忙しい経営者のための「ミニマムX運用」ロードマップ
株式会社DIL COOの川岸です。
現在、広告費ゼロで毎月20〜30件の新規契約や、12名の採用が“毎日のX発信”で生まれる状態になっています。
これだけ聞くと「フォロワー数がすごいからでしょ?」と思われるかもしれませんが…
弊社のX顧問サービスのクライアントのほうでも「Xからのお問い合わせで年間契約になった」「広告予算を減らせた」というリアルな声を日常的に聞くようになりました。
やっとやっっと「経営者 × X」のコスパの良さが世に伝わってきたなと感じています。
とはいえ、かつての私も毎月数千枚のチラシを刷ってはポスティングし、それでも鳴らない電話を前に胃を痛めていたし、ホームページの質が集客力を決めると思っていたごく普通のアナログな経営者でした…
そんな私が、もし今の知識を持ったままあの当時の「金なし・時間なし・知名度なし」の状態に戻れるとしたら、どうするか?
間違いなく「AIとの壁打ち」を使って、最短ルートでX運用を設計します。
経営者の脳内にある経験や直感を、AIに整理させ、勝てる運用ロードマップを敷かせる。
「Xのコンセプトを練ったり、ターゲットを絞ったり…そんな面倒なことを考える時間はない」
「いざ始めようとしても、何を軸にすればいいかわからず結局アカウントだけ作って放置している」
このような経営者に向けて、本記事では、成否の9割を決める「勝てるアカウントの設計図」を、AIを使って15〜30分で完成させる“ミニマム運用”の全手順を公開していこうかと思います…
経営者は「投稿」よりも「設計」で躓くと終わり
多くの経営者がX運用で失敗するのは「なんとなく」始めてしまうからです。
「とりあえずランチの写真を載せておこう」
「業界のニュースをシェアしておこう」
これでは誰の心にも刺さらず、当然ビジネスには繋がりません。
X運用において最も重要なのは「バズること」でも「有益な情報を垂れ流すこと」でもなく「信頼のインフラ化」です。
◾️ 「拡散」ではなく「第一想起」を狙え
経営者がXで目指すべきゴールは、顧客が困った瞬間に1番最初にあなたの顔が浮かぶ状態を作ることです。
「Web会議といえば?」→ Zoom
「牛丼といえば?」→ 吉野家
「経営者のX集客といえば?」→ 川岸
この「脳内検索1位」の席に座ることさえできれば、無理な売り込みをしなくても、向こうから「あなたにお願いしたい」と相談が来るようになります 。
この状態を作るために必要なのは、面白い投稿をすることではなく「あなたが何者で、どんなスタンス(価値観)を持っているか」を明確に定義し、それを一貫して伝え続けることです。
しかし、自分のことは自分が最もわからないもの。
「自分の強みは何?」
「どんなスタンスが刺さる?」
これを1人でうんうん唸って考えていても、時間は過ぎるばかりで答えは出ません。
こんな時はまさに「AIの出番」で、AIは経営者のカオスな脳内を整理し、客観的な「強み」を採掘してくれる、優秀な壁打ち相手すぎる。
もしも「アナログ経営者川岸くん」に戻るなら…15〜30分使って以下の“4ステップ”で「アカウント設計のイメージ」から固めると思います。
STEP 1/ 強みの発掘
アカウント設計の第一歩は「誰に」「何を」届けるかを決めることです。
ここで陥りがちな罠が、綺麗な「経歴書」を作ってしまうこと。
「〇〇株式会社代表。〇〇賞受賞。業界歴〇年。」
素晴らしい実績ですが、人の心が動くのはその裏にある「Why(なぜやるのか)」や「苦悩(ストーリー)」に触れた時だったりします。
つまり「刺さるコンセプト」に変換する必要があります。
◾️ コンセプト設計のためのAI活用法
以下のプロンプトを、ChatGPTやGeminiに入力してみてください。
ポイントは、あなたの「現在」だけでなく「過去の失敗」や「痛点」を正直に入力することです。
▼【壁打ちプロンプト:コンセプト設計】
あなたはプロのSNSマーケターであり、ブランディングの専門家です。以下の私の経歴/事業内容や過去の大きな失敗/苦労/原体験を元に、ビジネスにつながるXのアカウントコンセプトを設計してください。
【要件】
ターゲット設定:
私の経験が最も刺さり、救いになるであろう「悩みを持つ経営者・ビジネスマン」の像を具体的に定義してください。(年齢、職種だけでなく、どんな夜を過ごし、どんな不安を抱えているかまで描写してください)
ポジショニングの提案:
単なる「業界の専門家」ではなく「〇〇な経験を持ち、〇〇な価値観で語る人」という、人間味と独自性のあるポジションを3案提案してください。
第一想起の定義:
ターゲットが何に困った時に、私の顔を真っ先に思い浮かべるべきか(例:「採用のミスマッチに困ったら〇〇さん」)を言語化してください。
【私の情報】現在の事業:
(例:工務店の経営、SaaSの営業代行など)
主な実績:
(例:創業10年、顧客数〇〇社など)
過去の失敗/苦労:
(例:創業期に資金ショートしかけた、信じていた社員に裏切られた、広告費をかけても集客ゼロだった、など泥臭い話を具体的に)
仕事で大切にしていること:
(例:嘘をつかない、泥臭くやる、など)
◾️ なぜこのプロンプトが効くのか?
「過去の失敗/苦労」を含めている点です。
私は常々、成功体験よりも「痛点(失敗体験)」を主軸に置くべきだとお伝えしていますが…
「すごい人」は世の中に溢れていますが「自分と同じ苦しみを乗り越えた人」は唯一無二の存在になります。
AIにあなたの痛点を分析させることで「この人は、私の痛みをわかってくれる」とターゲットに感じさせる、共感性の高いコンセプトが生まれます。
これはシンプルですが物凄く大事なポイントです。
ちなみに、痛点を主軸としたX発信戦略はかなり有効で…「改行形式の投稿」と併せるとしっかり伸びるアカウントに育てていけます。↓
STEP 2/ スタンスの明確化
コンセプトが決まったら、次は「スタンス」を決めます。
これは、X運用において最も重要かつ、多くの経営者が怖がって避ける部分です。
「嫌われたくない」「炎上したくない」という心理から、当たり障りのない「いい人」の投稿ばかりしてしまう。しかし「誰にでも好かれようとする八方美人」は、誰からも信頼されません。
採用においても集客においても、重要なのは「好きの数」ではなく「嫌いの明確さ」です。
「うちはこういう人は合わない」
「こういう仕事はしない」
この線引きを明確にすることで、価値観の合う人だけが強烈に引き寄せられ、合わない人は勝手に離れていきます。
これこそが、採用コストゼロでミスマッチのない組織を作ったり、商談前に信頼関係が構築できている状態を作る秘訣です。
◾️ スタンスを言語化するAI活用
自分の中にある「違和感」や「譲れない美学」を、AIに鋭い言葉に変換してもらいましょう。
▼【壁打ちプロンプト:スタンス抽出】
設計したコンセプトを元に、私のアカウントで掲げるべき「経営スタンス」を言語化してください。「万人受け」は狙わずに、価値観の合う人だけを集める強力なフィルターを作りたいです。
【要件】
対立構造の作成:
業界の常識や世間の風潮(A)に対して、私が掲げる独自の正解(B)を対比させる形で「A vs B」の構造を3つ作ってください。(例:スキル重視で採用する(A) vs 愛嬌と挨拶ができなければエースでも不採用にする(B))
根拠(Why)の言語化:
なぜ私がそのスタンス(B)を取るに至ったのか、私の原体験と紐付けて説得力のあるコンテキストを構成してください。
嫌われる勇気:
読み手の一部(ターゲット外)からは反発されるかもしれないが、ターゲット層からは熱狂的に支持されるような、業界/世間で感じている違和感を少しエッジの効いた表現にしてください。(例:最近の若手はコスパばかり気にする、同業他社は売上至上主義でお客さんを見ていない、キラキラした起業家への違和感、など本音を入力)
◾️ AIの答えを「自分の言葉」にする
AIが出してきた「対立構造」を見ると、ハッとするはずです。
「確かに、俺が言いたかったのはこれだ」という発見こそが、あなたのアカウントの「核」になる。
この核がある投稿は、たとえ文章が拙くても、読み手の心を深く刺します。
AIを使い、あなたの直感を論理的なスタンスへと昇華させてください 。
ここは丁寧に、言語化がビシッといくまでAIと壁打ちするといいかもしれません。
実は、X発信だけで「2ヶ月に1人ペース」で優秀な人材の採用ができている最大の秘密は、このスタンスの設計にあると思っています。↓
STEP 3/ 投稿テーマの選定
「コンセプト」と「スタンス」が見えてきたら、次は具体的な「投稿テーマの選定」です。
ここでも多くの人が「有益なノウハウを書かなければ」と思い込み、ネタ切れを起こします。
しかし、経営者のX運用において、ノウハウはコンテンツの一部に過ぎなくて、本当に信頼を得るために必要なのは「透明性」と「解像度」です。
結果だけでなくプロセスを、成功だけでなく試行錯誤を、綺麗事だけでなく不都合な真実をオープンにする。
人間味や一貫性が可視化されていない投稿は、AIが生成できる今の時代、ただの時間泥棒でしかありません。
投稿テーマを「広げる(認知)」と「絞る(信頼)」の2軸で用意し、AIに整理させましょう。
▼【壁打ちプロンプト:テーマ分類】
Xアカウント運用における「投稿テーマ」の柱を5つ設計してください。単なるノウハウ解説に終始せず、私の「人柄」「思考プロセス」「人間味」が伝わる構成にしてください。
【要件】
「広げる」テーマ(認知獲得・潜在層向け):
業界の知見やビジネスの気づきなど、多くの人に役立つテーマを2つ。
「絞る」テーマ(信頼構築・顕在層向け):
私のスタンス、独自の美学、過去の失敗談など、コアなファンを作るためのテーマを3つ。
具体例:
それぞれのテーマについて、具体的な「投稿ネタのタイトル案」を2つずつ挙げてください。
◾️ テーマの方向性ヒント
・過去の失敗談とそこからの教訓
・日々の経営判断の裏側
・採用したい人材像、したくない人材像
・業界の「あるある」に対する私の見解
これで「今日は何を書こう…」と悩む時間がなくなる。
「今日はテーマA(失敗談)の日だ」と決まっていれば、脳のメモリを使わずにアウトプットが可能になります。
ここ2年ほどX顧問サービスで、300社近くの経営者と関わってきましたが、彼らの発信はとにかく狭くて…この表層ニーズの視点をもつとフォロワーや投稿も伸びるバランスの良い経営者アカウントになっていけます。↓
STEP 4/ 運用スケジューリング
最後に、X運用を継続するためのスケジューリングです。
X運用は短距離走ではなく長く続くマラソンであり、インフラ工事です。
「毎日3投稿するぞ!」と意気込んで3日で辞めるよりも「1日1投稿」を淡々と続ける方が、遥かに価値が高い。
信頼とは接触頻度の積み重ねであり、単純接触効果によって「見慣れ」を作ることが第一歩です。
まずは、21日間続けてみる。
AIに、ライフスタイルに合わせた無理のないカレンダーを考えてもらいましょう。
▼【壁打ちプロンプト:運用計画】
私は非常に多忙な経営者です。本業に支障を出さず、X運用を「継続」することを最優先にした、最初の3週間の運用カレンダーを作成してください。
【要件】
頻度:
「1日1投稿」を基本とします。所要時間は1日15分程度。
ローテーション:
STEP3で決めた「投稿テーマ」を、バランスよく配置してください。(例:月曜はマインド、水曜は失敗談など、曜日ごとのルーティン化)
サボり防止策:
忙しい時に心が折れないための「予備日」の設定や、投稿作成を楽にするための「具体的なアクションプラン(例:朝の移動中にメモするなど)」を提案してください。
これで、明日からやるべきことが明確な「あなた専用の投稿カレンダー」が手に入ります。
ちなみに、“企業秘密”ですが…X顧問の裏側ではターゲット/訴求のローテーション化を行っていて、それにより迷わず/ブレのないX運用が成し得ています。(マニアックすぎますが笑)
「デジタル名刺」への転換
ここまで設計できれば、あとはプロフィールを整えるだけです。
チラシや名刺交換の後に「HPを見てください」と言っていましたが…HPは更新頻度の低い「止まった情報」ですが、Xはあなたの「今」が動いている「生きた情報」。
AIと壁打ちして作ったコンセプトとスタンスを元に、プロフィール文と固定ポスト(プロフィールの直下に固定される投稿)を作成してください。
これらを整えることで、24時間365日、あなたの代わりに自己紹介し、想いを語り、価値観の合う人だけをスクリーニングしてくれる「最強のデジタル名刺(LP)」に生まれ変わる。
「AIに頼るなんて、魂がこもっていないのでは?」
と思う方もいるかもしれませんが、ここまで読んでいただければわかる通り、AIに提供している素材(経歴/失敗/感情/違和感)は、紛れもなく「あなた自身」の人生そのもの。
AIが行っているのは、あなたの頭の中にある「カオスな情熱」を、他人に伝わりやすい「論理的な構造」に整頓する作業だけです。
これを自力でやろうとして数時間/数日かかってしまうよりも、AIで15分でやってのけて、“運用後の試行錯誤”に時間を注いだほうがよっぽど合理的。
Xは単なるSNSではなく、集客や採用を自動化する「インフラ」になり得ます。
「特殊な業界だから…」
「競合が強すぎて…」
こんな声もよく聞きますが、だからこそX運用で無双できるのです。
特段、X上で完結するのが正でもなく…「会食 × X」で成功されている経営者もたくさんおられます。
そして…今では弊社主催/コラボ開催でビジネス交流会を毎月2〜3回行っていて、素敵な仲間との協業/ご紹介も際限なく広がっています。
発信を“業務”ではなく“習慣”にする。
まずはアカウントを整え、運用方針を決めることからです。
それだけで、あなたのビジネスは「待ちの営業」から「資産型の営業」へと、大きく舵を切ることになるはず。
もし、AIとの壁打ちの結果「もっと具体的な投稿の作り方が知りたい」「実際にどんな投稿が伸びるのか事例を見たい」と思ったら、私のXアカウント(@OnebookofMAG)を覗きに来てください。
それと…
【無料】で経営者/役員/個人事業主向けに壁打ちも実施中です。
目的達成までのロードマップを15分で敷いています。(毎週決まった枠の中でですがご了承ください。)
弊社サービス「RE:WORD(リワード)」とは?
日本一経営者をバズらせたプロライターが監修、月3万円で毎日の投稿作成を代行、190社以上の経営者が集うコミュニティ、会食に参加できる「X顧問」サービスです。
▼弊社の実績
採用コストゼロで12名採用、4ヶ月で決裁者アポ156件獲得、月間インプレッション1,000万回超え、1年で150社以上の契約を獲得。
▼クライアントの実績
・月間100万インプ超えを複数名が毎月達成
・1ヶ月でフォロワー1,000名以上の増加
・地上波やメディア出演、書籍出版のオファー
・求人2名募集に100名以上が説明会参加
・介護、建設、エンタメ、士業など多業界での採用成功
ちなみに、こんな超マニアックな「実践に基づいたXの裏マニュアル」は無料マガジンにしていますので、コチラもぜひ。↓



川岸さん。こんばんは。初めまして。Xから飛んできて読みました。 もの凄く勉強になり、深く共感しました。ありがとうございます。 ただ「投稿して伸ばす」だけではなく、発信の根本となる設計や価値観の整理にAIを有効活用する考え方が本当に新しいと思いました。 特に「自分の強み・スタンス・…