5800のリヤハブのオーバーホールをしました
2018/01/11 Thu. 22:56 [edit]
わざわざ記事にするほどの内容は無いのですが、
お客さんの前で作業したわけではないので
作業前後の状態を撮ってあるものを 後日上げておきますと約束したので
記事にしました。

これはシクロクロス用ということで かつて私が組んだ後輪ですが、
ハブはFH-5800です。
スチール製のフリーボディの外側に 錆びが浮いています。
私は やりませんが、スチール製のスプラインの場合
うっすらとグリスを塗っておくことで 錆びの進行を防ぐことが出来ます。

ハブの回転に濁りは無いものの、グリスが切れている感触があり
それとは別にホイールを振るとシャンシャンと音がします。

鋼球に傷はありませんでした。


スプロケットの汚れがヤバかったです。
チェーンに押された油泥団子が 歯の間に詰まっていました。

フリーボディを外しました。

フリーボディ内側に付いているラバーシールを めくり取りました。

小さい鋼球がバラ玉で並んでいますが、
もう一玉 入りそうで入らないすき間が一箇所あり(画像の部分)、
ここのグリスが切れるとリヤハブ(または後輪)を振ると
シャンシャンと音がするようになります。これは異常や瑕疵ではありません。
歴史的に見れば この手のシマノ式フリーボディは
「ボスフリーギヤのギヤ無し状態」であり、
そこに歯の部分のみのパーツである
カセットスプロケットを取り付けることになりますが、
ボスフリーと同様 適度な固さのオイルを差してやることで
音や錆びを抑えることは可能です。
シマノからフリーハブグリスというのが出ていますが、
あれは シマノ式フリーボディに差すものではなく
爪がラチェットの山に対して起きる ラチェット&ポール式のリヤハブに使うもので、
7800系デュラエースと M800系セイントのリヤハブが それに相当します。
最近いただいたコメントにありましたが
WH-6600(完組みホイール)のリヤハブ部分も、7800と同じ形式です。
が、FH-6600(コンポーネントのリヤハブ)は
シマノ式フリーボディになっています。
セイントの現行グレードのM820系も シマノ式フリーボディになっているので
現状 フリーハブグリスの出番は ほぼ無くなっていますが、
DTがスターラチェット用にピンク色のペースト状の専用グリスを出しているように
ハブメーカーがラチェット&ポール用のグリスを出している・・・という例は
ほとんど無い(※)ので、シマノのフリーハブグリスを
シマノハブ以外で使ってみるのもいいかもしれません。
※マヴィックのフリーボディ専用オイルくらい
シマノのフリーハブグリスは、液体ヘリウムの超流動とは理屈が違いますが
フタのねじ山のすき間が大きいと思われる 旧型のグリス容器の場合
グリスが表面を伝って容器の外側を薄く覆う性質がありましたが、
現行の容器では ましになったようです。

↑フリー側のワンです。ボールレースに傷はありません。
ワンに2ヵ所ある切り欠きは
メーカー内でのフリーボディの組み立てに必要なものだと思われますが、
ここからフリーボディを空転させると
切り欠きの部分までは回らずに その外側だけが回ります。
その間のすきまは 先ほどの小さい鋼球のバラ玉並びのほうに繋がっているので、
フリーボディを外さずに注油する場合は こちら側のすきまからオイルを差します。

反フリー側のワンです。こちらにも傷はありません。

洗浄してグリスアップして組み立てました。


スプロケットも洗浄しました。
おまけ

これは また別件でのシマノ式フリーボディですが、
XTの完組みホイールに付いていたものです。
走行中に突然 固定ギヤの様になったので
帰ってからスプロケットを外したところ
スプラインが ばくはつしていたそうですが、
シマノに言っても交換してもらえなかったので
お客さん負担で修理したときの外し品です。

ここが

取れます。
クラックで広がったすき間に鋼球が詰まり 固定ギヤ状態になったようです。


ここにポール(爪)が内蔵されていました。
噛んでいた鋼球を除いたので 押すとパチパチ動きます。

フリーボディ内側から。ポールが噛むラチェットの山です。
以上、記事としてのバリューが薄いところに
前々から書こうと思っていた話をぶち込んで
無理やり記事にしてみました。
お客さんの前で作業したわけではないので
作業前後の状態を撮ってあるものを 後日上げておきますと約束したので
記事にしました。
これはシクロクロス用ということで かつて私が組んだ後輪ですが、
ハブはFH-5800です。
スチール製のフリーボディの外側に 錆びが浮いています。
私は やりませんが、スチール製のスプラインの場合
うっすらとグリスを塗っておくことで 錆びの進行を防ぐことが出来ます。
ハブの回転に濁りは無いものの、グリスが切れている感触があり
それとは別にホイールを振るとシャンシャンと音がします。
鋼球に傷はありませんでした。
スプロケットの汚れがヤバかったです。
チェーンに押された油泥団子が 歯の間に詰まっていました。
フリーボディを外しました。
フリーボディ内側に付いているラバーシールを めくり取りました。
小さい鋼球がバラ玉で並んでいますが、
もう一玉 入りそうで入らないすき間が一箇所あり(画像の部分)、
ここのグリスが切れるとリヤハブ(または後輪)を振ると
シャンシャンと音がするようになります。これは異常や瑕疵ではありません。
歴史的に見れば この手のシマノ式フリーボディは
「ボスフリーギヤのギヤ無し状態」であり、
そこに歯の部分のみのパーツである
カセットスプロケットを取り付けることになりますが、
ボスフリーと同様 適度な固さのオイルを差してやることで
音や錆びを抑えることは可能です。
シマノからフリーハブグリスというのが出ていますが、
あれは シマノ式フリーボディに差すものではなく
爪がラチェットの山に対して起きる ラチェット&ポール式のリヤハブに使うもので、
7800系デュラエースと M800系セイントのリヤハブが それに相当します。
最近いただいたコメントにありましたが
WH-6600(完組みホイール)のリヤハブ部分も、7800と同じ形式です。
が、FH-6600(コンポーネントのリヤハブ)は
シマノ式フリーボディになっています。
セイントの現行グレードのM820系も シマノ式フリーボディになっているので
現状 フリーハブグリスの出番は ほぼ無くなっていますが、
DTがスターラチェット用にピンク色のペースト状の専用グリスを出しているように
ハブメーカーがラチェット&ポール用のグリスを出している・・・という例は
ほとんど無い(※)ので、シマノのフリーハブグリスを
シマノハブ以外で使ってみるのもいいかもしれません。
※マヴィックのフリーボディ専用オイルくらい
シマノのフリーハブグリスは、
フタのねじ山のすき間が大きいと思われる 旧型のグリス容器の場合
グリスが表面を伝って容器の外側を薄く覆う性質がありましたが、
現行の容器では ましになったようです。
↑フリー側のワンです。ボールレースに傷はありません。
ワンに2ヵ所ある切り欠きは
メーカー内でのフリーボディの組み立てに必要なものだと思われますが、
ここからフリーボディを空転させると
切り欠きの部分までは回らずに その外側だけが回ります。
その間のすきまは 先ほどの小さい鋼球のバラ玉並びのほうに繋がっているので、
フリーボディを外さずに注油する場合は こちら側のすきまからオイルを差します。
反フリー側のワンです。こちらにも傷はありません。
洗浄してグリスアップして組み立てました。
スプロケットも洗浄しました。
おまけ
これは また別件でのシマノ式フリーボディですが、
XTの完組みホイールに付いていたものです。
走行中に突然 固定ギヤの様になったので
帰ってからスプロケットを外したところ
スプラインが ばくはつしていたそうですが、
シマノに言っても交換してもらえなかったので
お客さん負担で修理したときの外し品です。
ここが
取れます。
クラックで広がったすき間に鋼球が詰まり 固定ギヤ状態になったようです。
ここにポール(爪)が内蔵されていました。
噛んでいた鋼球を除いたので 押すとパチパチ動きます。
フリーボディ内側から。ポールが噛むラチェットの山です。
以上、記事としてのバリューが薄いところに
前々から書こうと思っていた話をぶち込んで
無理やり記事にしてみました。
category: ホイールの話
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