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日本独自の美の感覚が育んだ「変わり葉ゼラニウム」
その昔、愛好家の視線を一身に浴び、その後、歴史の表舞台から姿を消した植物があります。名前は...
ゼラニウム(ゼラニューム)Pelargonium Zonal Group
科名:フウロソウ科
属名:テンジクアオイ属(ペラルゴニウム属)
現在のペラルゴニウム属に分類される以前は、リンネによってゲラニウム属(Geranium)に分類されていたことから、その名残で今も「ゼラニウム」と呼ばれています。
南アフリカ・ケープ地方原産のペラルゴニウム・ゾナレ(Pelargonium zonale)とペラルゴニウム・インクイナンス(P. inquinans)を主な親とし、これにほか数種が交雑されてつくり出されました。やや多肉質の茎をもち、乾燥には強い反面、過湿には弱い性質をもっています。
四季咲き性で、温度が適していれば一年中開花します。花は一重咲きから八重咲きまであり、星形やカップ状の小花がボール状に多数集まって、長い花茎の先端につきます。また、葉に白や黄色の斑が入る品種やモミジに似た葉をもつ品種もあり、コンテナやガーデンで彩りを添えます。
流通する多くはF1品種で3~4号ポットで販売され、小柄な草姿で花つきがよいので、コンテナ寄せ植えやガーデンに利用されます。また、4~6号鉢で出回る栄養系品種はやや大柄になり、鉢植えで楽しむほか、スタンダード仕立てにできる品種もあり、楽しみ方は多様です。
●関連図鑑
アイビーゼラニウム
センテッドゼラニウム
パンジーゼラニウム
ペラルゴニウム
「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑
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