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※無償公開【鉄道模型市場㊤】(2018.12.10発表)

※こちらは2018年12月10日発表の調査データです。最新の情報ではない可能性がありますのでご了承ください。

目次

#【鉄道模型市場㊤】
・市場定義/市場構造
・鉄道模型ブランドの比較 by「X ビジネスエンジン」
・市場規模/参入事業者シェア

#【鉄道模型市場㊦】
・主要事業者の動向/トレンド・トピックス
・主要事業者詳細個票①(関水金属)
・主要事業者詳細個票②(トミーテック)
・関連事業者簡易個票①(カツミ)
・関連事業者簡易個票②(グリーンマックス)
・関連事業者簡易個票③(ディディエフ)
・関連事業者簡易個票④(ポポンデッタ)
・関連事業者簡易個票⑤(マイクロエース)

本書で用いている「X ビジネスエンジン」について

「X ビジネスエンジン」とは:
 矢野経済研究所が保有する「産業ビックデータ」と独自に開発した、「リサーチAI(商品・サービス・ブランド計測システム)」を元に、クライアント企業の事業支援を行う事業推進ソリューションサービスです。
 商品、サービス、技術、ブランド、または企業そのものに対する評価を立体的に可視化し、売上高、企業力との相関を分析、ポテンシャルの評価を可能としております。
 無数のネットメディアからデータを取得し、弊社の産業ビックデータ、リサーチAI により、主要市場や、企業の分析は勿論、超ニッチ市場、BtoB 市場の商品、サービス、技術、ブランド等も分析できる仕組みとなっております。

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 「売上」「集客」等の軸だけでなく、商品、サービス、技術、ブランド等を「魅力度」「温度」という観点から分析する点も、特徴の一つとなっております。「X ビジネスエンジン」にご関心のある方は、巻末のお問い合わせ先にご連絡願います。
 魅力度軸・・・「ネット上での反響 ÷ メディア露出数」で算出。
 温度軸・・・ 「二次拡散数 ÷ 反響数」で算出。
 情報の拡散状況を定量化し「温度」としております。

#鉄道模型市場

≪市場定義≫

 鉄道車両を一定の縮尺・軌間(鉄道線路を構成する2本のレールの内側の幅)で再現した模型を指す。
本項では、車両のほかジオラマ・レール・動力ユニットを含めた市場規模と、車両のみの市場規模の両方を算出している。
 なお、オークションや中古品店等による二次流通や、自作によるもの、「プラレール」(タカラトミー)など、「玩具」の要素が強く子供をメインターゲットとした商品は除外している。

≪市場構造≫

 鉄道模型には、ゲージと呼ばれる軌間(鉄道線路を構成する2本のレールの内側の幅)の広さに応じて様々な規格が存在する。ディスプレイ専用など一部の特殊なものを除き、車両スケールとゲージを揃えた規格を業界内で共有し、その規格による製品であればメーカーを問わず線路や電源装置を共有できるようになっている。
 日本で愛好されている主なものとしては、軌間の広い順に1番ゲージ(45mm)、Oゲージ(32mm)、HOゲージ(16.5mm)、Nゲージ(9mm)、Zゲージ(6.5mm)が挙げられる。 
 日本ではNゲージが最もポピュラーで、鉄道模型市場全体の約75%を占めている。次いでHOゲージ約15%を占め、その他のゲージが残り数%と推計される。その他のゲージとして、テーブルサイズで楽しめるコンパクトさからZゲージを愛好する層や、逆に鉄道車両のディテールが再現されやすく迫力が出ることから、1番ゲージやOゲージ等大型のものを好む層も、少数ではあるものの根強く存在している。

■車両サイズの概要と市場シェア

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 参入事業者は、海外メーカー、個人事業者や同人サークルに近い事業者まで含めると、50社以上の事業者が存在すると推定される。当該市場は 「TOMIX」「ジオラマコレクション」ブランドを展開するトミーテックと「KATO」ブランドを展開する関水金属が2大メーカーとなっており、この2社で全体の約8割を占める。その他、Nゲージではマイクロエース、グリーンマックス、HOゲージではエンドウ、カツミ、天賞堂、2012年より鉄道模型店から完成品メーカーに参入したポポンデッタなどが挙げられる。

■主な鉄道模型ブランドと車両サイズ

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≪鉄道模型ブランドの比較 by「X ビジネスエンジン」≫

  鉄道模型ブランドを弊社の解析手法(Xビジネスエンジン)を用いて分析(調査期間は2018年2~4月の3ヶ月間)したところ、以下のようになった。

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 全体的に鉄道模型のユーザーは年齢層が高く、アニメやゲーム、フィギュアなど他のオタク分野に比べてインターネットやSNSによる情報収集や情報拡散をする傾向が低いことが表れる結果となった。
 各ブランドを分析すると、ユーザーが主体的にブランドを支持し、且つブランドが浸透している状況である『積極的支持』に位置するブランドは、トミーテックの「ジオラマコレクション」のみが当てはまった。
 2大ブランドであるトミーテックの「TOMIX」と関水金属の「KATO」を見ると、「TOMIX」は『魅力度』(=メディアに左右されず自主的に反響しているユーザーの度合い)は高いものの、『温度」(=情報の拡散度合い)が低く、いわゆる「冷めた魅力」に位置する状態となっている。
 一方、「KATO」は自主的に情報を発信しているユーザーの比率が低く、且つ情報自体が拡散していない状況にあり、魅力度、温度ともに低い『消極的支持』に位置している。
 同集計期間には、車両ではKATOの「四季島」、下回り品ではTOMIXの「TNOS(ティーノス)」といった話題性が高い商品が市場の主役となっていたが、メディアを通じた情報の拡散具合は高くない状況であった。言い換えれば、市場の底上げに貢献している製品を提供してはいるが、ユーザーが主に実店舗で情報収集などをしている傾向が高いか、人気が高いが決して一過性の製品ではないという見方もできる。
 その他のブランドでは、バンダイスピリッツの「Bトレインショーティー」がジオラマコレクションと同じくらい『魅力度』が高い状況となり、反響数も上記2大ブランドに次ぐ多さであった。これは、2018年4月に「Bトレインショーティー」が㈱バンダイから新たに設立された㈱バンダイスピリッツに事業譲渡されたことによる影響が考えられる。
 また、「PLATZ」は『温度』が他ブランドと比べて圧倒的に高く、一定期間に同ブランド商品の情報が広く拡散されたようである。

≪市場規模≫

 2017年度における鉄道模型市場の市場規模(国内出荷額ベース、車両のほかジオラマ・レール・動力ユニット等周辺商品を含む)は、前期比7.6%増の113億円になると算出された。車両模型のみの市場規模においては、同10.1%増の87億円になると推計され、車両模型の構成比は鉄道模型全体の約77%と前期から2ポイント上昇した。
 当該市場は、先述したように「TOMIX」ブランドを展開するトミーテックと「KATO」ブランドを展開する関水金属が2大メーカーとなっており、2017年度で約8割を占める。 2017年度は、トミックスの新制御システム「TNOS(ティーノス)」や関水金属の特別企画製品「E001形〈TRAIN SUITE 四季島〉」などの目玉製品が販売をリードし、ここ数年には見られなかった市場拡大につながった。
 2018年度においては、関水金属の「四季島」ほど市場を大きく押し上げる新製品は予定されていないものの、各社ユーザーニーズに応えた定番品を投入していくとともに幅広い遊び方の提案につながる下回り品の提案も積極的に行っていることから、大幅な反動減は見られないものと思われる。そのような背景から2018年度の市場規模は、前期比1.8%減の111億円にて推移するものと予測する。

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市場調査の矢野経済研究所で「オタク調査」を行う『Xbusiness研究室』オフィシャルnote。 今までに発刊したショートレポートを掲載していきます。古いものについては一部無料公開します。
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