がーわのたびレポ

日本各地の移動手段や観光地、宿泊施設をじっくりと紹介!

【愛知旅行記】ご当地グルメの宝庫豊橋!食にこだわる豊橋旅〈前編〉

こんにちは。

今回は2025年7月に訪れた愛知県は豊橋ご当地グルメを食べまくった旅をお届けします。

愛知県西部に位置している豊橋東三河エリアの中心都市。愛知県といえば特徴的な名古屋めしは有名ですが、ここ豊橋にもなかなか特徴的なグルメが存在しております。さらに豊橋周辺の街には有名なメロンの産地や、豊川稲荷など見どころもたくさん。1泊2日で豊橋を中心としてご当地グルメと観光を楽しんできました。今回は1泊2日ながら紹介したいものが多いため、1日目と2日目の前後編に分けて紹介していきたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

旅の行程

1日目 豊橋&田原観光

大阪→(新幹線)→豊橋(豊橋観光)→田原(田原観光)→豊橋泊 ←前編はここまで

2日目 豊橋&豊川観光

豊橋→豊川(豊川観光)→豊橋→(新幹線)→大阪

 

豊橋の歴史をめぐる

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新大阪駅より東海道新幹線を利用してやってきたのは豊橋駅豊橋の玄関口であり、東海道線飯田線、や名鉄豊橋鉄道が乗り入れる拠点駅となっています。新幹線もひかり号が停車する駅で、東京からだと1時間半程度でやってくることもできる距離です。


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豊橋駅到着後は市内を走る路面電車に乗車し、宿泊するホテルへ荷物を置きに向かいます。豊橋駅の東側方面に市街地が形成されており、市内の観光地も東側に点在しております。路面電車を使いながら観光できるので、観光しやすい街と呼べると思います。


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7月と言うこともあり外は猛暑。ホテルのすぐ近くにある屋内施設から観光を始めていきます。まずやってきたのは豊橋公園内にある豊橋市美術博物館。市内観光を始める前にまずは歴史の勉強をしてから。ちょうど夏の時期、さらには終戦から80年という節目もあって、太平洋戦争に関する企画展が開催されていました。

実は豊橋は軍都として1個師団が置かれた街。軍の拠点があったからこその発展もありつつ、空襲の標的にもなったという一面も持っています。豊橋の街の歴史、正と負の両面から学ぶことができました。


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美術博物館のある豊橋公園のすぐそばにあるこちらは豊橋市公会堂。外観から歴史ありそうな感じをひしひしと感じますが、こちらは昭和初期に建てられた建築。太平洋戦争時の豊橋空襲も耐え抜き国の登録有形文化財にもなっています。もちろん現役で催し物などに活用されています。

 

豊橋の街歩きと休憩グルメ

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豊橋の歴史を学んだあとは、豊橋駅へ向けて街をぶらぶらと歩きながら観光していきます。豊橋駅方面に向かっていると、豊橋を代表する名物のお店が。

それがここ豊橋に本店を構えるヤマサちくわ。江戸時代、まだ豊橋という地名がつけられる前からここ豊橋の地に根付いており、豊橋にいると至る所で広告を見つける名物として馴染んでいるようです。

 

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豊橋駅のほど近く、地方都市にありがちなのがアーケードの商店街。ここ豊橋にも規模は小さめですがときわ通りと呼ばれるアーケードの商店街があります。正直こういった商店街でも時代の流れには逆らえずに、チェーン店が多数出店しているという光景が多いのですが、ここときわ通りは観光客にとってはあまり馴染みのない、地元ならではのお店が軒を連ねていました。

 

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少し街歩きを楽しんだので小休憩と行きましょう。やってきたのはときわ通りの少し先にあるケーキ屋さんのマッターホーン。地元の人に愛される老舗のケーキ屋さんということで、時間を問わずに賑わっているそう。

ここでいただくのは店名がついたケーキ「マッターホーン」。ふわふわのスポンジと栗のつぶつぶが入ったクリームの相性が最高なスイーツでした。

 

メロンの聖地渥美半島・田原へ

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しばしの休憩を終えて豊橋駅に戻ってまいりました。ここからは豊橋鉄道渥美線に乗車して渥美半島田原市を目指します。

豊橋鉄道渥美線新豊橋駅はJRと名鉄豊橋駅よりちょっとだけ離れているので注意が必要です。本数は休日でも20分ごとに1本と確保されており、地方のローカル線と考えると比較的利用しやすいと言えると思います。

 

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豊橋駅から30分少々で終点の三河田原駅に到着。こちらは田原市の中心部に程近い駅でもあり、この先渥美半島伊良湖岬方面へと向かうバスとの結節点にもなっています。

 


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三河田原駅から歩くこと十数分、道の駅田原めっくんはうすへとやってまいりました。その名前のニュアンスや看板の色などから察することができますが、田原はメロンの産地。

こちらの道の駅では写真のようなメロンをふんだんに使ったスイーツやメロンそのものの販売がされています。

 

普通ではない豊橋カレーうどん

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田原でメロンを堪能し、再び豊橋鉄道に乗って豊橋駅へと戻ってまいりました。夕食の時間ということで、再び豊橋名物を堪能したいと思います。豊橋駅からも程近い玉川うどんにやってきました。


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こちらでいただくのは豊橋カレーうどん。ただのカレーうどんではありません。

食べ進めていくと器の底からとろろとご飯が出現するというカレーうどんとカレーライス(?)を同時に堪能できる一品になっています。ついでにヤマサの豆ちくわ天ぷらもトッピング。これ1品で十分にお腹いっぱいになることができるご当地グルメでした。


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ホテルに戻ってデザートタイム。豊橋の人気洋菓子店ボンとらやのピレーネをいただきます。ふわっふわのスポンジにクリームがぎっしり入っている洋菓子で、感覚的にはケーキに近いような感じ。

写真にあるメロン味のように、時期によっても様々な味があるのでどの季節でも楽しむことができるスイーツとなっています。

 

ドーミーイン豊橋に宿泊

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この旅で宿泊するのはドーミーインエクスプレス豊橋。2023年オープンと比較的新しいお馴染みドーミーインで、運び湯ではありますが、天然温泉の大浴場を楽しむことができます。

 

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ドーミーイン豊橋の最大の特徴と言えるのが、夜鳴きそば。ドーミーインではお馴染みのサービスになっていますが、なんとここ豊橋では冷凍麺ではなく生麺を使用。近くに麺を作る工場があるということで、豊橋だけは生麺で提供されています。

ちなみにこの日は海の日か何かの限定企画で塩ラーメンが提供されていました。


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忘れてはいけないのがドーミーインの朝ごはん。愛知県ということで、ひつまぶしも楽しめるうなぎや豊橋ならではのヤマサの豆ちくわなども用意されていました。

ちなみに左のう巻きは海の日近辺のこの日限定でした。さすがのドーミーインクオリティ。朝から愛知のご当地グルメを堪能して2日目へと進みます。

 

ということで以上、豊橋旅の前編でした。

愛知県というと名古屋メシのイメージは強いですが、豊橋と聞くとピンと来ることはあまりないと思います。隠れたご当地グルメが多いのが豊橋なんでしょうかね。実際今回紹介したものの中でも、ちくわとカレーうどんくらいしか存じ上げずの状態で、調べてから初めて知るグルメも多数でした。後編でもまた紹介していきたいと思います。

 

この記事は2025年7月下旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

【愛知・岐阜旅行記】近鉄・名鉄で巡る!!愛知岐阜城めぐり旅

こんにちは。

今回は2025年5月に訪れた愛知・岐阜の城めぐり旅の様子をお届けします。

生活の拠点が大阪に移ってから距離が近くなり、その魅力にハマってしまった岐阜県大垣の夏の名物「水まんじゅう」。日帰りでもいける距離ではありますが、近鉄・南海・名鉄が乗り放題になるデジタルフリーきっぷを活用して、名鉄で行けるエリアのお城を巡ってしまおうということで企画した旅です。メインとしては城めぐり。愛知県にあるお城の中でも100名城となっている2つの城を中心に、水まんじゅう目当ての大垣にある大垣城も含めて3つの城を巡ることとしました。

1泊2日で2日目も昼頃には帰路に着くという比較的軽めな旅にはなりましたが、2日間を一気に紹介していきたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

旅の行程

1日目 2つの100名城をめぐる

難波→(近鉄特急)→名古屋→岡崎(岡崎城)→犬山(犬山城など)→岐阜泊

2日目 水の都大垣観光

岐阜→大垣(大垣城など)→名古屋→(近鉄特急)→難波

 

関西から名古屋へ「アーバンライナー

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旅の始まりは近鉄大阪難波駅。大阪に拠点が移り交通手段は神奈川在住時代より多彩になった気がします。新幹線か飛行機かの2択がほとんどでしたが、長距離を行く特急列車が未だ健在の関西圏では、旅の始まりが特急列車になることも多くありわくわくしちゃいます。

 

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さて大阪と名古屋を結ぶ近鉄の名阪特急というと、ひのとりをイメージする方も多いとは思いますが、今回はこちらのアーバンライナーを利用します。ひのとりは速達型でとにかく早く名阪間を結ぶことに特化している一方で、アーバンライナーは主に三重県の各都市に停車していく鈍行タイプの特急です。それでも2時間20分ほどで大阪名古屋間を結んでくれます。また、ひのとりよりも少しだけお安く移動ができます。

 

徳川家康の拠点岡崎城

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近鉄名古屋駅に到着後、名鉄に乗り換えてやってきたのは東岡崎駅。岡崎へはJRの東海道線でも向かうことができますが、岡崎城へは名鉄の方が近くを通っており、岡崎市の中心部としても、名鉄東岡崎駅の方が近い場所に位置しております。

東岡崎駅前には徳川家康の騎馬像があります。岡崎は家康生誕の地であり、岡崎といえば徳川家康を体現している駅前となっています。

 

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東岡崎駅より徒歩15分ほどでやってきたのは岡崎城。ここが家康誕生の地であり、徳川家康の始まりの地。2023年の大河ドラマ放映時には大河ドラマ館も設置されていました。もちろん城は再建ですが、館内では岡崎城そのものや家康についての展示がなされています。


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岡崎では岡崎城の観光のみで、再び名鉄に乗車。途中乗り換え駅の神宮前駅で途中下車して、昼食タイム。多種多様な名古屋メシの一角を担うきしめんをいただきました。

 

現存天守犬山城と人気の城下町

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神宮前から乗り換えて犬山駅へとやってきました。駅ビルではなく駅マンションという珍しい駅。今回向かう犬山城だけではなく、博物館明治村やモンキーパークへもバスで向かうことができる観光拠点の駅となっています。


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賑わっている城下町を通り抜けて城とまちミュージアムへとやってきました。ここでは犬山城へと登る前に、犬山の町の歴史や犬山城自体の歴史、犬山城下町の巨大なジオラマなどの展示を通して学ぶことができます。城下町の喧騒と比べると静かな雰囲気で、ゆったりと見学することができました。


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城下町から国宝でもある犬山城天守閣へと上がります。平山城となっているため、小高い山を登って天守閣まで行く必要があります。

さすがの国宝、混雑時は入場制限も発生するらしく天守閣入り口には並ばせる用の仕切りがたくさん用意されていました。日曜日の16時台ということもあって並ぶほどではありませんでしたが、それでもかなりの混雑ぶりでした。


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天守閣の最上階から城下町を望みます。1本だけではありますが、往時の城下町を思わせるような建物が並び姿、人の賑わいを上からでも感じることができました。

反対側には木曽川がすぐそばまで迫っており、どの方角も毛色が違う景色を楽しめます。

 

ドーミーイン岐阜で滞在

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宿泊するのは岐阜駅に程近いドーミーイン岐阜。いつもの天然温泉に充実のサービスで快適な滞在となりました。

それはそうと写真にある「金華の湯」。外国人観光客に「金華」って何?横の鳥のこと?って聞かれました(たぶん)。たしかに分からんよなと思いつつ、岐阜城のある山のことを金華山というのよ、と英単語を並べて説明しました。やっぱり、英語勉強しないと…


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夕飯、のあとのおやつにたこ焼き。実はこのたこ焼き、名古屋を中心に東海エリアを牛耳っているラーメンチェーン、スガキヤの新業態。スガキヤのラーメンだしが入ったたこ焼きとなっています。

普段からスガキヤを食べてないからあんまり分からなかったんですが、普通に美味しかったです。


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さて朝食のお時間。もちろん岐阜の名物がたくさんあります。飛騨牛まぶしご飯にポークシチュー、鶏ちゃん焼きなどなど、ドーミーインの朝食で十分にご当地グルメを制覇することができます。

 

水のまち大垣観光

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2日目に入ります。岐阜駅から東海道線に乗車して大垣駅へとやってきました。今回城巡りの旅と題しておりますが、実際一番のメインの目的がここ大垣。導入でも話題にしておりますが、大垣の水まんじゅうが絶品なんです。それを味わうために2年連続で夏の大垣へとやってきました。

 

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メインディッシュの前に旅の趣旨に合わせて大垣城を訪問。関ヶ原の戦い時には非常に近くに位置していることから、大垣城をめぐる戦いも白熱した東西軍の戦いになっていたそうです。そんな戦いや関ヶ原との位置関係などを知れる展示が館内ではなされています。博物館という方が近いかも知れません。

また大垣城の周辺は遊具がたくさんある公園になっており、現在では戦いとは無縁、子どもたちが遊ぶ声が聞こえてくるような場所になっています。


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最後に水まんじゅう屋さんへ。大垣の水まんじゅうは冷蔵で冷やすのではなく、水の都らしく井戸水などを使用して冷やしているんだそう。食べる時にも氷と一緒に器へ盛られて出てきます。自然の涼を感じられる季節の風物詩になっています。もうすでに筆者としては、大垣の水まんじゅうがないと夏を感じられなくなっているかも知れません。

 

ということで以上、愛知岐阜城めぐり旅をお届けしました。

戦国三英傑の出身であることをはじめとして、何かとお城や歴史的な古戦場が多く残っている愛知・岐阜の両県。今回利用したデジタルフリーきっぷの降車駅が限られていたこともあってこのようなチョイスになりましたが、まだまだ多くの歴史スポットが点在しております。さらに今年2026年は豊臣秀吉の弟、秀長を主人公として大河ドラマが放映されています。もちろん三英傑が登場しますし、ドラマの舞台となる名古屋には大河ドラマ館も設置。何かと盛り上がる愛知・岐阜へ歴史をなぞる旅に出かけてみるのも良いかも知れませんね。

 

この記事は2025年5月下旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

【徳島・香川旅行記】四国のみぎしたで温泉とDMV!今と昔の発明を追う四国旅

こんにちは。

今回は2025年6月の徳島・香川旅の様子をお届けします。

2021年より徳島の南端エリアを走る阿佐海岸鉄道にて世界初の営業運転を開始したDMVこと「Dual Mode Vehicle(デュアル・モード・ビークル)」。鉄道にもバスにもなれるという画期的な交通手段で、営業開始当時はニュースなどでも取り上げられる注目の高さを見せていました。ところが、開業から4年となりその賑わいも収束、苦境に立たされつつあるというニュースを目撃。ここいらで乗りに行って、ついでに徳島南部も観光してこよう!と思い立った旅です。

そのついでに、2025年に放送中の大河ドラマで主人公の人格形成に大きない影響を与えた平賀源内は現在の香川県さぬき市出身。せっかくなので、江戸時代の発明家と最新の発明であるDMVを両方見に行こうという行程に仕上げました。

途中トラブルに見舞われた話なども含めて、紹介していきたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

旅の行程

1日目は徳島南部の観光。

大阪→(高速バス)→海陽町→阿南

2日目は香川を観光しつつ大阪へと戻ります。

阿南→志度→高松→岡山経由→大阪

 

高速バスで徳島南部の温泉へ!

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旅の始まりは大阪駅。関西から徳島県へは基本的には高速バス利用がメインルート。今回は県庁所在地である徳島市よりも南、徳島県最南部にある海陽町を目指します。

大阪駅周辺に多数ある高速バス乗り場の中で、ヒルトン大阪近くにあるハービス大阪からの出発です。


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大阪駅を出発して阪神高速を通り、淡路島を抜けて大鳴門橋を通り四国へと入ります。四国に近づくにつれて大雨模様。鳴門海峡名物の渦潮は見られませんでしたが、潮流の境目がわかる状態でした。

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徳島県に入り高速を外れると一般道でひたすら南下。大阪からおよそ5時間、徳島県最後の停留所である宍喰へと到着しました。漢字が難しいですが、「ししくい」と読みます。

 

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道の駅宍喰温泉に隣接するホテルリビエラししくい。こちらでは日帰り入浴を楽しむことができます。

宍喰温泉は炭酸水素塩泉のトロトロ温泉。さらに大浴場からは太平洋を望むオーシャンビュー。最高の温泉を楽しむことができます。

 

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風呂上がりに昼食タイム。周辺で獲れる地元のものを使ったメニューが揃う中、選んだのは鰹の酒盗丼。鰹の内蔵の塩辛である酒盗と鰹のたたきが載った豪華な丼をいただきます。その名にふさわしく、酒盗はかなり濃いめの味でご飯が進みすぎてしまいました。

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道の駅の建物に戻ってきたらデザートタイム。徳島の一部地域で飲まれている寒茶のジェラートをいただきます。

甘味が強いお茶らしく、ほうじ茶や抹茶アイスとはまた違う甘さを味わうことができました。

 

バスと鉄道の融合「DMV

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道の駅宍喰温泉からは今回のメインイベントであるDMVが出ています。バスにも鉄道にもなる世紀の大発明。

一部高知県東洋町を経由してバス、鉄道の2つのモードを駆使した上で阿波海南文化村へと繋いでいる立派な公共交通機関となっています。

 

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DMVの車内は完全にバス寄り。事前にネットから予約することもできます。この日は土曜日も大雨ということもあるのかがら空き状態。

途中からちらっと乗車がありましたが、それでも最大3名と落ち着いてしまっているのが現状のようです。


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高知県甲浦駅で陽気な音楽とともにバスから鉄道へモードチェンジを行い、鉄道部分を走行していきます。さっきまで道路を走っていた車輌が、ガタンガタンと線路を走っているのは少し違和感を感じますが、外から見れるわけではないので受け入れてしまう自分がいます。


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JR牟岐線の終点である阿波海南駅にて再びバスモードへと戻り、少し先にあるDMVの終点阿波海南文化村までやってきました。

こちらは複合施設で、ホールや貸会議室、さらには海陽町の博物館までが軒を連ねています。予定の列車の時間までは博物館を見学しながら待っていることにしました。

 

大雨を乗り越えて阿南まで

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そろそろ乗車予定の牟岐線の時間になるということで、大雨の中徒歩で阿波海南駅まで。

阿波海南駅では、DMVのモードチェンジを外から見やすいように見学スペースが用意されています。そこで1本モードチェンジを見学しようなんて思っていたんですが、いくら待ってもDMVはやってこず…

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なんと大雨の影響によりDMVは運転見合わせに。外から見学できなかったのは残念ですが、自分が乗った便が動いてくれたことにまずは感謝。

ここまできて乗れなかったら思い残すことしかありませんからね…気を取り直して、JR牟岐線がやってくるのを待っていたのですが、、、

こない。待っても待っても全然こない。

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え、うそん。まさかの牟岐線も大雨の影響で運転見合わせ。

運転再開は未定。すぐに代替手段を探すも大阪方面の高速バスはすでに最終が出発しており、宿泊先がある阿南までも辿り着くことはできなそう。

なら高知側へ出てしまうかと思っても、室戸岬方面へのDMVも止まっている状態。まさに八方塞がり。

宍喰までぶらぶら向かって、日帰り入浴したホテルに泊まるかと思いかけていたその時、やってきた牟岐駅へと向かう路線バスに乗車。

なんとか駅員のいる牟岐駅までは辿り着くことができました。

 

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牟岐駅の駅員さんに聞いたところ、もしかしたら動くかもとのこと。しかも牟岐駅には列車がちょうど止まっている状態。

1時間ほど待っていると動くよと伝えに来てくれ、なんとか阿南駅まで辿り着くことができました。

 


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なんとか阿南までやってくることができ、今宵のお宿はスーパーホテル。実は初めて宿泊するホテルチェーンですが、大浴場(天然温泉)に無料朝食と快適そのもの。ちょっとだけご当地グルメも楽しむことができました。

 

平賀源内ゆかりの志度

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1日目の大雨を忘れ去るような良い天気で朝を迎えた2日目。阿南では宿泊のみ、観光はせずに朝から移動を開始していきます。まずは牟岐線に乗車して徳島駅まで、徳島と高松を結んでいる特急うずしおに乗車して2日目最初の目的地志度を目指します。

 

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阿南から乗り継ぎ時間も含めて2時間ほどで志度駅に到着。特急うずしおも停車する駅となっています。元々は後ほど紹介する志度寺門前町として発展、志度町という独立した自治体ではありましたが、平成の大合併により近隣の自治体と合併し現在はさぬき市を形成しています。


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まずは町が形成された由来ともなっている志度寺を参拝。聖徳太子で有名な推古天皇の時代に創建されたと伝わる四国の中でも屈指の歴史を誇るお寺です。存在感の強い五重塔に目が入ってしまいがちではありますが、手前の仁王門や本堂も江戸時代に作られた重要文化財に指定されており、こちらも見所となっていました。


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続いてやってきたのは平賀源内記念館。志度寺から讃岐街道をまっすぐ進むと位置しています。

江戸中期が取り上げられた2025年の大河ドラマでは、主人公に影響を与えるキーとなるポジションで取り上げられました。その平賀源内はここ志度の出身。記念館だけでなく、旧邸もあります。旧邸には薬学に通じた所から薬草の植物園が併設されています。


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志度でお寺や平賀源内ゆかりの地の観光を終えて、JRではなく高松を中心に走る私鉄、ことでん志度線に乗車します。ここ志度駅から観光地である屋島を経由して、高松の中心部である瓦町駅を結んでいます。志度まではJRとことでんどちらでも来ることができ、高松の郊外といっていい程度の距離感となっています。

 

瀬戸大橋の鉄道ルートで帰路

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琴電志度線を琴電屋島駅で下車してやってきたのは、香川県のローカルチェーンおくどさんというお店。いわゆるカフェテリア方式の定食屋さんで、自分の好きなおかずを組み合わせて定食を作ることができます。看板に魚と記載があるようにメインとなるのは焼き魚。出来立てのだし巻きも合わせて、日本を象徴するような定食を昼ごはんとしていただきました。


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再び琴電に乗車、瓦町駅で下車して時間もあるので徒歩で高松駅へと向かいます。高松駅へは大半の区間をアーケードの商店街を歩いて向かうことができます。ということでアーケードをぶらぶら歩いて立ち寄ったのはジェラート屋さん。昼食後にちょうど良い休憩となりました。

 

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JR高松駅にやってきました。以前訪れた際はなかった新しい駅ビルが誕生、四国の玄関口としてふさわしい駅に変貌を遂げておりびっくりしました。新しい駅ビル「ORNE」の屋上にはアンパンマン列車広場が設けられており、新たな見どころが誕生しております。

 

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それでは四国・高松を離れ大阪へと帰路につきます。高松と関西の間は鉄道だけではなく高速バスやフェリーでも結ばれておりますが、今回は鉄道で帰ることに。まずは岡山までの快速マリンライナーで瀬戸大橋を渡り、新幹線に乗り換えて大阪へ。旅を無事に終えることができました。

 

ということで以上、徳島・香川の旅行記でした。

念願のDMVに乗車できたことは大満足なんですが、大雨に巻き込まれてしまいモードチェンジを外から見ることができなかったのは心残りです。乗ってこそではあると思いますが、乗ってしまうと意外と凄さがわからなかったりしますのでね。まあ無事に脱出し、旅程の大幅な変更が生じなかっただけよしとしましょう。

また2日目に訪れた志度。正直観光する機会はほぼない場所だとは思いますが、平賀源内に関連する大河ドラマ放映中に訪れたことで、ポスターなど少しだけ盛り上がりを見せているタイミングで訪れることができてよかったと思います。きっとこの機会がなければ、訪れることはなかったはずです。

2025年の目標に掲げていた、あまり行かない場所に行くということを象徴する旅になったと思います。

 

この記事は2025年6月中旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

【2025年総括】2025年のまとめと感謝

こんにちは。

ほんとに久しぶりの更新が年末になってしまいました…

6月に部署異動があり、新しい仕事でてんやわんや。旅行記を書き綴る余裕もなく半年経ってしまいました。引っ越しはなかったんですけどね…笑

流石に慣れてきたので再開しようかと思っていた時にちょうどよく毎年恒例の総括記事があったのでここから再スタートしていきたいと思います。

 

以下目次です。

 

2025年の旅データ

2025年の旅

1月 SFC修行石垣編(沖縄)

1月 鉄道でビワイチ滋賀の旅(滋賀)

2月 念願の熊本とプチ天草旅(熊本・愛知)

2月 大雪と温泉の青森旅(青森)

3月 日本三景と温泉の宮城旅(宮城)

4月 道東縦断!釧網本線の旅(北海道)

5月 岐阜愛知の城めぐり旅(岐阜・愛知)

6月 SFC修行那覇編(沖縄)

6月 今と昔の発明を追う徳島香川旅(徳島・香川)

7月 食にこだわる愛知豊橋旅(愛知)

9月 北海道の礎をめぐる道央旅(北海道)

9月 ツーリズムEXPO愛知参戦旅(愛知)

10月 初めてのソウル旅(韓国・沖縄)

11月 SFC修行日本縦断編(沖縄・北海道)

11月 冬の北陸3県旅(福井・石川・富山・新潟)

12月 再びのソウル旅(韓国)

 

さてさてまずは2025年の旅データから。更新が止まっていた影響で全然露出してませんが、ちゃんと月1ペース以上で旅には出ています。しかも海外も。

8月ですが、暑くて中止というわけではなく、長崎は平戸や佐世保への旅を予定しており予約まで済んでいたのですが…なんと母校が甲子園へ。応援のために旅行キャンセルしちゃいました。

2月にはこれまで急なキャンセルが続いていた熊本へ念願叶って旅をすることができました。

訪問した都道府県数なんですが、仕事でもそこそこの都道府県に行ってしまい、判別つかないので今年はなし!

 

2025年の旅で利用した交通機関

飛行機

こちらもSFC修行をしていたこともあり、回数がアホみたいに多くなってしまうのでなし。

そのうち、気が向いたらSFC修行記事も書きます…気が向いたら。

 

新幹線

のぞみ(岡山〜新大阪) のぞみ(名古屋〜新大阪) のぞみ(名古屋〜新大阪) はくたか(敦賀芦原温泉) つるぎ(福井〜芦原温泉) つるぎ(芦原温泉〜金沢) つるぎ(金沢〜富山) はくたか(富山〜糸魚川) はくたか(糸魚川〜富山)  つるぎ(富山〜敦賀)

東海道新幹線北陸新幹線のみ。修行している年は長距離はほぼ飛行機で移動するためこうなりがちです。

 

特急列車

ひのとり(近鉄名古屋大阪難波) アーバンライナー(大阪難波近鉄名古屋) ひのとり(近鉄名古屋大阪難波) うずしお(徳島〜志度) ミュースカイ(中部国際空港名鉄名古屋) ひのとり(大阪難波近鉄名古屋) サンダーバード(大阪〜敦賀) サンダーバード(敦賀〜大阪) まほろば(大阪〜奈良)

一言で表すと、名古屋行きすぎ。近鉄率が非常に高くなっています。

 

観光列車

特急A列車で行こう(熊本〜三角)

念願の熊本旅で乗車できたA列車で行こう。車内で海を見ながら楽しめるデコポンハイボールが印象的です。

 

2025年の旅で宿泊した宿泊施設

北海道・東北

ドーミーイン北見 川湯温泉お宿欣喜湯 ニコーリフレさっぽろ ラジェントステイ札幌大通

ドーミーイン本八戸 ドーミーインExpress仙台シーサイド

関東

ホテルメッツ横浜鶴見

中部

ルートイン常滑駅前 ドーミーイン岐阜 ドーミーインExpress豊橋 ホテルプライムインあわら ドーミーイン富山

近畿

HotelR9theyard長浜 ドーミーイン神戸元町 OMO関西空港

四国

スーパーホテル阿南市役所前

九州

ホテルAZ上天草 西鉄リゾートイン那覇 ホテルルートイングランティア石垣 グランドキャビン那覇小禄

海外

ホテルグレイスリーソウル ドーミーインExpress仁寺洞 ドーミーインソウル江南

 

北海道沖縄が多いですね。やっぱり修行が関係してそう。

そして海外(韓国)にも進出。ドーミーイン系列に泊まりまくった1年となりました。

 

2025年の旅で印象に残った5選

さて恒例の5選です。訪れた順にしてあります。

石垣島の2大シェイク(マリヤシェイクとゲンキシェイク)


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1月の石垣旅、10月のソウル旅延長戦で訪れた石垣島。暑い南の島で楽しめる2つのシェイクを選びました。

どちらも濃厚で美味しい。マリヤシェイクはマンゴーソースをかけられる、ゲンキシェイクは空港で楽しめる。どちらか一方には決められませんでした。

watabimaruga.hatenablog.com

 

酸ヶ湯温泉青森県

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2月の青森旅で訪れた5メートル越えの日本一の積雪量を誇る酸ヶ湯温泉

大雪の中で硫黄の香りに包まれて入浴できるというなんとも素晴らしい時間を過ごすことができます。

watabimaruga.hatenablog.com

 

川湯温泉(北海道・道東)

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4月の道東旅で訪れた北海道の川湯温泉

他に類を見ないレベルの酸性の泉質で、皮膚がピリピリする感覚を楽しめました。

watabimaruga.hatenablog.com

 

・大阪関西万博

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2025年を象徴するものとして外せないのが大阪関西万博。大阪に住んでいたとあって、最終的に4回ほど訪れました。

混雑などもありましたが、半年で無くなってしまう儚さも相まって選ばせていただきました。

watabimaruga.hatenablog.com

 

ANAラウンジ(羽田空港第2ターミナル)

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12月のソウル旅では修行も兼ねてビジネスクラスで韓国へ。その際に利用した羽田空港2タミ国際線のANAラウンジがとにかく凄かったです。

時間帯も出発便が少なく、出国前に一番のハイライトを迎えてしまったのではないかと思うほど、印象に残っております。

来年からはANAで出国するなら羽田を選ぶ理由になりそうです。

 

2025年のまとめと2026年に向けて

2025年を振り返ってまいりました。そもそも投稿が長い間滞ってしまっていたので、今年の旅行について1人語りになってしまいますが、少しだけ。

まずはなんといってもSFC修行。今年の目標に掲げており、全然進捗を記事にはしておりませんでしたが無事解脱。来年からは紫組としてその恩恵を受けていきたいと思います。

そして個人的にはやっと熊本旅をすることができました。ここまで縁がないと少し怖い部分もありましたが、無事熊本での観光を楽しむことができました。

そしてそして海外編にも突入。今回はSFC修行も兼ねていたので、ソウルに2回訪れました。やはり何も知らない海外旅行が楽しくて楽しくて…完全にハマってしまいそうです。

 

そして2026年ですが、普通に旅行を楽しむ年にしていこうと思います。主なテーマとしては、行ったことない所に行く。

1月以降の旅の予定が続々と決まってきていますが、これまでに目を向けてこなかった場所を中心に巡ろうと考えています。もちろん海外も含めて。

ブログとしてはまず25年のサボっていた分の旅行記をしっかり消化していきたいと思います。

 

今年はガッツリと更新が止まってしまい、このまま辞めてしまおうかと考えていたことも否めませんが、せっかくここまで続けてきたので、趣味としての旅に飽きる時まで続けていけるよう、2026年も引き続きよろしくお願いいたします。

2025年も一個人の趣味全開ブログにお付き合いいただきありがとうございました。2026年、良い年になりますように。

 

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

 

 

 

【北海道旅行記】大自然の車窓が連続!道東縦断・釧網本線の旅後編

こんにちは。

今回は2025年の4月に訪れた北海道旅の後編の様子をお届けします。

2025年の春の北海道旅は2年ぶりの道東方面へ。今回のメインは釧網本線。沿線には知床や川湯温泉釧路湿原等の観光スポットがあるものの、全列車が普通列車という制約がかるためなかなか訪れられませんでした。

2泊3日とボリュームのある旅ですので、前後編に分けてお送りしています。今回は後編として網走を出発したところから川湯温泉、釧路の観光そして帰路に着くまでをお届けしたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

旅の全行程

1日目

伊丹空港羽田空港(乗り継ぎ)→女満別空港北見駅 

北見観光(ハッカ記念館など) 

ドーミーイン北見泊

2日目

北見駅→網走駅

網走観光(博物館網走監獄など) 

網走駅→川湯温泉駅→川湯温泉街 ←後編はここから

川湯温泉お宿欣喜湯泊

3日目

川湯温泉街→川湯温泉釧路駅

釧路観光(幣舞橋など)

釧路駅→釧路空港→羽田空港(乗り継ぎ)→伊丹空港

 

オホーツク海大自然の車窓

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網走監獄と道の駅を巡った網走での観光を終えて網走駅へと戻ってきました。ここからこの旅のタイトル通りの釧網本線の旅が始まります。

使用車両はJR北海道の最新の気動車であり、ここ最近一気に数を増やしているH100系。座席数が少ないのが少し難点。ですが今回は車内も空いており着席することができました。

 

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網走を出発して割とすぐに旅のハイライトとも呼べる車窓が続きます。網走から知床斜里の間はオホーツク海の真横を進んでいきます。この日は天気が良く、オホーツク海知床半島の姿がはっきりと。冬には押し寄せる流氷も眺められ、日本でも有数の車窓を楽しむことができます。


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オホーツク海は釧路行きの進行方向左側の車窓、では右側は?というと、ご覧のように北海道らしい人の力を感じさせない大自然が広がります。天然の花畑が広がる小清水原生花園の中を1両の列車が進んでいきます。


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知床観光の入り口となる知床斜里駅を過ぎるとオホーツク海に別れを告げて進路を南側に取り一路釧路を目指して進みます。車内もこのタイミングでガラガラの状態に。

知床斜里駅を過ぎると進行方向左側には斜里岳雄大な姿を眺められます。4月下旬とはいえ1500m超えの北海道の山ということでまだ冠雪している姿でした。

 

ピリピリ泉質の川湯温泉

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網走から列車に揺られること1時間半程度、川湯温泉駅に到着しました。温泉と名前のつく駅ではありますが、いわゆる温泉街まではここから路線バスを利用して向かいます。釧網本線の本数も少ないため接続をとっていることがほとんどです。

 


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川湯温泉街は少し廃れ気味。街中には廃墟となっているホテル跡もちらほらと。そんな中で宿泊したのはお宿欣喜湯。非常に大きな温泉ホテルですが、現在は一部施設を利用するのみの形でだいぶコンパクトに使っている印象を持ちました。

それでもお部屋は和室にベッドを置いたいいとこ取りスタイル。軽朝食も付いてきてお得な温泉ホテルでした。


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川湯温泉は日本有数の強酸性の泉質となっておりpH値はなんと1.7。こちらレモンより低いという衝撃の温泉です。それを証明するように、川湯温泉に鍵を浸けると溶かしてしまうという実験の模様が写真です。

この強酸性が故に循環等が使用できないため、掛け流しで楽しむことができます。人生で一度はピリピリの泉質を体験してみたいと思いませんか?


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川湯温泉街には温泉が流れる川もあり、街全体として硫黄の匂いが漂っています。全身浴ができなくとも足湯も完備されておりますので、ぜひここでしか楽しめない強酸性の泉質を楽しんで欲しいと思います。


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ここ川湯温泉街には横綱大鵬記念館があります。昭和の名横綱としての横綱大鵬は少年期をここ川湯温泉で過ごしたということで、この地に記念館が建てられているんだそう。今回は開館時間に間に合わなかったので訪問はしませんでした。


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夕食は川湯温泉街のお店でいただきます。今回はカフェを選択し、北海道のお野菜とこの辺りで取れる摩周そばを使ったガレットのセットを注文。古くからある温泉街には少し似合わないかもしれませんが、これも非日常として喫茶店の落ち着いた時間を過ごすことができました。

 

湿原の真ん中を走る釧網本線

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旅は最終日に突入。軽朝食のカレーやプリンをいただきバスに乗車、川湯温泉駅にやってきました。ここからは再び釧網本線に乗車して終着釧路駅を目指します。

乗車率ですが比較的高く、席が6〜7割は埋まるかなという程度。釧路駅が近づくにつれて混んできました。


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釧網本線知床斜里〜釧路の車窓のハイライトは標茶駅を過ぎてから始まる釧路湿原ラムサール条約にも登録される日本最大の湿原を進行方向のどちら側からも眺めることができます。タンチョウヅルかどうかはわかりませんが鳥をはじめとした動物の姿も確認できました。


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乗車中の列車は通過してしまう釧路湿原駅。その名の通り釧路湿原に隣接した場所にあり、近辺には細岡展望台という釧路湿原を一望できる展望台があります。釧路湿原ノロッコ号などもやってくる駅です。


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川湯温泉から釧路湿原を眺めながら列車に揺られて1時間40分ほど、道東の最大都市釧路駅に到着しました。札幌との間には定期の特急列車もたくさん発着する釧路駅とあってこれまで見てきた北見や網走といった駅よりも駅舎は大きく、ひとまわり大きな都市に来たのだと実感させられます。

 

曇り空の釧路観光

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釧路駅を起点にして徒歩で釧路観光をしていきます。釧路自体は3年前に観光しに来ており、その際とほぼ同じ場所を巡っていきます。

まずやってきたのはフィッシャーマンズワーフMooという複合施設。レストランにお土産店、公共機関も入った建物で、以前の訪問時は朝早過ぎてオープンしてなかったため建物内は初訪問となりました。お土産屋さんの充実度が釧路駅よりも高かったです。

 

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続いてやってきたのは幣舞橋と釧路モニュメント。またまた夕日でも霧でもないタイミングで来てしまいました。夕日を見るならモニュメントの対岸側、釧路川が少し蛇行している先まで行くと、ちょうど幣舞橋を正面に捉えることができそうです。


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幣舞橋を渡って少し進むとロータリー交差点とその先にある幣舞公園にやってきました。少し階段を登ってくるとこの景色が広がります。釧路を象徴する幣舞橋とそこから駅まで続く北大通、さらには太平洋まで一望できる素晴らしい眺望を楽しむことができます。

 


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釧路ではちょうどお昼時ということで、やってきたのはカレーのインデアン。十勝地方を中心に展開する超有名なローカルチェーンのカレー屋さんで、ここのカレーがとにかく美味しいんです。釧路にも店舗があったので、釧路の他の名物グルメを差し置いてカレーを選択しました。

 


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お土産を見にやってきたのは釧路駅からも歩いてほど近い和商市場。自分でネタを選んで載せることができる勝手丼が有名な市場です。ただ、先ほどお昼を食べたのでここではお土産として釧路のソウルフードカレーチキンを購入していきます。

その名の通りにカレー味のフライドチキンが楽しめるお店。北海道に来て魚ばかり食べているとお肉も欲しくなりますよね。

 

タンチョウ釧路空港から帰阪

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釧路駅から連絡バスに乗車してたんちょう釧路空港はやってきました。残念ながら釧路空港から関西方面へはフライトがなく羽田もしくは千歳での乗り継ぎが必要となります。釧路空港のターミナルビルはいわゆる地方空港という感じの大きさで、お土産屋さんやレストランもありました。


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往路と同様に羽田乗り継ぎを選択、釧路空港から羽田空港へのフライトは1時間45分ほどです。釧路空港を離陸するとすぐに太平洋上に出て三陸くらいから東北上空へ、そのまままっすぐ羽田に向かって降下するルートでした。そして羽田のアプローチは都心上空ルート。北海道の大自然とは正反対の人工物しか見えない景色ですが、これもこれで綺麗と感じてしまいます。


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旅に始まりあれば終わりもある、ということで2日前に出発した羽田空港の連結が完成したサテライト部分に到着。第2ターミナルのほとんど端から端まで歩いて伊丹便に乗り継ぎ大阪へと帰宅しました。

 

ということで以上、2025年春の北海道旅は道東縦断・釧網本線の旅をお届けしました。

道東のまだ見ぬエリアを一気に巡ったこの旅。公共交通に限界があったりすることやそもそも行くのに時間がかかるということでなかなか敬遠しがちなエリアかもしれませんが、行ったら行った人を感動させる何かの魅力が残っている。それが北海道ですかね。

今回紹介したのは道東エリアの中だとほんの一部。まだまだ行きたいところは多いですが、年々公共交通機関だけで巡れる場所が減っているのも事実なので、行きたいと思ったらなるべく早く訪れた方がいいかもしれません。

 

この記事は2025年4月下旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

【北海道旅行記】列車に揺られて道東観光!道東縦断・釧網本線の旅〈前編〉

こんにちは。

今回は2025年の4月に訪れた北海道旅の模様をお届けしたいと思います。

2025年の春の北海道は2年ぶりとなる道東方面へ行くことに。今回のメインとなるのは釧網本線。文字通り釧路と網走を結ぶ路線ですが、特急は走っておらずすべて普通列車のみという利用するにはまとまった時間が必要となる路線。沿線には知床や川湯温泉釧路湿原等の観光スポットがあり、観光路線としての役割が大きくなっています。

今回はそんな釧網本線をメインにしつつも、北見や網走そして釧路と各都市の観光も楽しんでまいりました。2泊3日とボリュームのある旅になりましたので、前後編に分けて、今回は釧網本線の入る前2日目の網走観光の様子までをお届けしたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

旅の全行程 

1日目

伊丹空港羽田空港(乗り継ぎ)→女満別空港北見駅 

北見観光(ハッカ記念館など) ドーミーイン北見泊

2日目

北見駅→網走駅

網走観光(博物館網走監獄など) ←前編はここまで

網走駅→川湯温泉駅→川湯温泉

川湯温泉お宿欣喜湯泊

3日目

川湯温泉街→川湯温泉釧路駅

釧路観光(幣舞橋など)

釧路駅→釧路空港→羽田空港(乗り継ぎ)→伊丹空港

 

北海道の翼で道東の玄関口へ

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関西圏から北海道への旅行、実は難易度が非常に高いのです。伊丹・関空・神戸と空港の数は多かれど、行き先は千歳か函館。夏季限定で運航をされる場合を除いて道内各地へは、羽田や新千歳での乗り継ぎが必須となります。

そんなわけでまずは今年おなじみとなってきたANAを利用して羽田空港へと向かうこととします。

f:id:gawa67tabimaru:20250606122719j:image羽田空港の2タミはサテライトと連結され、バス移動が不要になったと同時に遠い搭乗口が爆誕しました。たいてい小型機を用いる地方便が充当される、とのことで今回利用する女満別空港行きも新設された搭乗口に。乗り継ぎ専用口から進み制限エリア内をかなりの距離歩いて辿り着きました。


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女満別空港へと利用するのは北海道を拠点にしているエアドゥ。ANAコードシェアをしているためANA便名も割り振られています。鮮やかな機体カラーが特徴的で、翼の先端のウイングレットにはエアドゥのマスコットキャラクター「ベアドゥ」が描かれています。

 

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北海道にこだわりぬいたエアドゥでは、機内サービスのドリンクにもこだわっています。注文したのは北海道の昆布をふんだんに使用した昆布スープ。これが驚くほどに美味しく、北海道上陸前から北海道の食の前にノックダウン。機内販売でスープの素を購入することもできますよ!


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羽田から1時間45分程度で道東の空の玄関口である女満別空港に到着。女満別空港からは網走行きと北見行きのバスが接続しており、まずは北見行きのバスに乗車します。利用した北見バスは北見名物のハッカをイメージした緑色。終点となる北見駅前までは40分程度の所要時間です。

 

カーリングとハッカのまち北見観光

やってきた北見は北海道の北東部に位置、市域としてはオホーツク海に面していますが、市街中心部は内陸部。北見といえば冬季オリンピックで話題をさらったカーリング女子日本代表で有名で、街をあげてカーリングをアピールしてきます。

 



カーリング日本代表の「もぐもぐタイム」で話題になった赤いサイロを販売している清月は北見に本店を構えるお菓子屋さん。そのほかにも北見駅前ではカーリングカスタと名付けられるカーリングのストーンを模した人形焼きが販売されており、カーリングを町おこしとして活用しているようです。


ここまではカーリング一色の街でしたが、北見は「ハッカ」でも有名。北海道へやってくるとだいたいお土産屋さんにコーナーが設けられているハッカですが、ここ北見の名産品。そんな北見のハッカの歴史を学ぶことができるハッカ記念館が北見駅からほど近く徒歩10分程度のところにあります。

 

ハッカ記念館では実際にハッカを蒸留し油を取り出す様子を見学することができます。今回の訪問では時間がギリギリ間に合わず、あと1歩のところで実演は終了してしまっていました。が!実演後の部屋に入るとハッカの香りがすごいことに。この香りだけでも十分に訪れる価値があるハッカ記念館でした。

 

北見グルメと天然温泉の宿

北見での観光スポット巡りを終えて次は北見の食のターンです。北見といえば名産品や名物グルメがこれでもかと存在しますが、やはり一番に名前が挙がるのは焼肉ではないでしょうか。北見の中心部を歩いているとしょっちゅう「焼肉・ホルモン」の看板を見かけます。ただ誠に申し訳ないのですが筆者はホルモンが苦手なため、お店には入らず。焼き肉店が並ぶ様子だけ楽しませてもらいました。


夕食は北見からは少し離れていますが、網走湖名物のしじみをふんだんに使ったラーメンをいただきました。こちらのラーメン屋さんには、北見が全国に誇る名物である玉ねぎを使った玉ねぎラーメンもあり、ただでさえラーメンが美味しいのに地元の特産を載せたご当地ラーメンを楽しめました。

 

さて北見ではおなじみのドーミーインに宿泊します。ここの温泉は自家源泉の天然温泉を使用しており弱アルカリ性のとろとろすべすべの温泉を楽しむことができます。北見駅前のホテルの中には天然温泉の大浴場を設けているところもあるので、宿泊先選びの1つのポイントになりそうです。

 

ドーミーインといえばご当地グルメが楽しめる朝食。北海道各地にあるドーミーインでは自分で盛り付ける海鮮丼が人気ですが、ここ北見には海鮮丼はありません。がしかし、北見でしか楽しめないような品々が用意されています。

その一例が真ん中に陣取る海の幸が入ったホワイトカレー、右下の名産玉ねぎと豚のバラ焼き。海鮮を置いておけばいいんでしょ、という安直な考えではなく、北見ならではのメニューが揃っていることに感動を覚えました。

 

網走観光は網走監獄へ

2日目に入り北見駅から石北本線普通列車を利用し、やってきたのは終着の網走駅。ここから正真正銘の釧網本線の旅へと突入していきます。しかし、本数がすこぶる少ないのが難点。ということで空き時間で2回目の網走観光を楽しんでいくことにしました。


網走駅からぶらぶら歩いてやってきたのは博物館網走監獄。網走といえば監獄というくらい観光地として有名なスポット。前回網走に来た際は同じ天都山の山頂付近にあるオホーツク流氷館を見学しました。この2年の間にゴールデンカムイのアニメを見て勉強してきましたので、聖地巡礼を兼ねて網走監獄を見て回ることにしました。


網走監獄に入る前に食事タイム。網走監獄併設の食堂では刑務所の中で食べられているメニューを再現した監獄食を味わうことができます。今回はホッケ定食を選択。意外と量が多く感じたのと、味付けは薄めだったのが印象的。網走監獄へ訪れたら監獄食もセットで経験してほしいと思います。普通なら経験できるものではないですからね。


アニメに出てきたシーンと重ね合わせながらゆっくりと館内を巡ります。あの場所だ!と思いながら見学もしていきますが、金カムの聖地としてだけではなく、囚人たちの北海道の開拓に貢献してきた歴史も知ることができます。大満足で2時間近くもいましたが、それでもまだまだ見切れていないという印象を持ちました。

 



博物館網走監獄からバスに乗車して網走バスターミナルへ。そこから少しだけ歩いて道の駅流氷街道網走へとやってきました。4月の北海道ですが、日差しのぬくもりがあり暖かかったので、ソフトクリームを頂きます。網走のすぐそば呼人にあるジェラートの名店Rimoが監修する流氷ソフトクリーム。少し青みがかっており、パチパチキャンディもトッピングされていました。

この後網走駅まで歩いて向かい、いよいよ釧網本線の旅がスタートしていきます。その模様は後編でお届けしたいと思います。

 

ということで以上、道東縦断・釧網本線の旅〈前編〉でした。

釧網本線の旅と銘打ちながらもまだ釧網本線の姿は出てこない前編。導入部分で釧網本線沿線には観光地がたくさんあるとお伝えしましたが、その本数の少なさから途中下車しながら観光してくのは至難の業。旅程をうまく組むことができずに北見や網走の観光を取り入れることとしました。

北見・網走観光を終えていよいよ後編からは釧網本線に乗り、広い北海道内の未体験のゾーンに突入していきます。後編でもじっくりとお届けしていきますのでお楽しみに。

 

この記事は2025年4月下旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

【A列車で行こう乗車記】ジャズがテーマの観光列車で天草の入口へ!

こんにちは。

今回はJR九州の観光列車の1つである「A列車で行こう」の乗車記をお届けします。

JR九州といえば、九州各地を走っている観光列車、D&S列車が人気。九州各県に1つは存在しているほどたくさんの種類の観光列車が走っています。その中でも今回乗車する「特急A列車で行こう」は熊本県三角線を走る列車。熊本駅宇土半島の先端である三角駅を結ぶ列車で、乗車時間も1時間程度と観光列車にしては短いですが、その分1日2往復と乗車機会が多く気軽に楽しめる観光列車です。

観光列車ごとにテーマが設けられているJR九州ですが、「A列車で行こう」のテーマは大人の観光列車。大人の旅を楽しめる「A列車で行こう」の世界を紹介していきたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

三角線を行くジャズの名曲「A列車で行こう

「特急A列車で行こう」の旅の始まりは熊本駅A列車で行こうが走る三角線自体は鹿児島本線宇土駅から三角駅を結んでいますが、すべての列車がここ熊本駅まで乗り入れて運転をしています。

熊本駅には九州新幹線も通っており、比較的乗りに来やすい観光列車と言えるかと思います。


熊本駅の在来線改札を入り、やってきたのは切り欠きホームになっている5番乗り場。ここから特急A列車で行こうの旅が始まります。今回乗車するのは午後出発の3号。

A列車で行こうの運転日は基本的に土日祝日となっており、午前中に出発する便はおでかけ需要で混雑しがちです。特に熊本発三角行については乗車時間も比較的長く人気なため、1か月前の発売のタイミングからチェックしておくことをおすすめします。


こちらが乗車する特急A列車で行こう。使用車両はキハ185系で、三角線は非電化のため気動車特急が用いられています。車両のデザインはJR九州ではおなじみの水戸岡氏。ジャスの名曲「A列車で行こう」をモチーフに大人の旅をテーマとした黒とゴールドのシックな色づかいとなっており、見た目からして高級感が漂う車両となっています。

 

既に運行が開始されてから10年以上経過していますが、色あせることなく高級感のある車体を維持してくれています。A列車で行こうのAには2つの意味が込められており、1つは天草のA、もう1つは大人(Adult)のAを表しています。

天草には大航海時代のヨーロッパの文化が南蛮貿易によって伝わっており、その雰囲気を天草に向かう列車内から感じることができるように、とデザインをされました。

 



車両は2両編成で、三角側が1号車。1号車にはバーカウンターがあり、車内販売が行われています。今回は2号車の普通席を選択しましたが、2号車にはボックス席も設けられており、3~4人でもA列車で行こうの旅を楽しむことができるようになっています。

 

オーシャンビューの宇土半島を行く

高架化されている熊本駅を時刻通りに出発すると、まずは鹿児島本線の線路を特急列車らしい軽快な走りで南下していきます。熊本駅を出発してすぐには進行方向右側に在来線の車両基地である熊本車両センターが、そして富合駅を通過したあたりでは進行方向左側に九州新幹線の熊本総合車両所が見えます。

鹿児島本線を走っている間は決して景色が良いというわけではありませんが、鉄道好きならチェックしておきたい車窓が続きます。


10分ほど鹿児島本線を爆走し宇土駅に到着。ここでは乗降することができますが、特にお客さんは増えることはありませんでした。
宇土駅を過ぎると鹿児島本線、そしてその横を高架で爆走する九州新幹線に別れを告げていよいよ非電化単線の三角線に入っていきます。ここからはようやく観光列車らしい走りや車窓が期待できる区間となります。


宇土駅を出発し三角線へ入ると、熊本県真ん中あたり有明海八代海に面する宇土半島を進んでいきます。進行方向の右側には有明海が見えてきました。線路と海との間には道路がありますが、線路が少しだけ高くなってるため眺望としては気にならず、オーシャンビューを楽しむことができます。

 

有明海の向こう側には長崎県島原半島に位置する雲仙の様子もかろうじて確認することができました。これだけ晴れていても雲に隠れてしまい全貌が見えなかったのは少し残念ではあります。

 

大人の列車の車内販売

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三角線に入った辺りで車内販売を利用するために1号車のカウンターへと向かいます。車内には指定席以外にもフリースペースがいくつか用意されており、自由に使うことができます。こちらの写真は窓向きのカウンター席。ステンドグラスも使われておりキリシタンに馴染みのある天草らしさを感じられる内装です。


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車内販売のカウンターの横には日付入りの記念撮影用ボードがセットされていました。せっかくの観光列車の乗車体験なので、こういったものを用意していただけるのはありがたいですよね。

カウンターの近辺には記念乗車券も置かれているのでこちらもお持ち帰り必須です。 


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車内販売カウンターで買ってきたものをご紹介していきます。A列車で行こうでは大人の旅のテーマに沿ったハイボールが人気です。ハイボールサーバーが設置されており、そこから注がれるハイボールを味わうことができます。

いくつか種類がありますが、熊本らしくデコポンを使用した柑橘の香りを感じる「Aハイボール」を選択しました。ちなみにノンアルコールのAサイダーもありますので、飲めない時でも雰囲気を楽しめます。


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買ってきたものがもう一つ。こちらはA列車で行こうの車内販売限定商品である「カカオ研究所塩チョコレート」。天草の塩を使ったチョコレートで甘さの中にも塩のしょっぱさがあり、ハイボールとぴったり。

チョコとハイボールを片手に、まさに大人の列車旅です。

 

天草の入口、三角屋根のみすみ駅

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途中の網田駅では約20分の停車時間があり、この駅で下車しなくともホームに降りて写真撮影や散策を楽しむことができます。日にちによっては売店なども出ているようで、短い時間の観光列車ながらも地元の歓迎を受けることができます。

この駅で反対側からやってくる普通列車熊本行きとの交換をして終着駅三角を目指します。


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熊本駅出発から約1時間の列車旅を終えて終点の三角駅に到着。三角と書いてみすみと読む駅です。宇土半島のちょうど先端部分にあたり、ギリギリ九州本土となる駅。この先が天草諸島となるわけです。


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三角駅の駅舎です。見た目は非常に新しい綺麗さを感じますが、実は明治時代に作られた駅舎。A列車で行こうの運行開始に合わせて水戸岡氏がデザインしてリニューアルされているため綺麗に思いますが、かなりの歴史を誇ってる駅なんです。


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三角駅の目の前には三角港があり、天草の松島港まで天草宝島ラインという船が就航しています。熊本駅や博多などからJRと船を乗り継いで天草を目指せるという観光ルートになっており、ここまでやってきたら天草にも足を踏み入れておきたいところですよね。

 

ということで以上、観光列車特急A列車で行こうの乗車記をお届けしました。

ジャズの名曲A列車で行こうを想像させるような大人な雰囲気漂う車両とサービス。日本各地に観光列車はありますが、他にはないテーマを持ったA列車で行こう。天草への旅へのスタートにぴったりな観光列車となっていますので、ぜひ乗車してみてください!

 

この記事は2025年2月中旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。