セツブンソウShibateranthis pinnatifida(Eranthis pinnatifida)
セツブンソウの基本情報
和名:セツブンソウ(節分草)
科名:キンポウゲ科
属名:セツブンソウ属

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セツブンソウとは
特徴
セツブンソウは関東地方以西の主に太平洋側に多く見られ、古くより節分のころに花が咲くのでこの名前があります。
石灰質の土壌を好み、晩秋から冬の間に、地中深くにある黒褐色の塊茎から白い芽を伸ばし始めます。そして、冬の終わりから早春のころに、白い花弁のような萼片を5枚開きます。葉は深く裂けた灰緑色で、晩春には地上部を枯らして休眠します。
ときに大群落を形成し、一面に白い花を咲かせる「春植物」ですが、近年は開発や盗掘のために激減し、各地で保護が始まっています
基本データ
- 園芸分類
- 球根,山野草
- 形態
- 多年草
- 原産地
- 関東地方以西の本州
- 草丈/樹高
- 10~20cm
- 開花期
- 2月~4月上旬
- 花色
- 白
- 栽培難易度(1易しい~5難しい)


- 耐寒性
- 普通
- 耐暑性
- 普通
- 特性・用途
- 落葉性,日陰でも育つ
植物図鑑の項目の見方 >
育て方・栽培方法
*関東地方以西基準
セツブンソウの育て方を見る
種類(原種、品種)
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ヒナマツリソウ
Shibateranthis byunsanensis(E. byunsanensis)
韓国セツブンソウとも呼ばれる近年発表されたもの。全体にセツブンソウよりも大柄で、大輪の萼花弁に黄緑色の蜜弁と青い葯が特徴。
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エランティス・ステラータ
Shibateranthis stellata(Eranthis stellata)
ヒナマツリソウと誤認されるが、「ステラータ」の名のとおり、星形の萼花弁に長く伸びた黄色の蜜弁をもち、葯の色は白に近いので区別できる。球根も薄い茶色。
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エランティス・ヒエマリス
Eranthis hyemalis
キバナセツブンソウの名で多く流通する。地下に大きな褐色の塊茎をもち、萼花弁が5〜6枚で、大輪の光沢のある黄色い花を開く。ヨーロッパアルプスに分布。
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エランティス・シリシカ
Eranthis cilicica
キバナセツブンソウの名で流通する。ギリシャ、シリアなどの山岳部に分布し、エランティス・ヒエマリスに似て花は丸みがあり、全体にがっしりしたイメージがある。
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エランティス×ツベルゲニー
Eranthis × tubergenii
キバナセツブンソウとして流通し、最近は多く見られる。エランティス・ヒエマリスとエランティス・シリシカの交配種。
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エランティス・ロンギスティピタータ
Eranthis longistipitata
中央アジアの山岳地の乾いた石灰岩帯に生えるキバナセツブンソウ。細く繊細に切れ込んだ破れ傘のような葉が特徴的。
「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑
執筆:富澤正美(とみざわ・まさみ)
山野草専門の生産農園、アルペンガーデンやまくさの園主。国内外の多岐にわたる山野草を扱い、世界各地の希少な品種も栽培している。雪割草、キキョウ、ギボウシ、イカリソウなど、交配に力を注ぐ植物も多い。
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