エンゲル係数「28・6%」、44年ぶり高水準…価格上昇や外食利用増で「食費」の割合高まる
総務省が6日発表した2025年の家計調査で、1世帯(2人以上)あたりの消費支出の月額平均は31万4001円となり、物価変動の影響を除いた実質で前年比0・9%増加した。価格高騰が続いた食料への支出は減った一方、自動車や旅行などへの支出が増えたことで、3年ぶりの増加になった。 【表】一目でわかる…「消費税減税」を海外メディアが批判する理由
項目別では、10項目のうち6項目が実質で増加した。自動車購入費を含む「交通・通信」は6・7%増だった。24年に認証不正による販売減が起きたことの反動で、自動車の購入が増えた。また、大阪・関西万博の開催で、鉄道や航空便の利用が増えたことも押し上げにつながったとみられる。
猛暑が続いてエアコンの使用が増えたことで「光熱・水道」は2・5%増となったほか、複数の映画のヒットなどで「教養娯楽」も3・7%増となった。
一方、値上げの動きが相次いだ「食料」は1・2%減で、6年連続の減少となった。このうち、コメは、体感に近い名目での支出が前年の1・6倍だったが、価格高騰の影響で購入量が減り、実質では6・1%減となった。
同時に発表された25年12月の消費支出は35万1522円だった。実質で前年同月比2・6%減となり、2か月ぶりのマイナスだった。