一見簡単に見える式でも、答えを間違えてしまうことがあります。
今回の問題も簡単な数字で構成されていますが、実はちょっとした落とし穴が潜んでいます。
さて、あなたは正しく計算できるでしょうか。
問題
次の計算をしなさい。
(2+8÷2)+10÷2
解答
正解は、「11」です。
迷いなく正解にたどり着けたでしょうか?
計算結果が11にならなかったり、計算の途中で「これでいいんだっけ?」と迷ったりした人は、ぜひ次の「ポイント」をご覧ください。
この問題の正しい計算過程を確認できますよ。
ポイント
この問題のポイントは、「計算の順序」です。
今回のように一つの式の中に複数の演算が含まれているケースでは、「どの順序で計算するのか」によって出てくる答えがバラバラになってしまうことがあります。
そこで大事になるのが、次の計算順序のルールを守ることです。
<計算順序のルール>
次の順序で計算します。
1.括弧の中(※括弧には()や{}などの種類があります。)
2.掛け算・割り算
3.足し算・引き算
※同じ優先順位の計算がある場合は、左から計算します。
では、このルールに従って、今回の問題を計算してみましょう。
(2+8÷2)+10÷2
今回の問題には()があるので、()の中から計算します。
ここで注意したいのが、()の中にも複数の演算があることです。()の中にあるのは、足し算と割り算ですが、計算順序のルールによれば割り算の方が優先されますね。よって、次のように計算を進めてください。
(2+8÷2)+10÷2←()の中の割り算を先にする
=(2+4)+10÷2←()の中の足し算をする
=6+10÷2
残りは足し算と割り算になりました。()の中を計算したときと同じく、足し算よりも割り算を優先して計算すれば、正解にたどり着くことができます。
6+10÷2←割り算を先にする
=6+5←最後に足し算をする
=11
まとめ
今回の問題では、割り算を足し算よりも先にすることが大事でした。
実はこの問題、括弧の中でも、括弧がなくなった式でも足し算が割り算より先に出てくる式になっていました。先に出てくる計算を優先したくなるところですが、書かれている順番に関係なく「割り算は足し算より先に」計算するようにしましょう。
※ただし、足し算に括弧が付いていて割り算が括弧の外にある場合は、足し算を先にします。括弧が付いている計算の優先度は、一番高いからです。
計算順序のルールは、複雑そうに見えるかもしれませんが、何回か使うと自然に身についていきます。ぜひ類問にもチャレンジして、計算順序のルールに慣れていきましょう。
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。
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