<民意の底流>
政権選択と位置づけられる衆院選。結果はあなたの期待通りになるのか。それとも…。民意はどこへ向かうのか。その底流を探る。
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◆「実行力がありそう」「いい日本にしてくれそう」
高い支持率を追い風に衆院解散に打って出た高市早苗首相。「サナ活」現象と呼ばれるほどの人気の背景には何があるのか。有権者らの声に耳を傾けた。(戎野文菜、森田真奈子)
「熱量がある」「実行力がありそう」
衆院選公示日の1月27日、東京・JR秋葉原駅前。高市首相の演説を聴きに来ていた荒川区の大学2年の男子学生(20)は、高市首相を直接目にして高揚した様子だった。「前は極右で怖いイメージだったけど、首相就任後、笑顔のシーンが多くなり好きになった」という。
高市首相の解散表明後、支持していると答えた人たちに理由を聞いて回ると、返ってきたのはふわっとした期待だった。「いい日本にしてくれそう」「何かやってくれそう」
その根拠を尋ねても「ズバズバ言うから」「ゆるぎない感じがする」「意見を曲げないから」。具体的な政策や実績を挙げる人はまばらだった。
こうした人気ぶりに、目黒区の女性会社員(22)は「推し活みたい」と違和感を抱く。「周りのみんなは『このさなちゃん、かわいい』などと動画を投稿しているけど、推しのように無条件に応援している感じがする」という。
◆首相も自ら「高市早苗で良いかどうか」と
推し活とは、ファンが好きなアイドルを応援する活動のこと。昨年の首相就任後、交流サイト(SNS)上で、高市首相の愛用品や化粧に注目が集まった。世論調査で60%を超える高い支持率を維持し、その現象は推し活をもじって「サナ活」と呼ばれた。
高市人気について、成蹊大の伊藤昌亮教授(社会学)は「生活の不安に応える政策で支持を集めた参政党とは異なり、...
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