今年30歳になる舞台創造科4年生が、いきなりクラリネットを始めた話【#スタァライトアドカレ2025 DAY21】
まえがき
グーテンターク! 私、王生らてぃ! 新世紀エヴァンゲリオンが放送された1995年生まれのたぶん30歳!
ひょんなこと(※うっかり映画館で劇場版スタァライトを見てしまった)から『少女☆歌劇レヴュースタァライト』に目を灼かれて、舞台創造科に入門しちゃったの! 戯曲『スタァライト』を書いたり書かせたりするのが大好き!
そんな私なんだけど、今年の1月から、今まで触ったこともないクラリネットを始めることになっちゃった! 私、いったいどうなっちゃうの~!?
ハイ(落ち着き)そんなわけで、舞台創造科脚本部・王生らてぃです。
こちらの記事は、舞台創造科めのフェさん主催の「ここが舞台だ!スタァライト Advent Calendar 2025」に参加しております。
普段は戯曲『スタァライト』を書いたり書かせたり、集めて合同誌を作ったりしている私が、今年(2025年)1月から急にクラリネットを始めました。
吹奏楽経験はゼロ。楽器など触ったこともない私が、どうしてそんなことに?
一見スタァライトとは関係のない話になりますが、舞台創造科としていろいろな挑戦のあった一年の話になりますので、よろしければぜひお付き合いください。
また、スタァライトとは関係なく、「なにか楽器を始めてみたいな」という方にも読んで楽しんでいただけるなら嬉しいです。
いきなりクラリネットを始めた理由
きっかけはこちらのポストでした。
らてぃさんってほんとクラリネットっぽいよね!
— しょる🍅 (@StLtDDD) January 8, 2025
(根拠はありませんが執筆される文章とクラの音色のイメージが合う)
『響け!ユーフォニアム』というアニメがあります。言わずと知れた京都アニメーションの名作、京都のとある高校の吹奏楽部を舞台にした青春ドラマです。
主人公の黄前久美子が持っている楽器が「ユーフォニアム」。トランペットほど小さくなくチューバほど大きくなくホルンほど丸くもなく……このアニメが始まるまでは、なんというか知る人ぞ知る楽器でした。私も知らなかった。当時大学生でしたが、吹部出身のサークル仲間たちが「まさかユーフォが主役のアニメが出るなんて」と嬉々として語り合っていたのが思い出されます。
そんな久美子が、同じユーフォ担当のあすか先輩から「黄前ちゃんはほんとうにユーフォっぽいよね」と言われる名シーンがあります。ここに至るまでの経緯はアニメ2期か総集編第2弾『届けたいメロディ』を見て欲しいのですが……
「『ユーフォっぽい』とは?」
私はふと疑問に思いました。この発言の意図がよくわからなかったのです。私は久美子のことを、ちょっと冷めてるけど割と顔や態度に出る人、という第一印象を持っていました。それのどこが「ユーフォっぽい」のか? というかユーフォってどんな楽器なのか? それがわからないと、これもわからない。
私は吹部出身の大学の同期に聞いてみました。彼女曰く、「『お前はトランペットっぽい』、『お前は打楽器っぽい』、『お前はフルートっぽい』ってどんどん選別していって、最後まで残ったやつが『ユーフォっぽい』って言われるのは納得できる」とのこと。
没個性ってこと?
ですが、吹奏楽部経験者からすると、人を見て「○○っぽい」と楽器やパートを連想するのは、割とあるあるなようでした。
そこで冒頭に戻ります。以前からTLでちょくちょくお話ししていたしょるさんに尋ねたところ、返ってきたのは「クラリネットっぽい」でした。文章の音色がクラリネットっぽいらしい。
後から友人や親戚にそのことを聞いてみたところ、「ああ、お前は確かにクラリネットっぽいよ。リード楽器が吹けるやつの顔してる」、「吹奏楽部にいるとして何やってそう? って言われたら、確かにクラリネットだと思う」と言われました。
どうやら、私が「クラリネットっぽい」のは、複数の人から、結構共通の認識であるみたいです。
クラリネットっぽい……とは?
私はこの時、クラリネットはおろかリコーダー以外の管楽器は触ったこともありませんでした。なので気になってしまった……「クラリネットっぽい」とはどういうことか?
そのためには、自分はともかく、クラリネットがどういうものかを知らなければなりません。
この時の私は、クラリネットのことを「こわされちゃう楽器」くらいしか知りませんでした。そして調べてみてもいまいち実態がつかめない……というかわかるわけがない。実際に見て聞いて触ってみないことには……
というわけで、
買いました。クラリネットを。
購入したクラリネットについて
今回私が購入いたしましたのは、ヤマハの「YCL-255」というモデルです。
クラリネットは木管楽器ですが、こちらはいわゆる「樹脂管」というやつで、プラスチックで作られています。その分、お値段は抑えめ(※10万円)。というか木管楽器と金管楽器の違いは別に材質は関係ないらしい。奏者の唇の振動で音を出すのが金管楽器、そうでないのが木管楽器だそうですが……それはともかく。
これを選んだ理由は、木製の楽器は湿度や温度の変化に敏感で、最悪ヒビが入ったり割れたりすることがある、という聞き齧った知識からです。うちは1Kのアパートなので、適切な管理はできないだろうと判断。お値段と材質が決め手でした。
こちらは楽器メーカーとして有名なヤマハ製、プロ奏者でも屋外での演奏などの際には使われることが多いモデルだそうで、それなら安心か、と思い購入を
!!!!!?!?!?!!???!?!?!!?!?!??!???!?!?!??!?!??!?!??!?!??!!!!!?!?!?!!!!?!?!!!??!?!?!?!?!!!!?!?!?!?
触ったこともない楽器をいきなり10万で買うやつがどこにいるんだ!?
ここがまず、私が私たる所以です。後先考えずとりあえずやってみる。音楽教室とか体験とかせずにいきなり買ってみちゃう。バカです。
今の時代、どこでも楽器の体験や試奏はできるので、みなさんはぜひじっくり考えて試してから購入してくださいね。
(一応言っとくと私はお金持ちじゃない。現金即決じゃなくてクレカで分割払いしてます)
しかしこれは私にとっては最善手だったのです。
もし自分の楽器を持たず、どこかの教室に通ったりしていたら、たぶん続いてなかった。
「自分のことは、自分の責任で、自分のペースで」
高い買い物をしたのだから、もうやるしかないぞ、と自分を追い込む方が私の性格に合っているのです。
新宿の島村楽器で買ったクラリネットを抱えて、「いいのかな……(?)」とドキドキしながら電車に乗り、一緒に買った教本を見ながら組み立てたときのワクワク感。
ちなみに楽器の教本はたくさん種類がありますが、私はこちらを買いました。楽器店の方に「どれがいいんですか……?」と質問しておすすめしてもらったやつです。実際わかりやすい。
第一印象
そんなわけで、人生で初めて間近に見て、触ったクラリネットくん。
第一印象はまずデカい。そして重い。
あと、なんかごちゃごちゃしたメカニカルなキイがいっぱいついてて(壊しそうで)怖い。
これを長時間持って吹くのなんて無理やろ……
クラリネットは全体て4つのパーツから構成されていて、それぞれがコルクの接合部で繋がっているのですがこれを嵌めるのがまず怖い。
これ、教本には「組み立てるときにはキイを強くにぎらないように」みたいなことが書いてありますが、無理だろ!!! って内心ツッコんでました。今でも思ってる。じゃあどこを持てばいいんだよッ!?
でもカッコいい。かっこいいな……
さて、楽器を組み立てたからには音を出したい。
よく「木管楽器は音を出すまでが大変」といいますが、どんなもんじゃいと息を吹き込んでみたら本当に音が出ない。
これ、感動しました。「本当に音が出ないんだ!」って。触って実際に息を吹き込んでみなきゃわからないことです。
しかし10万出して音の出ない黒いプラスチックの管を買ったとあってはやってられません。音が出るようにしなければならない。
クラリネットの音の出し方
ここでクラリネットの音の出し方について解説。
クラリネットは「気鳴楽器」です。リコーダーやトランペットと同じように、息を吹き込んで音が鳴る、ということです。そしてクラリネットは菅にあけられたたくさんの穴を指で抑えて音を変えます。ここまではリコーダーと同じ。
しかし違うところがひとつあります。
それがこのリードという薄い木の板。クラリネットで音を出すにはこれが必須。マウスピース(通称マッピ)という口に咥える部品に、リガチャーという銀色の部品でこれを固定します。
このマッピと、リードのごくわずかな隙間に息を吹き込むことによって、リードを振動させ、その振動を管全体で増幅し、音を響かせる……というのが、クラリネットで音が鳴るしくみ。なるほど、理屈はわかったぞ。
理屈がわかったところで吹いてみる。でも音が出ない。何故?????
ここで大学の同期に電話をかけ、
「クラリネットを買ったんだけど音が出ないんだ」
「は? 買ったの? バカなんじゃねーの??」
という会話をする。
読んでる方にも伝わってほしいのですが、本当に音が出ないんです。マッピとリードのわずかな隙間に息を吹き込んでも、ヒューーーーーーって細い空気が漏れるだけなんです。音なんか出ないんです。この間、私はずっと爆笑してました。音でねえwwwみたいな。
しかし苦節1時間……
ようやく「ピーー」と小さな音が! この感動は忘れられません。音が鳴ったんです。嬉しかったなぁ。
「クラリネットをこわしちゃった」という有名な童謡がありますが、あれ「壊れちゃった」のは日本語の歌詞だけなんです。原語では「難しくて音がでないよ〜><」という歌なんだそうで、まさにそれに見合った難易度でした。
ちなみに友人曰く、触って1時間で音が鳴るのはかなりセンスがあるとのこと。この一言に気を良くし、クラリネットを買ってよかったと思うように。
舞台創造科の仲間たち
そんなことをつらつらとXでポストしていたら、舞台創造科のフォロワーが次々に、
「昔使ってたキーボード引っ張り出すか」
「ひさびさにクラ触ってみようかな!」
「楽器レンタルしてユーフォ始めようかな」
「私はピアノ2台持ってます」
などなど、楽器経験者たちのポストが流れてくるように! 舞台創造科は意外と楽器経験者が多いみたいです。
これは勝手な思い込みですが(あまりにタイミングがいいので)私が火付け役になったと自負しています。
そして、舞台創造科ピアノ部として有名なtomoさんの呼びかけで、「舞台創造科オーケストラ」というDiscordサーバーが作られることに。40人近くの楽器経験者が集まる中、ズブのど素人としてクラリネットパートに参加することになりました。
練習
さて、私はこの舞台創造科オーケストラの中ではぶっちぎりの素人です。だって始めてまだ数日だから。(?)
ということで、人並み程度まで吹けるように練習をしなくてはなりません。
楽器を始めてみようかな、という方が悩むポイントとして、「楽器の調達」と並んで大きなウェイトを占めているのが、「練習場所の確保」だと思います。
高校生や大学生ならば、学校というフリースペースがあります。サークル活動とか文化祭の準備とか、そういう名目である程度自由に使えるでしょう。
しかし大人は別です。大きな音を出してもいい場所を、お金を出して確保しなくてはなりません。
ここでも選択肢はいくつかあります。
例えば地域のコミュニティセンター。事前に「楽器の練習」で使える場所を探すと、意外と見つかったりします。
そして楽器店。これも普段見てないだけで意外とそのへんにあります。そして服屋に試着室があるように、楽器店には試奏スペースがありますので、事前に予約すれば借りることができます。
ですが、もっと身近にあります。大きな音を出しても許される場所が。それはカラオケです。
私は幸いなことに、今住んでいる場所の徒歩圏内にカラオケまねきねこがありました。
まねきねこはなんと、朝(9時〜12時)の3時間を700円程度で利用できるプランがあります。これはスペースを借りたり楽器店を予約するよりもかなりリーズナブルです。これを利用しない手はない。もちろん他の部屋からの音が漏れ聞こえてきたり少し環境は劣りますが、一人で練習する分には問題ありません。
これも、普段カラオケに遊びに来る時はまったく気付かなかった(気にしていなかった)のですが、カラオケで楽器を練習してる人は意外と多いです。時々、別の部屋から金管やバイオリンの音が聴こえてくると、「おっ、仲間かな」と勝手に嬉しくなります。受付の順番待ちしてる時も、白髪のダンディなおじさまが黒いぼろぼろな楽器ケースを持っていたりするとなんかうれしいですよね。
後から聞いたのですが、関東近郊の学生ならカラオケで楽器を練習するのは珍しくないそう。東京だもんな。私の地元では演劇部の同期は家の外で発声練習とかしてたそうです。だって山しかないから。
練習をするにあたり、私はX(旧Twitter)のスペースというライブ配信機能を使い、一回3時間弱の練習を配信・録音することにしました。自分であとで聞き返すのもありますが、やっぱり「見られてる……誰かに……」と思った方が継続の一助になるかと思ったからです。
「最近あいつ練習してないな?」
と思われたら恥ずかしいじゃないですか。
そして、TLの方のご提案で、配信の専用ハッシュタグを作ることにしました。それが「 #クらリてぃネット 」です。クラリネット+らてぃ+クラリティ(※Star Diamond)。適当に考えたわりに結構凝ってる。
何を練習するの?
楽器をやる上で、まずはドレミを吹けるようにならなければなりません。教本を見ながら指を動かし一つずつ吹いていきます。
下記のサイトで写真付きで非常にわかりやすく解説しているので、ぜ飛ご覧ください。
ドからソは簡単です。「ド」をつくり、指を一本ずつ離していくだけ。ぶっちゃけリコーダーと同じです。リコーダー以来に聞いた「タンギング」を、クラリネットでも使います。
クラリネットは、息を吹き込んでリードを振動させ、その振動を管全体に響かせ大きな音を出します。逆にいえば、リードが振動していなければ音は鳴らないのです。
クラリネットを吹く時は、「息を吹き込みながら、舌でリードを押さえておく」という、聞いているだけで下顎が痛くなってくるようなことをしなくてはいけません。舌を離すと音がなる。舌をつけると音が止まる。ほんとうに下顎が疲れます。
クラリネットをはじめて数か月したころに奥歯が痛くて歯医者行ったら虫歯も歯周病も全くなくて、
「最近何か顎を酷使するようなことした?」
「クラリネットをはじめて……」
「じゃあそれだよ」
って怪訝な顔をされた。(実話)
ここからリコーダーと違うところ。穴の上にあるキーを人差し指で押します。今までやったことのない動きに多少戸惑い。
はい。これがヤバい。冗談抜きでここで1ヶ月近く詰まりました。
いきなり押さえるところ増えすぎだろ! そして音が出ない! なんで?
実はこの「ラ→シ」が、クラリネット最初にして最大の難関と言われているそうです。こんな基本的な音が!?
むずいポイント
ラは左手の人差し指しか使いません。しかしシは空いてる指全部使います。急にバッ!と変えるのむずい。
ラでキイを押さえていた指を、そのまま下のホールを押さえるためにスライドさせます。これがまたむずい。
「シ」から上の音を鳴らす時、左手の親指がヤバい。「穴を押さえる」と、「穴の上にあるキイ(レジスターキイという)を押す」という、2つのことを同時に実行しなければなりません。
左手の小指にキイがなぜか4つもあります。どれを押さえるのかゲシュタルト崩壊。
右手の小指に(同上)
1~5までちゃんとやっても何故か音が出ない! これが最大の難関。なぜかシの音が出ない! ぼくのクラリネットこわれちゃったのか? まだ買って1ヶ月くらいなのに!
音が出ない原因
一年くらいやってきた今、クラリネットで「音が出ない!」原因は、ほとんどの場合以下のいずれかのせいです。
口の形(アンブシュアという)が悪い。ちゃんとマッピをくわえられてない。
指が悪い。変なキイをおさえてたり、ホールがちゃんとふさがってない。
息が足りない、もしくは息が強すぎる。
リードが割れたり欠けたりしている。
そもそもダメリードである。
楽器の中に水がたまってる。
楽器が壊れてる。
多いな。
しかし、今回の原因は「息が足りない」ことでした。
先ほども説明した通り、シの音は全ての指を使います。つまり、楽器を上から下まで、全体を使うわけです。クラリネットの先端まで通るような長い息をしっかり吹き込んであげないと、シの音は出ないわけです。
ラの音は、口に近いキイを一つだけ使います。息が短くて済む。だからサクッと出ちゃうんです。
一番短い音から、一番長い音へ一気にジャンプする。このギャップが、音が出ない原因だったのです。
読んでいる方には想像できないかもしれませんが、成人男性である私が吹いても、すんなりと出るようになるまで半年くらいかかりました。
この時期は特に、練習の途中で酸欠になって休憩を挟むこともありました。頭がフラフラしてくるんです。吹奏楽は体育会系と聞いてはいましたが、やってみると想像している以上に体力を使う。
あと指が痛い。リコーダーと違いクラリネットはデカくて重いので、右手の親指で支えるためのフックがあるのですが、とにかくここが痛い。マジで痛い……
これで木管よりもっと重い楽器とかを持ってる人たちの体力は一体……
課題曲をもらう
さて、ある程度音が出せるようになってきたところで、舞台創造科オーケストラの課題曲の楽譜をもらうことになりました。
それはズバリ『星のダイアローグ』。
クラリネットは4パートに分かれていたので、私は「たぶん一番簡単」という譜面をいただきました。簡単ならいけるか? 一部覗いてみましょう……
???
この……
1/4拍の間にこの7音を?
そんなのは物理的に不可能では?
のちにクラリネット部の間で「ヤケクソ連符」とあだ名されるこの難易度に、ボッキリ心が折れた私。まだ音も安定して出せないのに。
「そんな君たちに楽譜を渡すのはまだ早い」と心の中の八雲先生が冷たく言い放つ(※The LIVE 青嵐 BLUE GLITTERより)ので、私は頭を切り替えて、まずはとにかく基礎練をすることに。
基礎練習の日々
吹奏楽部出身の友人たちが共通して言っていたことが、「基礎練はしっかりしろ。変な癖がつくと直すのが大変だぞ」ということでした。
……本当ならここで音楽教室や経験者からの教えを乞う場面なのでしょうが、なぜかその手段は取らず。よくない例です。
ともあれ、基礎練に取り掛かるにあたり、私が用意したのはこちら!
まずはこちら、ランスロの「クラリネットの初歩」と「26のエチュード」。
調べたところによると、初心者以前の入門者にはこれがおすすめと聞き、買ってみることに。
そして「アイヒラーのスケール」。これはクラリネット奏者なら誰もが必ず一度はやっているといわれるスケール(音階)本。音大の入試に使われることもあるとかなんとか。
クラリネットの基礎練には、大きく「ロングトーン」、「スケール」、「エチュード」の3つがあります。他にもあるのかもしれないけど私はこれを中心にやってます。
ロングトーン
その名の通りなが〜く吹く練習です。
クラリネットに限らず、吹奏楽器はロングトーンにはじまりロングトーンに終わる。さっきの「シ」の音が出ないのも、息が弱いから。文字通り基礎の基礎です。
舞台創造科クラリネット部のサラダ油さんから「管に血を通わせる」という言葉を教えてもらった時、ロングトーンって大事なんだな……! と気がつきました。練習の一番最初にやるメニューです。
スケール
「音階」です。ロングトーンが息の基礎なら、スケールは指の基礎。いわゆる「ドレミファソラシドシラソファミレド〜」みたいなやつです。
ランスロの「クラリネットの基礎」にも、「アイヒラーのスケール」にも、このスケールがたくさん載っています。基本的には数パターンのスケールを、各長調・短調ごとに記載していることが多いです。(長調とか短調というのは、つまり♯シャープや♭フラットがついた楽譜のこと)
ドレミファソラシドを吹くだけなら簡単じゃん! と、ピアノやハーモニカの鍵盤をイメージして考える方も多いでしょうが最初のうちはこれすらむずかった。今でもむずい。
エチュード
「練習曲」です。スケールよりもいろんな音が混じった、練習用の短い曲のことです。
ランスロの26のエチュードは、1番から順番にやっていくと、半音の練習、三拍子の練習、スタッカートの練習、みたいに演奏のコンセプトを順番にさらうことができます。現在の私はこれを最後まで完走することが当面の目標です。
というわけで、現在まで続く練習メニュー。
ロングトーン(約10分)
スケール(約45分)
エチュード(約60分)
その時々のやりたい曲・課題曲(約60分)
これで大体3時間。カラオケまねきねこの3時間パックを使い切るくらいです。
同じ基礎練を繰り返すのは退屈なのでは? と思われるかもしれませんが、ド下手のへぼりーーんな私にはこれが効果覿面です。同じことを繰り返すから、「できなかったことができるようになってる!」と実感できて自信になります。やっぱり何にしても基礎って大事。
はじめての合奏に参加
さて、時は流れて6月。「The STAGE 中等部 Rerise」の公演に合わせ、舞台創造科オーケストラで「集まれる人で集まって簡単に合わせてみない?」というプチオフ会が発足。私もちょうど日時が合っていたので参加することに。
この日に合わせて、「child stars」と「夢を振りまいて」の楽譜をいただいたのですが……スケジュールがなかなか合わず、あまり練習ができないまま参加することに。「素人なんだし当たって砕けろや」という意気込みで向かいました。
人生初の合奏。こっちはほぼ素人。楽譜をパッとみてパッと吹けるスキルなんてあるわけがなく……あの時はご迷惑をおかけいたしました。でもみなさん温かい目で教えてくださり、本当に嬉しかったです。
人と音を合わせるって楽しいんだなあと実感しました。ひとりだけじゃ見つけられなかったです(※星のダイアローグ)。
そのあとクラを抱えて飛行船シアターへ向かい、花ギョステ中等部を観劇。中等部……キラめいていたぜ!
しかし、周りの人たちが演奏している中でひとり音についていけず遅れているというのは、とても悔しいですし、情けなかったです。これをいい経験、いい失敗として、もっと頑張らねばと決意を新たにするのでした。
はじめての楽器店
そして夏の始まりかけたある日、舞台創造科オーケストラのクラリネット部の先輩・波璃さんがマウスピースを買いに行くというので、私もついでに誘ってもらうことに。オフ会です。
場所は新宿。クラリネットを始めていなければ絶対に入ることのない場所、楽器店……!
さて前述の通り、クラリネットはマッピ(マウスピース)、バレル、本体、ベルの4つのパーツから主に構成されていますが、実はこれベイブレードみたいにカスタマイズができます。
とうぜん、カスタマイズを変えると音も変わります。
さらに、マッピに取り付けるリードにも、薄さとブランドで違いが出ます。
そしてリードを固定するリガチャーも、素材と締め方で違いがあります。
うまい人や本格的なオケで活動する人は、たくさんのパーツを持っておいて「こういう曲にはこの部品」みたいなプリセットを何パターンか作っておくそうです。すごい世界だ。
そして、なにより大事なのはリードです。
こちら10枚入りで4,500円くらい。口に咥えるものなので当然消耗品です。消耗品なのですが、なんとこのパーツ、いわゆる個体差があります。
たとえば、「最初はいい音が出るけどすぐにダメになっちゃうリード」とか、「ぜんぜん音が出ないのに使い込んでたら良くなってきたリード」とか、「これはダメだ……なリード」とか……
楽器店の方に聞いたところ、10枚入りのリードのうち実用に耐えうるものはだいたい1〜2枚しかないとか。リード楽器奏者の間ではこれをガチャ(リードガチャ)と呼んでいます。ガチャにしたって渋すぎる。
吹奏楽部の子達は、一度10枚全部開封して試奏し、「これは本番用!」「これは練習用!」みたいに選り分けるんだそうです。
10枚で4,500円と言いましたが、実際の単価はそれどころではありません。リード楽器をやるには、ランニングコストも必要なのです。
私は買ったばかりということもあり、今のところリード以外は初期装備でずっと頑張っていますが、ゆくゆくはリガチャーくらい変えてもいいのかな〜と思っています。
さて、楽器店についてきたついでに、波璃さんの勧めで「木製のクラリネット」を試奏してみることに。
手に取って感じたことはまず重い。樹脂のクラリネットも最初持った時はずいぶん重く感じましたが、木はそれどころではありません。
そして音が出しにくい。というか樹脂管がすんなり出しやすすぎるのでしょう。なんというか、息を吹き込んだ時の抵抗感が段違いです。そのぶん、実際になる音は堅い管によく響きます。
ついでに私の樹脂管を波璃さんにも吹いてもらいましたが、「音がビャンビャンする」とのこと。私も実際に吹き比べてみて、そのなんたるかがよくわかりました。やっぱり軽い分、音が響き過ぎてしまう感じがします。
いずれは木製のクラリネットを買うこともあるのでしょうか……ちなみにお値段は樹脂管の比ではありません……中には3桁万円のものも。落としたらどうしようと気が気ではありませんでした。
みなさんは楽器を始めたいと思ったら、気軽に楽器店へ足を運び、試奏をさせてもらうと良いでしょう。事前に電話か何かで予約をしておくのが吉です。
波璃さんもマッピを選ぶのに何種類も吹き比べていました。安い買い物ではないからこそ、しっかり吟味し、慎重に選ぶのが大切です。私のように、触ったこともない楽器をいきなり買うのはマジでバカですので、真似しないでね。
はじめてのメンテ
練習をしていたある日、ふと違和感が。なんかキイが変……?
確認してみると、左手の親指でおさえるこのレジスターキイ下のリングの戻りが悪い。押したまま戻ってこないことがあります。このキイはオクターブ上の音を出すために必要で、押しっぱなしにすることが多い部分です。
これは……クラリネットをこわしちゃったのか……?
ちょうど買って半年だったのもあり、私は家のすぐ近くの楽器店にメンテナンスを申し込むことに。ちょうど最寄りの駅ビルに島村楽器店が入っていたのでそこに持ち込みました。
このクラリネットを買ったのも、店舗は別ですが、島村楽器の系列だったので、持ち込んでみました。
一度楽器を預けて、後日リペア担当の方に見ていただいたところ、オイルが少なくなっていたせいとのこと。少しの調整で元通りになりました。
楽器は高い買い物、かつ繊細ですぐ壊れます。少しでも違和感を感じたら、すぐにプロに見てもらいましょう。
もちろん日頃の手入れも欠かさずに。練習後はちゃんと管の中にたまった水を拭き取って、キイについた指の脂を拭いましょう。
楽器を始めて変わったこと
さて、今に至るまでクラリネットの練習を続けてきましたが、クラリネットを始めて変わったことがいくつかあります。
朝寝坊しなくなった
これは私の練習時間が朝の9時からだからという事情もありますが、朝寝坊しにくくなりました。
今まで休みの日は11時くらいまで爆睡してることが多かったのですが、早く起きて練習に行くというサイクルを繰り返しているうちに平日もすぐ起きられるようになりました。健康なのはよいことだ。
木管の音に敏感に
アニメや映画を見ていて、サントラを聴いていると「お、木管の音……」と気がつくように。今まで何気なく聴いていた曲に新しい発見が加わりました。
スタァライト(特に劇場版)のサントラなんか聴いてて楽しいですよ。
舞台創造科には楽器やってた人が多い
スタァライトのアドカレなので、ここでようやくそれらしい話です。舞台創造科オーケストラなんてグループができるくらいなので、経験者がとても多く、そしてみんな優しいです。
Xのスペースで練習している時も、ときどき色んな舞台創造科の方々が覗きにきてくれて、「そこ音が違います!」「ちょっとピッチ低いかもです!」とか教えてくれます。
正直ほんとうに助かってます。というかスペース越しでもアドバイスができるみなさんは一体何者……?
特に音もまともに出せない初期のころは、皆様のアドバイスに何度も救われました。
「わかります!そこむずいですよねー」という共感と、それを乗り越えたからこその的確なアドバイス、とてもありがたいです。
やっぱりスタァライトが刺さる人は、「何かを作っていた人」や「何かに熱中していた人」が多いんでしょうか。
ふと聴いたクラリネット曲のむずさに慄く
オーケストラやクラリネットのソロ曲などを聴くことが増えたこともそうですが、実際に聴いてみて「こんな音をどうやって……?」と驚愕することが増えました。むずすぎんだろ……みたいな。
実際やってみたからこそわかる難易度ってあります。「ラプソディ・イン・ブルー」の冒頭とかどうやってんのこれ。
なんにせよ言えることは、「新しいことを始めたら、世界が広くなった」ということです。わからないことや気付いていなかったことにも気がつくように。もしも楽器をやっていなかったら、クラリネットの名曲たちを聴くこともなかったし、何気なく聴いている日常にクラリネットを見つけることもできなかったでしょう。
楽器を始めると人生が豊かになります。
これからの目標
そんな感じで、現在進行形で練習を続けている私ですが……やはり楽器をやるからには、あるでしょう? 演りたい曲が。舞台少女に立ちたい舞台があるように……
もちろん、あります。
私が今後吹けるようになりたいな、という大目標は、今のところ下記の通りです。
①「クラリネット・ポルカ」
誰もが聴いたことのあるこのメロディ、実は「クラリネット・ポルカ」といいます。クラリネットのための曲ですね。
これはとにかく指と舌が忙しい。音をなぞるのは簡単ですが、このスピードまで上げていくのは至難の業です。
これができたら、初心者脱出かな? と勝手に予想して、第一関門にしてます。
②「リズと青い鳥 第三楽章『愛ゆえの決断』」
『響け!ユーフォニアム』のスピンオフ映画『リズと青い鳥』でメインで扱われている曲です。オーボエとフルートのソロの掛け合いが特徴的な曲なのですが、私がやりたいのはオーボエパート。
実は私はこの映画が大好きでして、楽器を始めるならオーボエがいいな……それで『愛ゆえの決断』吹けたらいいな……と本気で思うくらいには好きな曲なのです。ただ、オーボエはクラリネットの比ではないほど難しいらしいこと、また比ではないほど高価なことから断念いたしました。安くても数十万する。
でも、クラリネットでオーボエのパートを吹いてもいいじゃない! 実際映画の中でも、トランペットとユーフォニアムで掛け合いをしてみる場面があります。楽譜を見るとなんかいけそうな感じ……できるかなぁ。
ちなみに、『響け!ユーフォニアム』関連の楽曲は、「ぷりんと楽譜」を始めネットで購入ができます。
私もオーボエパートの楽譜を買いましたが、実はここで「読み替え」という一手間が必要です。
クラリネットは「B♭管」といって、ドがドじゃないんです(?)。
クラリネットの「ド」は、ピアノの鍵盤で言うと「シ♭」。なのでピアノ用の楽譜をクラリネットでやるとしたら、音程を少しずつずらさなくてはいけません。これを楽譜の読み替えと言います。
オーボエは「C管」。ドがド(C)の楽器です。なんだか頭が痛くなってきますね。なのでオーボエ用の楽譜をクラリネットでやろうと思ったら、この読み替えをしなくてはなりません。
でもね……これいい曲なんですよ……木管で吹けたらかっこいいじゃないですか……
③『星の少女、月に少女』
ここで意外なチョイスと思われるかもしれませんが、舞台創造科にはお馴染みのこちらの曲、意外と木管に合うんじゃないかなと感じています。
というのもつい先週行われたライブ「Starry Horizon」で、グッズ付きチケットの特典としてメドレーで披露された楽曲のバンドスコアが配られましたよね!
つまり公式から供給された楽譜がある! メロディーラインもちゃんと書かれているので、あとはこれを読み替えれば吹けるんです。
これまで、イベントのグッズで配布される楽譜やスコアは、私にとっては記念グッズ以上の意味のないものでした。オケコンとかやるし、スコアね……でも、楽譜があっても実際に演奏するわけじゃないしな〜? あってもなあ……って。だが……今は違う!(ギュッ
楽譜を配ってもらえたなら、演奏してみるしかないじゃない。クラリネット四重奏くらいやってもいいなって勝手に思ってます。
同じバンドメドレー曲でクラリネットで吹くなら、「Fancy you」や「Rose poems」もいいかもなぁ……他の楽器とも合わせたりできるかなぁ……わくわく。
④「ラプソディ・イン・ブルー」
先ほどもちらりと出てきたタイトル。ドラマ『のだめカンタービレ』のエンディングとしても有名なあの曲です……といって伝わる人は果たしてどのくらいいるのだろうか。タイトルにもある通り私は今年30歳です。
タイトルの「ブルー」は憂鬱とか悲しいってことじゃなくて「ジャズ風の」って意味らしいです。その最大の特徴がイントロで用いられている「グリッサンド奏法」というテクニック。
音が1音ずつ上がっていくのですが、なめらかに滑るように上がっていくこの奏法。実際真似してみようと思ったらマジでどうやってるのか謎。どうやってるのこれ。
舞台創造科さぼてんぐさんに「この曲を目標にしてはいかがでしょうか!」と言われていたのをついこの間思い出したので、これもランキング入りです。
まずは謙虚にこの辺で。
もっともっと上達しまくったら、モーツァルトのクラリネット協奏曲とかやってみたいですが、それはまだまだ先の話になるでしょう。
大人になっていきなり楽器を始めるということ
吹奏楽部経験者の失敗談としてよく聞かれるのが、「いきなり難しい曲や課題曲の練習ばかりで、基礎練習や簡単な練習をあまりしなかった」ということ。
まあ、部活でやるということは当然、そういうこともあるでしょう。いきなり課題曲があって、目指すべきコンクールがあって、そこに向かって練習しないといけない。中には入部して初めて楽器触るって人もいるだろうに、基礎練だけでこんなに大変なのにいつどうやって練習してるの!? って私は思っていました。実際できてない人も多かったらしい。
今の私はある意味、現役の吹奏楽部よりも丁寧にしつこく基礎練ができているのはいいことなのでしょう。基礎練楽しいし。できなくても怒られないし、できるまで自分のペースで取り組めるし。私はこっちのが合ってます。部活でやってたら「俺よりできるやついっぱいおるんだからそいつにやらせろよ……」ってくさくさしてそう。私ってそういうやつです。
あと、部活だと「やりたい楽器ができるとは限らない」というのもありますね。予算や保管の手間は加味しないとですが、好きな楽器を好きな時にできるのもまたいいところかもしれません。
ですが、ひとりでずっと練習をしていても、それでずーっと続けることができる人は少ないと思います。何事にも目的というものがないと長続きしないものです。
私の場合は舞台創造科の方々がめちゃくちゃアドバイスしてくれたので、一番最初、一番つまずきまくったところで折れずに続けることができました。できないことがずっとできないと続ける意味がなくなりそうなもんですが、そこで「できないまま」で終わらなかったのは本当に幸運でした。
スタァライトのアドカレにこのことを書こうと思ったのはつまりこれが言いたいからです。舞台創造科はやさしい。スタァライトを追いかけ、舞台創造科と一緒にいろんなことを体験していると、いつまでも若くいられるような気がします。
王生らてぃのクラリネットっぽいところ
さて、まる一年クラリネットと共に歩んできて、改めて振り返ってみましょう。
らてぃさんってほんとクラリネットっぽいよね!
— しょる🍅 (@StLtDDD) January 8, 2025
(根拠はありませんが執筆される文章とクラの音色のイメージが合う)
王生らてぃはクラリネットっぽい。
私のどこがクラリネットっぽいのか!?
自己分析してみた結果はこうだ!
繊細なクラリネットのように、ちゃんと手入れしないと音が出ないところ。
気合いを入れないと出ないシの音のように、「やるぞーッッ!」と気合いを入れないと何もできないところ。
リードを定期的に買わないといけない散財がちなところ。
気温や湿度、その日の体調やリードの相性で音色が変わるように環境に左右される気分屋なところ。
特に2.ですね。
1年練習してきても、まだシの音はお腹に力を入れてん゛っ!(※穂波氷雨!?)と気合いを入れないとうまく出ません。やるぞ! って気分にならないと何もできないところは私そっくりです。
じゃあどうするか? 気合いを入れるスイッチを自分で入れられるようになるといいのです。
1年経って、シの音が出ない時には「今のは息が足りない」「今のは指がよくない」と原因がわかるようになり、その原因を改善して演奏に反映することができるようになりました。日常生活もまた同じなのである。
それと4.も。もともと気圧や気温の変化に弱い体質なのですが30歳になってから特に顕著な気がする。クラリネットと同じように自分の体を労わりたい。
まとめ 音を出す道具は「『楽』器」
1年間クラリネットをやってみて、舞台創造科のみなさんのやさしさとクリエイティビティへの驚きを感じるばかりでした。
人生で、なにかひとつくらい、楽器ができるとカッコいいよなー、とずっと思ってはいたのですが、まさかクラリネットになるとは。しょるさんを始め、舞台創造科の皆さんがいなかったらここまではできなかったと思います。
おかげでずっと続いてます。これからも続けるつもりです。
新しいことにチャレンジすること、それってかなりスタァライトですよね?
よく劇場版スタァライトのことを転職推奨映画とか言われたりしますが、スタァライトに魅せられる舞台創造科はやっぱり「演る側」「作る側」の人が多い気がします。表も裏も問わず、何かを生み出すことが好き、創作したいという気持ちが強い人が。
風が吹けば桶屋が儲かる的にものすごく極端に言えば、スタァライトに出会っていなければ、私はクラリネットを始めようとも思ってもいなかったといえます。スタァライトに出会ったから、一度はやめたけどまた戯曲を書こうと思ったし、映画もたくさん見るようになったし、明らかに人生がアクティブになってます。楽器もそのひとつ。
音楽を奏でるための道具を、「音器」じゃなくて「楽器」と呼びます。音の要素ないじゃん。つまりきれいで上手な音を出すよりも、楽しんだ方が良いということです。みなさまも、楽器を始めようと思ったら、ぜひ迷わずに挑戦してみるのがいいと思います。楽しいよ。
でも私みたいに触ったこともない楽器を2桁万円出していきなり買うなんてのはバカすぎるのでやめようね! いろいろ試して、自分の本当にやりたいものをじっくり吟味しましょう。もちろん勢いで始めてもよし!
長くなってしまいましたが、今年1年について振り返ってまいりました。新しいことにチャレンジしまくる、そんな30代のスタートでしたね。
私の大学の恩師の言葉に、「人間に起こるあらゆる変化は、25歳までは『成長』と呼び、それ以降は『老化』と呼ぶ」というのがあります。
その言葉の通り、日々の生活でもふとした瞬間に体力の衰えを感じる今日この頃。現状維持のためには、上向きに針路を取らなくてはなりません。今から上に行こうとしたら、もっともっと上を目指してようやくです。しんどいですね、人生って……
しかしスタァライトにはこんな言葉があります。
「舞台少女は日々進化中」
「列車は必ず次の駅へ、舞台少女は次の舞台へ」
私も次の駅へ、次の舞台へ、まだまだ生きてやるぞ。ありがとう舞台創造科のみなさん、ありがとうスタァライト。王生らてぃでした。
よろしければ、ここまでの文章で「クラリネットっぽい」ところを探してコメントしてください!


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