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「嫌われたくない絵描き」が一番損をする理由
こんにちは。 イラストレーター5年目の藻前まっくと申します。 だんだん「新人」とは言いにくくなってきた今、これまでの活動を振り返って 「完全に失敗だったな……」 「もっと早く気づきたかった」 と思うことがいくつもあります。 この記事は、 これからイラストレーターを目指す人 絵描きとしてのSNSブランディングを学びたい方に向けて、 私の実体験ベースの後悔をまとめたものです。

絵描きの「自我」って、必要?不要?

SNSの絵描き界隈では定期的に話題になりますよね。
「絵描きの自我(=日常ポストや人となりが見える発言)って必要?」 「絵だけ見たい。作者の自我はいらない」 
さまざまな意見があるなかで、絵描きさんも悩むことが多いと思いますが、 自我を出さない絵描きは、長期的に見ると確実に損をします。

私は「壁打ち運用」を何年も続けていました

私はずっと 自我は出さなくていいかな……私は人に好かれる性格じゃないし……誰も私個人の発言なんて興味ないだろうし……
と思っていて だから数年間、絵だけをひたすら投稿する壁打ちSNS運用を続けていました。 リプライしない 交流しない 声をかけられてもいいねだけしてスルー

その運用を何年も続けた結果、

「あれ、周りに誰もいない……?」 趣味で絵を載せるだけなら、それでもいいかと思いますが…… イベントや即売会、展示会に出た時に イベントで周りのクリエイターさんたちは知り合い同士、私だけポツンとしていたり 企業案件で呼ばれたイベントですら、 馴染めないことが何度もありました。

仕事は「壁打ち」だけでは生まれない

仕事の依頼はクリエイター同士のつながりから始まったり、一緒に作品を作る仲間がいないと始まらないことが多いです。 でも当時の私は、 「絵をちゃんと描いていれば、誰かが見つけてくれる」 と勘違いしていました。

「話しかけづらい人」になっていた

イベントで知り合った人とも、 会話のきっかけがまったく掴めませんでした。 なぜなら、私がどんな人なのか、誰も知らない。 SNSから見える人となりは、たとえ一面的でも 「この人と仲良くなれそうかな?」 を判断する材料になります。 絵だけを載せている人は、 心を閉ざしている 誰とも関わりたくない そう受け取られてしまうこともあります。

一番つらかったこと

一番困ったのはこれでした。 「言っていないことを、言ったことにされても否定できない」 私がどんな人か誰も知らないので、 見る人が勝手にイメージを作り上げてしまう。 本当は違う そんなこと思ってない そう否定しても、 普段の振る舞いで示していない以上、説得力がありません。

応援は「人」に向いている

絵描きは絵を見せる仕事です。 でも「応援したい」という気持ちは、絵描き本人への好感から生まれます。 ただ絵だけを投稿している人は、 無料で絵が見られるアカウント として消費されてしまいがちです。 実際、人気のある絵描きさんを見てみると、 みんな、わりと自我を出しています。 嫌われることもあります。 でもその分、 ファンの結束と愛情は圧倒的に強くなります。

「この人の良さがわかるのは自分だけ」

と思わせられる絵描きさんは、めちゃくちゃ強いです。 また、 自己主張しない=思想やこだわりを語らない ということでもあります。 せっかく自分の創作や作品で大事にしている芯があっても、 言葉にしなければ誰にも伝わりません。 むしろ何も言わないことで、 自分の思想と真逆の人が集まってしまうことすらあります。

「自我がいらない」の正体

見る側の 「自我はいらない」という意見の多くは、 ・攻撃的、レスバ、喧嘩 ・陰謀論 ・差別的、偏った意見 ・病み発言 こういった不快な気持ちにさせる言動を指している場合がほとんどです。 常識的でポジティブな発信なら、 むしろ応援してくれる人のほうが圧倒的に多いです。

自分らしさは、我慢しなくていい

絵を描くうえで一番大切なのは 自分らしさです。 それを正しく伝えるためにも、 SNS上でも自分らしさを出していきましょう。 私自身、 「嫌われたくない絵描き」でいたせいで たくさん遠回りをしました。 だからこそ言えることは 自我を出さない絵描きは、長期的には、確実に損をします。 私もこれからは、 もう少し自分を出していこうと思います。
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