ぶふぉッッごごおおぉおぉおーーーーーーぉおーーーーーぉおぉおぉおおぉおおッッ!!!!!

ふぎょぉおぉぁぁーーぁあぁあああぁああッッ!!!!!
ごもッ!!ぐむッ!!!ぐうぅぅうううぅッッ!!!!!
ががごぉッ、
ご、げ、…が…………

 轟いた地鳴りのような重低音とくぐもった断末魔が、殺戮ショーの終わりを告げた。

 半時間ほど前、二人目の男が敢えなく力尽きると、すぐさま三人目に藍子の手が伸びた。男のアイマスクを外すと、藍子は彼をパイプ椅子から下ろす時間も惜しいとでも言うかのように、椅子によじ登り、彼の首を後ろに倒して、椅子に座らせたままの男の体を彼女の椅子として扱い、腰を下ろした。
 後ろに柱があるため、ひっくり返ることはない。彼女の尻回りのサイズと比べると、座部となった男の頭部は明らかに大きさが不十分で、それをささえる首はあまりにも細々として貧弱だったが、藍子は全く気にする様子もなく全体重をかけ、おなら責めを開始した。
 そして、既に二人の男を葬り気分が乗った彼女のガスに、彼の体と精神は30分と保たなかった。
 常軌を逸した濃さの野太い一発を浴びた男は、藍子の巨尻の下で確実に発狂した声をあげ、そのまま動かなくなった。藍子は、静かになった男の顔面に座ったまま少しの間余韻を楽しむかのように無言を保っていたが、
「………ウフフッ、はい、終わり」
と呟くと、のしかかった巨尻を持ち上げ、床に降りる。パイプ椅子に座った男は、首を後ろに倒し、涙でグチャグチャになって苦悶に歪んだ顔面を天井に向けながら、口からダラリと舌を出して絶命していた。
「ホントにもう殺しちゃったんだぁ、凄い……」
 そう言うまどかは、床に仰向けで転がった一人目の男の亡骸を敷物代わりにしてその腹の上に腰を下ろして藍子のことを見守っていた。
 パイプ椅子に縛られた男そのものを玉座として扱う藍子を、まどかは「藍ちゃん、女王様みたい……」と言って酔狂な眼差しで見つめていた。藍子がトドメの一発で三人目の息の根を止めたときには、まどかも藍子と同じように、うっとりとした快楽の表情を浮かべていた。
「『ゲンキニナ〜ル』使ったらなかなか死んじゃわないのに、三人目なんて30分かからなかったよね。今日の藍子ちゃんのおなら、ホントのホントにヤバいんだぁ……」
「そうね。もう二人目を殺ったところで自分で自分のことセーブできなくなっちゃったから、三人目のコイツは本当に地獄を見たと思うわ。悶え方も半端じゃなかったし。フフッ、今日の私をナンパしちゃうなんて、運が悪かったわね」
 藍子の言う通り、三人目の男の死に顔は、いつも異常にグニャリと苦悶に歪んでいた。『ゲンキニナ〜ル』のせいで、本来ならば死んでしまう悪臭を限界ラインを超えて嗅ぎ続けたのだ。終わってみれば、何も訳がわからないうちに一発で終わった一人目の男が一番苦しまずに済んだのかもしれない。もっとも、彼女達に声をかけてきた三人の男が全員同じ末路を辿ったことは変わらないが。
「……ね、藍子ちゃん、じゃあお次はぁ………」
 まどかはそう言って、息をしていない男の腹から立ち上がる。
 その目には最早うっすらと期待の涙が浮かび、興奮を隠しきれていなかった。
「……約束通り、私にも嗅がせて♪」
 『異常嗅覚』。まどかは、愛する恋人の藍子が腹に溜めたガスが三人の男を――それも内二人は薬で体力強化されていたにも関わらず――惨殺するほど凶悪であることを知りながら、それを欲していた。
 藍子は、やれやれ、というように苦笑して、小さく頷く。
「分かってるって。約束だものね」
「やったぁ〜♪」
 その返事を聞いて顔をほころばせたまどかは、すぐさま藍子のもとに駆け寄って、彼女の背後から抱きつく。
「もうこの部屋、藍ちゃんのおならでいっぱいだけど、それでもやっぱり直接嗅がせてもらうのは格別だからね〜。エヘヘッ、あんなに出して三人も殺したのに、まだ下っ腹、パンッパンに張ってるぅ〜」
 そう言って藍子の腹に手を回し、やさしく撫でるまどか。確かに藍子の下腹は、ガスでぽっこりと膨らんでいた。
「そういう意味では心配しなくていいわよ。弱っちい男を三人殺したくらいじゃ、今日は全然出し足りないんだから」
「今日の藍ちゃん、いつもに増してとっても素敵だよぉ……。嗅ぐっ、藍ちゃんの超最悪な便秘っ屁、いっぱい嗅ぐぅ〜!」
 まどかはもう待ちきれないというように、藍子の背後で身を屈めて膝をつき、藍子のスカートの中に下から頭を突っ込む。目の前には藍子のヒップ。
 まどかは目を輝かせながら、それを包むパンティに手をかけ、下に下ろす。スルリ、とはいかない。布地の中に藍子の超弩級巨尻がぎゅうぎゅうに詰め込まれているため、尻肉を両手で圧縮させながらパンティを下ろさなければならない。もっとも、これまで幾度となくそれをしてきたまどかは手慣れた様子だ。藍子の尻のサイズのせいですっかりゴムが伸び、おまけにガスも吸いまくったためにもう使い捨てにするしかないパンティを脱がせたまどかは、ぶりんっっ、と姿を現した藍子の生尻を前にして、その割れ目に鼻を寄せ、スゥ〜〜ッ、と大きく息を吸い込んだ。
「はぁ〜ん……、くっさぁ……っ、残り香だけで目が回るくらい臭いよぉ、藍子ちゃん……っ」
「……っ、当たり前でしょ、さっきから2時間近くおなら責めしてたんだから」
「ん、早く私にも、して?おなら責め、早くっ!すっごいの、ぶおお〜!って、して♪」
「……仕方ないわね………」
 藍子は呟くようにそう言うと、張った下腹に「ん……っ」と力を込めた。

ぶッッッぼおおおぉおぉーーーーぉおーーーーーーぉおおぉおおぉおおッッ!!!!!!

 ――それは、三人目の男を葬ったトドメの一発を軽く上回る大轟音だった。
 同じ『異常放屁体質』を持つまどか相手には、手加減は一切必要ない。むしろ、男達相手に嗅がせるような力加減の放屁では、まどかは満足できない。三人の男を葬り去っておいてなお、藍子の放屁は「本気」には程遠かったのだ。彼女が「本気」を出せる相手は、まどか以外にはいない。
 大轟音放屁を顔面に受け、少し癖っ毛気味も前髪をぶわぁっと揺らしたまどかは、顔を真っ赤にしながらそのガスを吸い込んだ。普通の人間であれば、浴びただけでただでは済まないに違いない濃度のガスを。
「スゥ〜〜〜ッ、……はぁ〜っ、あぁ…ん…、すごぉい…、すごいよぉ……。スゥ〜〜ッ、はぁ、はぁ、臭い、臭すぎぃ……、藍ちゃん、やっぱり今日のおなら、すごいぃ……」
 興奮していた。この信じられない濃度の腐卵臭を鼻から吸い込んで、これ以上ないくらいの興奮を見せていた。
「……もう、あんまり臭い臭いって言わないでよね。おなら嗅がせるの、結構恥ずかしいんだから」
 そして意外にも、藍子の方は躊躇いがちにやや赤面していた。先ほどまで勝ち誇った表情で男達を臭殺していたのとは全く違う表情だ。
「アハハッ!今更〜?藍子ちゃん、さっきから男三人に死ぬほど臭いおなら、嗅がせまくってたくせに〜!」
「それとこれとは違うじゃない。男はどうせすぐ殺すわけだし。まどかに嗅がせるのは、気持ち的に別ものなのよ」
「それって私が特別ってこと?」
「特別に決まってるでしょ、言わせないでよ、もう」
「エヘヘッ、嬉しい♪」
 まどかは笑ってそう答え、藍子の左右の尻肉へ交互にキスをする。
 こうなったら、藍子もまどかに応えないわけにはいかない。元々、今日の男三人を藍子が「ヤる」代わりにまどかにも嗅がせる、というのが約束だったのだから。
「ほら、まだ出るからね」
「わ〜い!どんどん出して〜!全部嗅ぐから!」

ぶずぅううッッ!!!ぶぼぼッふぉおぉぉおおおおおッッ!!!!!

「スゥ〜〜〜ッ、……んん〜っ、濃いぃ……、濃いよぉ………っ」

ぶッッばぁあぁぁあぁあーーーーーぁあぁああぁーーーぁああぁあああッッ!!!!!!

「あぁんっ、いい、スゥ〜〜〜ッ、もっと、藍ちゃんもっとぉ、おかわりぃ〜……っ」

ぶごおぉおッッ!!!ぶッ!!ぶぼッ!!!ぶぼふぉおぉおッッ!!!!!

「んっ、連発ぅ♪ スゥ〜〜〜ッ、はぁ〜〜っ、んんんっ、全部くっしゃいいぃ……っ!」
 彼女達、異常体質者のじゃれあいは、まさに人間を超えたレベルでの戯れ。
 二人は次第に体勢を変える。藍子が床に腕と膝をついて四つん這いになり、まどかは突き出された巨尻に両手を添えて顔を寄せる。ぶりんっ、とド迫力の巨尻の肉を強引にかき分け、まどかは感嘆のため息を漏らす。
「はぁ…ん……、藍ちゃんのお尻の穴、可愛い……♪ こんなピンクで可愛い穴から、あんな臭いおなら出ちゃうんだぁ……。……素敵…っ♪」
 そのまままどかは舌を出し、藍子の肛門にぺろり、と這わせる。
 ぴくっ。僅かに体を震わせた藍子の口からも、ため息に似た吐息が漏れる。
「…ん……、ちょ、ちょっとまどか、そんなとこ舐めるのはやめてって、いつも……」
「エヘッ、それも今更、だよ♪ もっと臭いおならが出るようにおまじない♪」
「……まったく、もう………」

ぶぼッふぁあぁぁあぁああーーーーぁあぁああぁーーーーぁあぁあああッッ!!!!!!

 「おまじない」が効いたのだろうか。藍子が放ったガスは、さらに一段階、濃度を増していた。
「スゥ〜〜〜〜ッ、んっ、くさっ! ますます臭くなったぁ、ホントすごい……、今日の藍ちゃんのお腹の中、ホントのホントに地獄、だね……♪」
「確かに、今のは出した自分でもびっくりするくらい濃かったわね……」
「アハッ、濃いの出すとお尻の穴、熱くなるもんね。……でもぉ、藍ちゃん、私、もっと凄いの、欲しいなぁ」
 まどかにそう言われ、藍子は思わず振り返って彼女の表情を見る。大きな尻の向こうで、まどかも藍子のことを、物欲しそうにじーっと見つめていた。
「もっと凄いのって……」
「だってぇ……、藍子ちゃん、今日はまだ私には嗅がせてくれてないじゃん。……すかしっ屁♪」
 まどかの言う通り、藍子がまどかに向けて放ったのは音ありの放屁だけ。今日、一番最初に放って一人目の男を一発KOして以来、すかしっ屁は放っていない。
 藍子もまどかも、自分の放屁は自在にコントロールできる。その藍子が最初以降にスカしていないのには当然理由があった。
「……でもまどか、今日のがヤバいっていうのは分かったでしょ? 最初だって相当加減して出したのにあの男、コロッと死んじゃったし、やっぱりスカシは……」
 藍子は自分自身で心底理解していたのだ。「ヤバい日」のすかしっ屁が本当にヤバい、ということを。朝方に放った寝っ屁だって、藍子自身がえずいて部屋にいられなくなるくらい臭かった。きっと布団もマットレスも臭いが染み付いて買い換えなければならないだろう。それくらいに今日の藍子のすかしっ屁は別格。それを愛するまどかの顔面に放つことを、彼女は躊躇していたのである。
 しかし、そんな別格のガスを前に、まどかが黙って引き下がるはずがなかった。
「やだやだぁ〜!藍ちゃんの超激ヤバな日のスカシを嗅がせてくれないなんて、生殺しも良いとこだよぉ〜!」
と駄々をこね、藍子の生尻に顔を埋めて、不満そうに頬をぷくーっと膨らませる。
「私、藍ちゃんが嗅がせてくれないで焦らされて苦しむのとすかしっ屁が臭すぎて苦しむのだったら、臭すぎる方選ぶもん!だからぁ、ね?いいでしょ?神様仏様藍子さま〜!嗅がせて〜!お願い!藍ちゃんのとびっきりくっさぁ〜いお便秘超超ロングすかしっ屁で悶絶するなら本望だからぁ〜!」
 まどかは、そのまま熱っぽく語り、藍子の尻たぶに、ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、とキスを繰り返す。そして目を潤ませながら藍子を見つめておねだり。
「……はぁ」
 頭脳明晰で機転も利き、完全無欠の藍子だが、ひとつだけ弱点がある。「まどかからのお願い」である。クールに見えてまどかにベタ惚れな藍子は、こうして彼女からお願いされると、絶対に断れないのである。
「……仕方ないわねぇ。ホント、根っからのド変態よね、まどかは」
 諦めて折れた藍子の一言に、まどかは
「藍子ちゃん大好き♪」
とにっこり笑い、尻肉を押し広げて藍子のピンクの肛門に、んちゅっ、と唇をつけてから、自分の鼻穴を密着させた。藍子のすかしっ屁を残らず嗅ぎ尽くそうというように。
「いくらまどかでも、ホントにどうなっても知らないからね?」
「いいよいいよ〜!私を悶絶させるつもりで思いっっっきりスカシてね♪ 絶対手加減なんてしないで、ホントの本気でちょうだい♪」
 こうなったら、藍子もまどかの思いに応えるべく、すぅ、と小さく息を吸い込む。そして、腸内に溜まった熱い熱いガスをそのままの濃さで、思い切り放出した――

んっむっっっすぅうぅうぅうううぅうぅーーーーぅうーーーぅううーーー…………

 ――藍子の放ったすかしっ屁は文句なしの最強級で、肛門がパクッと開いたまま、いつまでもいつまでも止まることなく吹き出し続けた。そして出続ける最高濃度のガスは、待ち構えていたまどかの鼻孔へと残らず吸い込まれていった。
ん!!んんんんぅ〜〜っ!!くっっさああぁあぁあ〜〜ぁああっっ!!!
 まどかが声をあげ、目からは涙が溢れる。苦しみではない。彼女の性的な神経が最大級に刺激されて流れた感涙だ。

……ぅうぅうううーーーーーぅぅううぁあぁあーーぁあぁぁあーー………

 それでもガスの放出は止まらない。言うまでもなく、相手が普通の男ならば既に死んでいる。
 まどかは目にハートを浮かべんばかりに興奮し、そのガスを鼻孔で一身に受け続ける。
は、はぁ…ん……、すごいぃぃ‥‥っ!!長ぁい…まだ全然止まらない〜…っ!
はぁっ、はぁ……っ!あ、あぁあん…っ、藍子ちゃんのすかしっ屁ぇえ〜〜……っっ!!!

……ぁああーーーぁああぁあーーーーぅぅうぅうーーーー………っっっ!!!!!

やぁ…んっ、く、臭すぎだよぉ藍ちゃんっっ!!………これ、最っっ高ぉ……♪
 そしてついに、まどかの体が、ぐらりと揺れる。
 ぱたっ。
 後ろ向きにひっくり返るように仰向けに倒れたまどか。口からは、たらーっ、と涎が垂れ、三日月型の目で笑ったまま、幸せそうな顔をして失神していた。ぴくっ、ぴくっ、と細かく痙攣する下半身。秘部のあたりは、スカートにまでぐっしょりと染みを作るほど愛液を溢れさせ、イキながら失神したのだ。
 ショックで気を失った、というよりは、興奮が昂りすぎて意識がショートした、という方が正しい。
「………ふぅー…ふぅー…ふぅー……っ」
 そしてそれを放った藍子の方も、しばらく正気ではないように、呆然として宙を見つめていた――

「――それにしても、イキながら失神するとはね」
「エヘヘヘッ、だってぇ、藍ちゃんのスカシ、ホントに信じられないくらい凄かったんだもん♪」
 事を済ませた藍子とまどかは、藍子が運転する車の中で言葉を交わしていた。
 犠牲となった三人の男の亡骸は、ひとまず「秘密基地」に隠してきた。流石の藍子も、三人分の「死因偽装」をして処理するのは骨が折れる。始めたときは気持ちが乗って勢いでやってしまったが、終わってみての後片付けは頭が痛い一仕事になりそうだ。
「ね、藍子ちゃん、またお腹にものすっごいおならが溜まったら、絶対教えてね? 私、どんな用事でも放り出して嗅ぎに行くから♪」
「はいはい、分かった分かった」
 まどかの『異常嗅覚』も困ったものだ、と思いつつ、彼女が喜ぶ顔、そしてあのときのエロスティックな喘ぎ声とイキ顔も悪くなかったな、と内心満足げな藍子なのであった。

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