埼玉・川口市長選、無所属岡村ゆり子氏が初当選 初の女性市長に
新顔6氏の争いになった埼玉県川口市長選は1日投開票され、無所属の元県議岡村ゆり子氏(44)が、同じく無所属の立石泰広氏(64)ら5氏を破り、初当選を決めた。同市初の女性市長となる。当日有権者数は47万5521人、投票率は40.98%(前回21.67%)だった。
【川口市長選の各候補者の得票数】
岡村ゆり子 85,637
立石泰広 51,248
西内聡雄 18,999
古川圭吾 17,230
矢野由紀子 10,934
松浦玄嗣 8,431
(開票率100%)
岡村氏は1日深夜、当選確実の報が流れると、市内の川口市役所近くの選挙事務所で支援者から花束を受け取った。大きな拍手を受けた岡村氏は「高い投票率とたくさんの得票をいただいて、大変驚いている。市民のみなさんの意見を聞きながら、走り続ける市長でありたい」と話した。
岡村氏は、市議や県議時代に無所属でトップ当選しており、市長選の選挙戦でも「完全無所属」と強調。「川口変えるなら今」というスローガンを掲げ、駅前でビラ配布などを繰り返し、支持を広げた。
選挙戦では、子育て支援策や市内コミュニティーバス充実などを訴えた。中距離電車(上野東京ライン)のJR川口駅停車については、市の負担額の大きさから、ゼロベースの見直しを主張。市内に多い外国人住民との共生については、「生活ルールの徹底」を訴えた。
岡村氏は、自民党と公明党の推薦で5期務め、任期中に死去した岡村幸四郎・元市長の次女。選挙戦では「意志を貫き 遺志を継ぐ」を合言葉に、父親時代の支援者の支持も取り込んだ。
立石氏は、今期で引退する奥ノ木信夫市長(74)から後継指名を受け、選挙戦中盤からは、衆院2区の自民候補とともに「国・県・市のパイプの強さ」を強調した。だが、党内の候補者選びのしこりなどで「一枚岩」になれなかったことや、連立から離脱した公明党の推薦も得られなかったことなどが響き、支持を広げられなかった。
【川口市長選の候補者】
立石泰広 64 無新=自民推薦
矢野由紀子 62 無新=共産推薦
岡村ゆり子 44 無新
西内聡雄 52 諸新
古川圭吾 55 諸新
松浦玄嗣 53 無新
(届け出順。敬称略。年齢は投開票日現在)