してみましょうか!」
約十分が経過した頃…
浅倉「…どうすか」
みやび「お!割と良いんじゃないですか!!しかも2本も!これは早くも枝探し終了ですね!」
浅倉「ふふ、あざーす」
みやび「では、次はネジを買いにホームセンターまで行きましょうか!」
@ホームセンター
みやび「はい、ホームセンターにきました。ネジを探していきますが…今回は輪っかのついたネジを買っていきますよ。」
浅倉「輪っか?」
みやび「なぜ輪っかなのかというと、完成してから紐なんかでぶら下げると首にかけたりできますからね!」
浅倉「いいね。どこでもピーちゃんだ」
みやび「浅倉さん、だんだんテンション上がってきてますね」
浅倉「ふふ、そうかも。太めだったっけ?ネジの太さは」
みやび「そうです!今回は0.5cmのものを探していきましょうか!」
ネジコーナーにやってきた一同
浅倉「思ってたより安いね、ネジ」
みやび「ネジだけだと100円ちょっとのものが多いですね!木は実質無料だし、お手軽に作れてとっても楽ですよね!」
浅倉「自由研究みたい、なんか」
みやび「浅倉さんは夏休みの自由研究、何か作ったりしましたか?」
浅倉「あー、書いた書いた。日記。8月の空の雲の動き」
みやび「それはまぁ変わった日記ですね…どうしてそんな日記を?」」
浅倉「テレビで映画やってて。城が出てきたんだよ。雲の中から。浮いてるやつ」
みやび「…それで自分も見つけようと?」
浅倉「そうそうw 一回本当に見つけられると思ったけどなぁ」
みやび「見つかってたらそれはそれでこの企画より面白いことになってましたね…」
浅倉「お、あったあった。輪っかのやつ」
みやび「金か鉄か種類があるみたいですね…浅倉さん、どっちにしますか?
浅倉「えー、じゃあ金にしよ。真乃ちゃん、キラキラしてるから」
楽器を作ろう!
みやび「さて、ネジも無事に購入できたので、早速作っていきましょう!!ここからはノコギリなどの工具品を使っていきますよ!」
浅倉「数すごいね、工具の」
みやび「今回は僕の友人のご協力のもと、この工具スペースを使っていいとの許可をいただきました!ありがとうございます!」
浅倉「ありがとうございます」
みやび「では、早速枝をノコギリで削っていきます!長さは3cm〜5cmにしています!工具を使う際は使い方に気をつけ、周囲を確認して安全に行なってくださいね!」
浅倉「しゃー、削るかー」
みやび「良い感じに削れましたね!!…なんか細いか…これ?」
浅倉「え」
みやび「まぁ!ネジが刺されば大丈夫だから!!!入れてみましょう!!」
ネジ刺し中…
ミシミシミシミシ…..バキバキバキバキ….!!!
みやび&浅倉「あ」
みやび「ま、まだもう一本あるから!!!」
バキバキバキバキ!!!!!
みやび「……」
浅倉「細かったかー」
みやび「もう一回探しにいきましょうか…」
@河川敷
浅倉「えー、今回選んだ公園の木の枝は、太い方でもバードコールを作るには細すぎました。という結論に達しました(カンペ)」
みやび「…はい…公園で楽しようとしました…すみません」
浅倉「ドンマイドンマイ、だから今ここにいるんだよね。河川敷」
みやび「はい!河川敷に生えている大きな木から枝を探します!!ここほとんどの枝が太いので、良いやつが見つかるはずです!!」
浅倉「っしゃー」
みやび「では!!早いとこ探していきましょう!!!」
浅倉「あった?いい枝」
みやび「太さ的にはいい枝が多いんですけど、木の密度が少ないものが多いですね…これだと、ネジが刺さっても音が鳴らないんですよ」
浅倉「あちゃー、大変だね、これは」
みやび「根気強く探していきましょう!あ、これなんかいいんじゃないですか?簡単に折れないってことは密度もあって木も乾燥してますね!」
浅倉「グー」
みやび「一応もう一本探しておきたいですねぇ…」
浅倉「これは?拾ったやつ。太いし、硬い」
みやび「おー!これは僕のやつよりかなり強度ありそうですね!浅倉さん、探すのが上手ですね!」
浅倉「え、そう?…ふふ、あざす」
みやび「枝も長いですし、ノコギリで何本か作れそうですね!戻って早速取り掛かっていきましょうか!」
楽器作り リベンジ
浅倉「これはいけるでしょ、いい枝だし」
みやび「自信満々ですね!じゃあ浅倉さんにノコギリお願いしようかな」
浅倉「ふふ、お願いされました。任せて」
浅倉「いいんじゃない?」
みやび「いいですね!!切ってから気づきましたが、真ん中二つの木が少し密度が足りなくて音が鳴らないかもですね…二つ探しておいて正解でした!」
浅倉「刺す?ネジ」
みやび「ですね!!とりあえず4本ともぶち込んじゃいましょう!浅倉さん、お願いできますか?」
浅倉「っしゃ。やりますか」
みやび「ネジを入れる際、斜めになったりしないように、まっすぐささるように気をつけてくださいね!」
浅倉「うし、刺さった刺さった」
みやび「まずは一番太い方からですね。うまく音が鳴るといいですが…では浅倉さん、それをぐるぐる左右に回してみてもらってもいいですか?うまくいけば、小鳥のさえずりみたいにピーピーっと音が出るはずです!」
スカスカスカスカ…
浅倉「鳴らないね」
みやび「やっぱり木の密度が足りていなかったみたいですね…これは諦めて、もう一つの木を試しましょう!」
浅倉「オッケー。おりゃ」
みやび「いい感じに入りましたね!」
浅倉「鳴けー、鳥ーー」
スカスカスカスカ….
みやび&浅倉「…….」
浅倉「だめかー」
みやび「うまくいかないですね…原因を調べてみます一旦今日はもう夕方ですし、解散にしましょうか」
浅倉「残念、また頑張ろ」
後日
みやび「はい。、僕の先輩の楽器作りが趣味の方に僕達で作ったものを見せて聞いてみました。えー、音が鳴らない原因といいますか、木が悪い!!という結論になりました…」
浅倉「まじか」
みやび「僕もこういうのは下調べとかせず手探りで探すタイプなので、木の種類は考えずにやってしまっていたのも反省点です…難しい…」
みやび「それでですね…その方が作ったバードコール、借りてきました。こちらになります」
浅倉「やば、職人じゃん」
みやび「なんか、見た目のクオリティが段違いと言いますか…木はサクラを使っているとのことでした。これが一番音が出やすいそうです。せっかくなんで浅倉さん、鳴らしてみてください」
浅倉「オッケー」
ピーピーピーピー…
浅倉「やば、マジ鳥じゃん」
みやび「本当に小鳥が鳴いているみたいですね!鳥のいるところでこれを鳴らせば会話ができるって言われているそうですよ」
浅倉「えー、したいかも。会話」
みやび「ここで僕らの目的を思い出しましょうか!」
浅倉「えーっと、真乃ちゃんのピーちゃんでしょ。なるやつ」
みやび「そうですね!これで櫻木さんのところへ行ってみましょうか!」
公園 meets 櫻木真乃
みやび「えー今、公園にきております(小声)」
浅倉「いるね、真乃ちゃん(小声)」
みやび「櫻木さんは我々に気づいていなさそうなので、浅倉さんにバードコールを鳴らして、会話ができるのか試して貰いましょう。では、浅倉さん!願いします」
浅倉「オッケー」
ピーピーピー…
櫻木「…ほわっ、鳥さん、いるのかな」
浅倉「お、早速反応。伝われー」
みやび「何かメッセージでも送ってるんですか?」
浅倉「あー、呼んでる。真乃ちゃんの名前」
ピーピーピー…
櫻木「…?透ちゃん?」
みやび&浅倉「…え?」
みやび「え、気づかれてませんよね?」
浅倉「え、うん。バレてないと思う。死角だし」
櫻木「透ちゃん、いるの...?」
みやび「これ完全に会話できてるんじゃないですか?」
浅倉「…じゃあ変えてみるか。セリフ」
ピピピピピー…
櫻木「…ほわ、透ちゃん、大変!!すぐにプロデューサーさんに電話しないと…」
浅倉「え、やば、完全に伝わってるわ」
みやび「え、なんて伝えたんですか」
浅倉「えー、助けてくださーい。襲われてまーす。って」
みやび「え」
浅倉「あ、車だ。プロデューサーの」
みやび「え?」
櫻木「あ、プロデューサーさん!姿は見えないんですけど、透ちゃんが誰かに襲われてるみたいで…っ」
浅倉「あ、やばいかも。まじで。逃げないと」
みやび「俺、なんかやばいことになってませんか!?」
浅倉「ごめんw。飛んで逃げよ。鳥みたいに」
ピピピー!!!(バードコールを鳴らしながら走って逃げていく)
みやび「あ!ちょっと!!浅倉さん!置いていかないで!バードコールひとつしかないから!!」
櫻木「誰かいるの…?」
みやび「ピーピピーピピピピピピピピピ!!!!!!」
その日の夜、一人の男性がアイドルに自分は鳥だと名乗って近づいたとして逮捕されたというニュースが流れたのだった..


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